思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

ジョジョASBのネットにおける評価について(買ってないけど)

※以下の文章は、ジョジョASBを購入及びプレイしていない人間が書いたものです。





 買いもしないのに、ネット上のジョジョASBの評価を読みふけってしまう。格ゲーもジョジョの原作も好きだからだろうか。

 個人的な意見では、今作の評価はクソゲーまとめウィキの分類で言うところの「ガッカリゲー」「微妙ゲー」あたりではないかと思う。

 せっかくなので、ネットにおけるジョジョASBの評価と、それに対する個人的な意見を書いてみようと思う。買ってないけど。

対戦アクションゲームとして

 対戦アクションゲームとしての出来だけを取り出してみれば、平均的なキャラ格闘ゲームよりは多少マシなレベルだと思う。買ってないけど。

 ジャンプ攻撃一辺倒になりがちで単調だとか、永久コンボがあるとか、レバガチャで投げ以外ガードできてしまうとかいうシステム面の不備が指摘されているが、今のところ対戦自体成り立つことは成り立っている。買ってないけど(もういいかな)。

 「対戦が成り立たない」というのは、例えば「ある技をひたすら連打していれば絶対に負けないor引き分け」とか、「一発当てたらひたすら逃げ続ければ勝ち」だとか、「ガードが崩せないからずっとガードしていれば無敵」みたいもっと致命的なものを指すのであって、今のところはそういった状況は起こっていないと見受けられる。 

 なにより、ネット対戦機能を搭載していて、プレイ人口もかなり多いという時点で、他の対戦ゲームとは一線を画していると言っていいのではないだろうか。ラグいらしけど。

 もっと言うと、対戦バランスに関しては、パッチである程度修正できるので、現時点だけで評価を下すことは出来ないだろう。「客に不完全版を買わせるのか」といった批判はあってもしかたないとは思うが。

 美麗なグラフィックと原作再現の数々とあわせて見れば、某声優が言っていたとおり、パーティゲーとしてなら十分に楽しめるのではないだろうか。

 ただ、対戦ゲームとしても一人用ゲームとしてもどちらもクオリティが高い、というゲームも世の中には存在している。自分の知る限りではペルソナ4Uあたりがそれに該当するのではないかと思う。残念ながら、ジョジョASBはその二つを両立することが出来ていないようだ。今のところは。

ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ

ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ

ストーリーモードについて

 一人用プレイ時のストーリーモードの内容があまりに薄い、という指摘も見受けられる。

 確かに、ジョジョといえばアツくて濃ゆいストーリーも欠かせない要素である。その部分の出来がイマイチとなれば、不満が出るのも当然だろう。

 ただ、このゲームが「オールスターバトル」であったということも考えると、ある程度は仕方ないのかなとも思う。

 自分はかつて、友人宅で酒を飲んだ勢いで、あの悪名高いPS2版「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」をなぜか一晩でクリアしてしまったことがあるが、ストーリー再現として見れば、ネット上でもよく言われている通り「声が出る紙芝居」としてなかなかよく出来ていた。アクションゲームとしては「単調」としか言いようがなかったが。

 あのゲームのストーリー部分がそれなりに充実していたのは、一部オンリーのゲームだったからで、各部からキャラが参戦しているASBとは事情が違う。

 例えば、ストリートファイター4にストーリーモードの充実を求める人はあまりいないだろうし、スマッシュブラザーズに原作再現を求める人も少ない。要するに重要なのはプレイヤーがなにを求めているか、であろう。

 確かに内容が薄いことは評価できないが、もし仮にストーリーモードそのものが丸ごと存在しなかったとして、そこに文句を言う人がどれほどいただろうか。

 まぁそれって言い方を変えれば、あってもなくてもいい、ってことなんだけど。

キャンペーンモードについて

 今作にはキャンペーンモードというものがあって、これが非常に評判が悪い。

 どんなモードか簡単に説明すると、コンピューター相手の対戦に勝つことで、各キャラクターの通常とは異なるコスチューム等を入手する、というもの。

 しかし、この対コンピューター戦には時間あたりの回数制限があり、この制限を解除するためには、有料のアイテムを購入する必要があるのだ。

 ここまで読んでピンと来る人もいるかもしれないが、要するに、今スマホアプリなどで人気のソーシャルゲームの仕組みを、ほとんどそのまま持ってきているのである。

 時間をかければ課金をせずにクリアすることも出来るだろうし、もっと言うと、単にコスチューム等を入手できるというだけなので、やりたくなければやらなくてもいい。

 とはいうものの、パッケージのゲームにこういった手法をとる必然性はお金目当て以外にありえない。一般的な格闘ゲームでは、ダウンロードコンテンツとしてコスチュームやキャラクターなどを配信することはあっても、「基本無料、課金あり」のゲームをプレイすることでそれらをアンロックするという仕組みは、おそらく初めてである。

 なにより、発売直前になるまでキャンペーンモードの存在が明かされなかったことが批判の焦点となっている。買ってプレイして初めてキャンペーンモードの存在を知ったという人も多数いる模様。なにか事前に発表できない後ろめたい事情でもあったのだろうか(棒)。

事前の期待と過剰な宣伝

 個人的に以上をまとめるなら、ジョジョASBは、「見た目はハデだが粗の多い微妙なゲーム」+「お行儀の悪い課金システム」といったところではないかと思う。買ってないけど。

 単なる微妙なゲームだったら見向きもされなかっただろうが、今回ネット上で「炎上」と言っても過言でないような批判が相次いだのは、ジョジョという今盛り上がっている(盛り上げた、とも言う)コンテンツを題材としたゲームであることと、異例とも言える大規模な(これまたネット上がメインではあったが)事前の宣伝イベントによって、発売前から多大な期待が集まっていたことが大きな要因になったのは間違いないだろう。

 あくまで想像だが、普段はあまりゲームをせずネットも見ない、というようなジョジョファンがいきなりこのゲームをプレイしたとしたら、案外楽しめる人もいるのではなかろうか。「長く」楽しめるかどうかは微妙だけど。

 逆に言うと、ジョジョファンにはネットユーザー・ゲーマーが多い、という仮説も成り立つかもしれない。

 少なくとも今のところ、人気の芸人や声優を多数起用してイベントや動画配信を大々的に行うほどのゲームではないし、そのお金でもっとゲーム内容を作り込んで欲しかった、というのは至極まっとうな意見だと思う。

 制作者が「格ゲーを作るつもりはありません。ファンの人が存分に楽しめるジョジョゲーを作ります!」と発言したそうだが、今となっては単なる言い訳にしか聞こえないのが悲しい。

 格ゲーではなくジョジョゲーです! 『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』ステージリポート【TGS 2012】 - ファミ通.com

 自分について言うならば、発売前から「見るぶんには面白いけど、プレイしてみたらそんなに面白くないんじゃないか」という予感がしていて、手を出さなかった。今更言っても後だしジャンケンだろうけれど。

 もしこのゲームが対戦ツールとして盛り上がるようなことがあれば、買ってプレイする可能性は十分あると思う。冒頭で言った通り、ジョジョも格ゲーも好きだし。まだ買ってないけど。

おまけ・ソーシャルゲームの課金システムについて

 ついでにこの機会に課金システムについて個人的な意見を述べておくと、これは焼畑農業に近いものだと思っている。

 確かに、プレイヤーの悔しさや射幸心を煽ってアイテムを購入させれば、メーカーとしては短期的に多大な儲けを出すことが出来るかもしれない。

 しかし、長く続けていくと、いずれそのソフトが廃れるときがくる。その時に、「10万払って結局手元に何も残らなかったけど満足です」と思う人がどれくらいいるだろうか。むしろ後悔する人の方が大多数なのではないかと思う。

 そうなれば、プレイヤーはどんどん減っていくだろう。もちろん、メーカーは手を変え品を変えあたらしい課金システムを考え出すだろうが、それにも限度がある。

 そうなると、ソーシャルゲームはどんどん賭博に近づいていって、ある日突然、法律で規制されてアウトになるんじゃないか、というのは、これまたあくまで想像だけれど。