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三和製静音ボタン『OBSFS-30』分解レビュー

 今日、秋葉原の千石電商に行った。以前買った中古のRAP2のレバーが、どうも調子が悪くなってきたので、交換用のレバーを購入するために行ったのである。
 アーケードスティック向けパーツ売り場に向かった。売り場が本店の二階に移動していて、探すのに苦労した。
 で、無事サンワレバーを見つけたのはよかったのだが、そこで見つけてしまったのである。静音ボタンを。

静音ボタンを買った理由(飛ばし読み可)

 三和電子製静音ボタン。発売されたときは気になっていたものの、自力でボタンを改造して静音化したほうが安くすみそうだなー、と思いゴムシートと油粘土を仕込むという改造を既に行っている。下記リンク参照。
 『リアルアーケードPro.2』サンワボタン化&静音性UP加工 - 思考だだ漏れノート
 リアルアーケードPro.2の更なる静音化 with100円均一 - 思考だだ漏れノート
 しかし、実際に売っているのを目にしてしまうと、どうも欲しくなる。もう自力で静音化したアケステを持っているので、要らないっちゃー要らないのだが、必要な理由を挙げることは出来なくはない。
 まず、マッドキャッツの静音スティックを、秋葉原にある『トレーダー カオス館』という店で触ったところ、思っていた以上に静音性が高かったこと。まぁお店の中なので、家で使ったときにどの程度かはわからないが。

 そして、自分で油粘土を仕込んだボタンが、予想よりも使いづらいということに気づいたということ。どのように使いづらいかというと、ボタンのキャップ部分の隙間に油粘土を仕込んだので、キャップ部分が重くなり、どうも押したときの指への負担が増えてしまったようなのである。そのせいかどうかはわからないが、トレモでずらし押しの練習を一時間ほどしていたら翌日指に軽い痛みが出た。単にトレモやり過ぎのせいかもしれないが。
 以上の理由は、わざわざ静音ボタンを買い替えるには足らないものであろう。思うに、僕のアケステ好きとしての本能が、静音ボタン欲しい!と轟き叫んでしまっただけであり、それ以外の理由は後付けに過ぎないのかも知れない。
 最終的には、「ブログのネタになると思えばいいかなー」というちょっと方向性が間違った理由が後押しとなり、購入を決心することと相成った。

レビューのようなもの 外観・分解編

 で、買った。買いました。静音ボタン。価格は一個250円。三和電子の通販サイトでは四個セットで1050円なので、それよりも若干オトクだった。
 売っていたカラーリングは、通販サイトと同じで、黒枠にキャップが黒、灰、濃青、赤、黄、青、緑のもの、そして枠・キャップ共に白というラインナップだった。XBOX360で使っているので、コントローラーにあわせた四色を買ってもよかったのだが、そもそもRAP2はPS2用であり、ボディーの色との兼ね合いで白を買った。

 右側の横からのアングルをよーく見てもらうとわかるかもしれないが、黒いシートが挟まっている。これによってプラスチック同士の衝突を防ぐというのが静音ボタンの原理。

 キャップ部分を開けたところ。ちなみにキャップを分解するには、両サイドの穴からドライバー等でツメを押すと簡単。

 黒いシートを取り出してみた。下段右が拙作のシート。加工精度の違いが丸出しである。自分が使ったのは、割と硬質タイプのホームセンターに普通に売っているゴムシートだったが、サンワ静音ボタンのシートの材質は、スポンジ状になっていてかなり軽い。これもゴム製かなーとは思うが自信はない。厚さは1mmほどで、直径が約25mm、中心の穴の直径が約17mmだった。
 写真上段真ん中が静音ボタンのキャップで、その右の緑の謎の物体が詰め込まれているのが、僕が油粘土を仕込んだサンワボタンのキャップなのだが、静音ボタンの方がキャップの縦の長さがほんの少ーし短い気がする。以前読んだネットの記事によると、シートを挟んだ分押し込みの深さが浅くなるのを解消するために削っているらしいが、それを読んでいなければ気づかないほど微妙。もしかしたら気のせいかもしれないくらい微妙。長年アケステのパーツを作ってきた三和電子ならではのこだわりというべきか。そんなことよりもっと安く売って欲しい。

 全ボタンを換装したところ。白いレバーボールが売っていなかったのが悔やまれる。今度別の店で探してみよう。

レビューのようなもの 使用感編

 さっそく使用感を試すために、アルカプのトレモをやってみた。
 一言で言うと、散々他のレビューなどで言われている通り、「操作性を多少犠牲にするかわり、押したときの音が小さくなる」という感じ。
 操作性に関しては、今までも自作の静音ボタンを使っていたというのもあるだろうが、違和感はそんなに無い。少なくとも、コンボやセットプレイに支障が出ることはなかった。
 自作の方は硬質のゴムシートを内部に敷いていたため、押したときに跳ね返ってくる感じがかなり強かったが、サンワの方はスポンジ状のシートであるため、押したときにショックが吸収される感じがする。サンワ静音ボタンの方が、ノーマルのボタンの感じに近い気がする。
 静音ボタンのレスポンス自体は、ノーマルと比べても誤差レベルなのではないかと感じる。むしろ問題なのはプレイする側の慣れであろう。プレイヤーはボタンを押したときの音や感触でタイミングをとっていたりするので、そこで違和感がある人が多いはず。
 静音性については、想像していたよりはよかった。さすがに完全に無音というわけにはいかないが、ボタンを叩いたときに出る音は、ノーマルとは比べ物にならないほど小さい。
 ただ、シートを敷いてある部分以外はノーマルのままなので、それ以外の部分でパーツのプラスチック同士が当たる、カチャカチャという多少の音は残っている。この辺の音は、僕がやった油粘土を仕込んだボタンの方が小さい。

まとめ

 ぶっちゃけたことを言ってしまえば、静音ボタンを買わなくても、ゴムシートを買ってきてノーマルボタンに仕込めば、同じような静音効果は得られるし、安上がりだと思う。
 しかし、シートの素材がなかなかよさげだったり、キャップがわずかに削られていたりと、メーカーなりの工夫もちゃんと見られる。
 なにより、自力でゴムシートを仕込むのは結構メンドクサイ。僕のようなやっつけ仕事ではなく、ゴムシートをキレイに丸くカットしようと思ったら、コンパスカッターのような工具が必要になるだろう。コンパスカッター自体は100円ショップ等でも売っているらしいが、それを探すのにもまた手間がかかる。
 そういった技術料・手間賃を買うと考えれば、静音ボタンの価格は決して高くないだろう。むしろ良心価格である。
 ただまぁ欲を言えば、そもそものボタン構造自体を見直した、メーカー品ならではの静音ボタンというものを作っていただけたらなぁ、という期待はある。あと、静音レバーも欲しいので、是非再販していただきたいところ。