なぜ人は格闘ゲームをプレイするのか?
そういった根源的な問いに答えるのは容易ではない。
なので今日は、その問いにまつわる話、すなわち格闘ゲームの面白さについて書こうと思う。って大仰な書き出しだなぁ。
結論から言ってしまえば、格闘ゲームの面白さの核は、あらゆる対戦ゲームに通ずる要素だと思う。
その要素とは「読みあい」だ。
相手の行動からその狙いを読み取る。そしてそれに勝てるような選択肢を選ぶ。勝ったときのカタルシス。
もちろん、相手も同じようにこちらの動きを読んでくる。リアルタイムの攻防。
格闘ゲームの読みあいは一瞬の駆け引きが特徴だ。フレーム(1/60秒)の違いが結果を大きく左右する。
かといって反射神経が全てかというと、決してそうではない。位置関係や体力差を考慮した大局的な選択もときに必要となる。ゲージを消費して大技を出すか?あえてゲージを温存するか?判断は自分次第だ。
画面上には様々な状況が起こりうる。この状況では何をすればよいのか?それを考えるのも格ゲーの醍醐味だ。まるで将棋や囲碁の棋士が過去の対局を記録した「棋譜」を読み込むように(この例えは「三月のライオン」を読んでいて思いついた)。
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当然誰もがトッププレイヤーのように上手くなれるわけではない。僕自身ぺーぺーの初級者だ。でも、何にせよ自分の上達を実感できるということ貴重な体験だと思う。
というわけで、これを読んで興味を持った人は、是非格闘ゲームをプレイして欲しい。
個人的な欲望を言えば、ゲーセンでギルティギアをがんがんプレイしてメーカーが続編を発売したくなるようにして欲しい。あるいは北斗の拳を盛り上げてもう一度闘劇の種目に選ばれるようにして欲しい。是非。
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