rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

『Steer Mouse』+Logicool『M705r』の設定

 以前ちょっとだけ試して、結局使うのをやめた『SteerMouse』という、Mac用マウスドライバ。
 ステアーマウス
 とある理由から、再びインストールして使うことにしたので、その顛末について書いてみようと思う。

Steer Mouseを入れた理由

 先日、Logicoolの『M705r』というマウスを買った。

LOGICOOL ワイヤレス レーザー式 8ボタン? M705r

LOGICOOL ワイヤレス レーザー式 8ボタン? M705r

 このマウスは、高速スクロールという機能を搭載している。高速スクロールとは、簡単に言うと、スクロールホイールの「カリカリ」という感触のアリ/ナシを切り替えることが出来る機能。
 高速スクロール機能
 この高速スクロール、素早く下までスクロールしたりするときには便利なのだが、ちょっとした難点がある。それがSteerMouseをインストールした理由。

Macではスムーズなスクロールをオフに出来ない

 Windows版のLogicool純正マウスドライバである『SetPoint』には、「スムーズなスクロールの有効化」というチェックボックスがある。
 このチェックボックスをオフにすると、スクロールが段階のあるデジタルになる。「カリカリ」の「カリ」一回につき、スクロール一回が入力されるような感じ。
 一方、チェックボックスをオンにすると、スクロールはスムーズなアナログになる。「カリ」とは関係なく、ホイールの細かい回転に応じてスクロールが入力される。
 おそらく、高速スクロールを使う場合はスムーズスクロールをオンにするほうが使いやすい。ブラウジング中などに微細なスクロールがしやすいからだ。
 しかし、オフにしたほうがいい時もある。表計算ソフトなどを使うときは、「カリ」一回ごとに決まった量をスクロール出来たほうが便利だろう。僕は使ったことないけど。
 このように、使い方次第で切り替えたいスムーズスクロールの設定だが、困ったことにMac用のLogicool純正マウスドライバである『Logicool Control Center』には、この「スムーズなスクロールの有効化」というチェックボックス自体が存在せず、常にスムーズスクロールがオンの状態になっていて、オンオフを切り替えることが出来ない。

スムーズなスクロールの難点

 スムーズなスクロールを無効に出来ないと、困ることがいくつかある。
 まず、Firefoxのマウスジェスチャで使う「ロッカージェスチャ」という操作を入力しづらい。
 ロッカージェスチャとは、「右クリックを押しながらホイールを回す」という操作で、自分はロッカージェスチャにタブの切替を割り当てている。ホイールの「カリ」一回につきタブを一つ切り替えるという機能。マウスジェスチャを使っている人ならわかると思うが、コレ、非常に便利。
 しかし、スムーズなスクロールがオンになっていると、「カリ」とは無関係に、ホイールをちょっと回しただけでタブが勢い良くいくつも切り替わってしまう。実質的に制御不可能。
 同様の問題は、ゲームをプレイしていても起こる。
 自分は最近『Minecraft』というゲームを始めたのだが、このゲームでは、ホイールの回転によって装備するアイテムを切り替える事が出来るのだが、スムーズスクロールがオンの状態だと、スクロールが速すぎて、装備したいアイテムを選択することが出来ない。
 更なる問題として、ホイールの感度が高すぎて、ホイールにちょっと指が触れただけで装備が切り替わってしまうということが起こる。もはや通常のプレイにさえ支障がある。

Steer Mouseはデジタルスクロール

 以上の問題は、マウスドライバである『Logicool Control Center』をインストールしなければ、問題は起こらない。
 しかし、マウスドライバをインストールしないと、カーソル速度やボタンアサインなどの様々な設定を変更できず、非常に不便。
 そこで試してみたのが、上述のSteerMouse。『Mac マウスドライバ』で検索すると上位に出てくるあたり、定番のソフトなのだろう。というか、他にまともなマウスドライバが存在しないっぽい。
 SteerMouseをインストールしてからM705rを使ってみたところ、ホイールの動作は、「カリ」一回につきスクロールが一回入力されるデジタルなスクロールであったため、上述の問題は起こらなかった。
 ついでに、ポインタの動作に加速度があるというMacの仕様をオフに出来たり(多分。体感なので本当にオフになったかどうかはわからない)ホイールスクロールの方も加速度のない等速スクロールにできたりと、嬉しい副作用もあった。


 ただ、SteerMouseでは「スムーズなスクロール」をオンにすることが出来なかった。

まとめ

 というわけで、「MacでLogicoolのスクロールが使いにくい!」という人は、SteerMouseを試してみるといいかもしれない、という話。有料だけど。