rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

ストクロ(ストクロ)・ソウルキャリバー5スティック、あるいは2012年のアケステ事情

 相変わらず、自分の中のアケステ好きが止まらない。なぜだろう。よくわからない。
 わからないことは置いておくとして、今日は今年発売される格ゲータイトルの中でスティックの発売が決定してる『ストリートファイター×鉄拳』と『ソウルキャリバー5』のスティックについてまとめてみたいと思う。

HORI

 日本におけるスティックメーカーの雄・HORIは、残念ながらストクロのスティックを発売する予定は無いらしい。MadCatzにとられたか…。ちなみに『鉄拳タッグトーナメント2プロローグ』対応のスティックはホリが出している。PS3版のみで、ノワール配置。過去に発売した『鉄拳6対応 リアルアーケードPro.EX』とデザイン以外はほぼ同等品と見られる。ネットにレビューがあまり無いからわからんけど。

鉄拳タッグ2プロローグ 対応 リアルアーケードPro.3 (PS3用)

鉄拳タッグ2プロローグ 対応 リアルアーケードPro.3 (PS3用)

 また、『ソウルキャリバーV 対応スティック』はちゃんと作っている。PS3版・Xbox360版の両方が2月2日発売。ノワール配置。
HORI - ソウルキャリバーV スティック

ソウルキャリバーV 対応スティック for PlayStation3

ソウルキャリバーV 対応スティック for PlayStation3

 このスティックの特徴は、スタートボタンを隠すためのボタンカバーが付いているということ。なぜこんなものがついているかというと、海外では格闘ゲームの大会をアーケード筐体ではなく家庭用ソフト&ハードで行うことが多いから。スタートボタンを誤って押すとポーズがかかってしまうので、こういった仕様が求められているそうだ。MadCatzのスティックのスタート・セレクトボタンがスティック背面についているのもこのため。
 まぁ日本のプレイヤーにしてみれば、家庭用というのはアーケードの練習用という側面も大きいし、ネット対戦では元からスタートボタンが無効になっているので、あまり必要ない機能だったりする。
 他にも、連射を細かく設定できたり、ボタン配置をある程度変えられたり、PS3版には今まで無かったUSBポート(ヘッドセットやキーボード用。ちなみにXbox360のスティックでヘッドセット端子がついたものはRAPVXSAなど以前から存在した)がつくなど、かつてないほど多機能。RAPVLXとは違う方向でプレミアム感がある。今後このキャリバー5スティックを基準にした新型RAPが発売される可能性は大いにある。
 あと、PS3版のみが存在する『機動戦士ガンダム EXTREME VS. Arcade Stick for PlayStation3』も、キャリバー5スティックと同型とみられる。
機動戦士ガンダム EXTREME VS. LaLaBitMarket限定スティック | ララビットマーケット(バンダイナムコゲームス公式通販サイト)

MadCatz

 一方のMadCatzだが、まずストクロのスティックを二種類発表してきた。
マッドキャッツが『ストクロ』オフィシャルライセンスのスティックを発売 - ファミ通.com
 一つが『STREET FIGHTER X 鉄拳 アーケード ファイトスティック プロ』。PS3版とXbox360版があり、更に二種類のデザインがあるため、都合四種類。

 これはおそらく、海外で既に発売された赤いボディがダサいと評判のStreet Fighter X Tekken - Arcade FightStick PRO for PS3』のデザイン違いと思われる。なので多分ビュウリックス配置。
 そしてもう一つが『STREET FIGHTER X 鉄拳 アーケード ファイトスティック バーサスエディション』。こちらはPS3版とXbox360版の二種類。 最大の特徴は、RAP並に大きい筐体、そして、「2台の『バーサスエディション』を連結」することが出来るという点。つまり昔のゲーセンのように二人が横並びでプレイ出来るということだ。
 なぜそんな酔狂な仕様にするかというと、これも海外向けらしい。奴らは並んでプレイするのが好きらしい。理由はよくわからん。

 そして最後が「ソウルキャリバーV アーケード ファイトスティック ソウルエディション」。わりと筐体のデザインを変えることが多いMadCatzらしく、新デザイン。ボタン配置を見るかぎりはノワール筐体っぽい。機能的には従来のスティックと変わらないようだ。
4Gamer.net ― マッドキャッツ,アーケードスティック新製品「ソウルキャリバーV アーケード ファイトスティック ソウルエディション」発表。PS3版とXbox 360版が2012年2月2日発売

雑感

 こうして並べてみると、海外向け機能を搭載した機能が多いことに気づく。格ゲーが海外で流行るのは喜ばしいことだが、日本市場が忘れ去られているんじゃないか?と少し不安。
 しかし考えてみれば、日本市場でアケステに求められているのは「アーケードの再現」なわけで、その部分はリアル「アーケード」プロシリーズの存在によって満たされているのかもしれない。あとはRAPVXをもう少しお安くしていただければ…というのが個人的な願望。