rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

ワークブーツで長く歩くための工夫、および靴擦れ対策について

 今日もマイブーツの話。

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 前にも書いた通り、最近急に我がRED WING『8875』が愛しくなってきたわけだが、カカト補修→手入れと来て、今度は履き方について色々考えてみた。

rhbiyori.hatenadiary.jp

ワークブーツでガンガン歩きたい

 自分は歩くのが好きだ。大体1日1万歩は歩くようにしている。歩くのは健康にいいし、歩かないより歩いた日の方が、なんとなく精神的なコンディションもよくなるような気がする。

 そんな僕がなぜ長距離を歩くのに適さないワークブーツを買ってしまったのか。理由はシンプルで、買った当時は今みたいに歩く習慣が無かったからである。

 そのため現在自分の中には、「ブーツを履きたい!」という気持ちと「歩きたい!」という気持ちが併存し衝突し葛藤し、いわば脳内「ほこ×たて!」状態なのである。

 先日、ブーツを引っ張り出して以来初めて、8875を履いて一万歩程の長距離ウォーキングを敢行してみたところ、両足の小指とカカトに見事な靴擦れにより水ぶくれが出来てしまい、2、3日は歩くのに難儀した。辛かった。ほんとに。

 しかし、そこであきらめずに色々工夫を重ねて履き込み続けたところ、本日、ついに靴擦れを作らずに1万歩を歩き通すことに成功した。やったぜ。

 果たしてこれが工夫の成果なのか、それとも足の皮が頑丈になっただけなのか、イマイチ判断がつきかねるのだが、体感的には工夫の成果もあったように感じるので、その工夫の具体的内容をいかに記してみたいと思う。

インソールを使う

 RED WINGのブーツには、元々インソール(中敷)が入っていない。そのため、そのまま履くと足の裏が靴の中でツルツルと滑って歩きづらい。

 オシャレさん達の間では「セッターにインソール?邪道だろwww」などと言われているらしいが、残念ながら自分はオシャレに対してビックリするほど無頓着。なので迷わずインソールを入れることにした。

 RED WING製の純正インソールというのも数種類売っているが、はっきり言って高い。だったら始めからインソールを入れといてくれよと言いたくなる。まぁ一種のブランド品として致し方ないところではある。

 なのでノーマネーな自分は、100円均一で買ってきたインソールを入れた。男子憧れブランドと100均のコラボレーションが哀愁を誘う。

 しかし100円でもインソールがあるとないとでは大違い。本当にむちゃくちゃ歩きやすくなった。元々の歩きやすさを1とすると10くらい歩きやすくなった。まさにこうかはばつぐん。

 また、足の裏がすべりにくくなることで、靴と足の摩擦も減り、靴擦れも起こりにくくなった、ような気がする。

 ただし、インソールを入れるということは、その分靴の中のスペースが少なくなるわけで、サイズが小さめのブーツを履いている人はむしろ履きづらくなってしまうかもしれないので注意が必要。

ミンクオイルを多めに塗る

 8875に使われているオイルドレザーは、その名の通りオイルを塗って手入れする必要がある。このとき使うオイルはミンクオイルが一般的。

[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY ピュアミンクオイル 2032 (マルチカラー)

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 このミンクオイルには、革を保護する以外にも、革を軟らかくする効果があるらしい。なので、革が固いせいで靴擦れが起こる場合は、オイルをしっかり塗って軟らかくするといいらしい。

 というわけで今回僕は、「ブーツ全体に薄く塗ってしばらく乾かし、布で拭き取る」という工程を三日に分けて行ったところ、確かに革全体が軟らかくなった。

 実際に履いてみると、靴擦れ対策にもなったが、柔らかくなったおかげで単純に歩きやすくなったというのが大きな収穫。ただし、塗りすぎると軟らかくなりすぎて型が保てなくなったりするらしいので、ほどほどにしておこうと思う。

厚手の靴下を履く

 靴擦れ対策の基本だが、靴下は薄いより厚手のものの方が靴擦れしづらい。特に登山用の靴下などがよいらしい。

BODIPAX(ボディーパックス) トレッキングソックス レギュラー グレーモク 25-27cm

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 ただ僕の8875は、インソールを入れて普通の厚さの靴下を履いたくらいでちょうどよいサイズなので、今回厚手の靴下を履くことはしなかった。

紐を一番上まで通さないようにする

 昨日「RED WING」で画像検索していて気づいたことなのだが、どのブーツもみな、靴ひもを一番上の穴まで通さず、穴一つ、ものによっては穴二つ開けている。

 そこで今日、上から二つの穴をあけて紐を締めたところ、ものすごーく歩きやすくなってビックリした。

 よくよく考えると、ワークブーツがハイカットになっているのは平らでない足場などを歩くときに足首を守るためであって、平坦なアスファルトを歩くだけなら紐を上まで通さずローカット状態にした方が、足首の動きを妨げられないぶん歩きやすいに決まっている。

 また、一番上まで紐を通すと、キツく縛ったとき足首がピンポイントで締め付けられるので、全体の縛りが甘くなりがち。一番上まで通さないようにすると、キツく縛っても足の甲の部分を締める感じになってあまり違和感が無く、むしろちょうどいい感じになる。

 正直、こんな簡単なことでここまで歩きやすくなるとは思っていなかった。購入6年目にして新たな発見である。

 ただ、紐を一番上まで通さないと、どうしても紐が余ってしまいがちになるのがこの方法の難点である。足首にぐるっと巻き付けるという方法もあるらしい。

まとめ

 以上の工夫の効果があってか、1万歩を靴擦れ無しで歩けるようになった我が『8875』。

 ただ、当たり前のことだが、ここまで工夫しても、やっぱりスニーカーの方が長い距離を歩いても疲れにくいのは間違いない。悲しいけれどこれが現実である。

 とはいえこれくらいの負担なら、なんとか「愛」でカバー出来なくもなさそう。むしろ、手間がかかる子程かわいい、というのは感じもする。とりあえずはスニーカーと交互で履いたりしながら今後も履き続けていきたいと思う。

別冊ライトニング RED WING BIBLE(レッド・ウィング・バイブル) (エイムック 3471 別冊Lightning vol. 156)

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