rh日和(仮)

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三和レバーのメンテナンス、特にグリス塗りについて

この記事を書いたいきさつ

 一週間ほどの話だが、RAP2のレバーが不調になってしまった。どうも動作に抵抗感が出てきたのである。

 とりあえず分解してグリスを塗ってみたが、動きがよくなるどころかむしろ悪化。「ニュートラルから動かそうとしたときに引っ掛かり」を感じるようになってしまった。
 中古のスティックだし、経年劣化のせいかなーと思い、四日ほど前に、秋葉で三和レバーを購入した。(レバーを買った店で発見した静音ボタンについても記事を書いたので、よろしければそちらもどうぞ。)
 三和製静音ボタン『OBSFS-30』分解レビュー - 思考だだ漏れノート
 で、新品の三和レバーを買ったのだが、これまたどうも動きが固い。新品だから仕方ないのかな、と思いつつ、とりあえずグリスを塗ってみたところ、思わぬ事態が発生。
 「ニュートラルから動かそうとしたときの引っ掛かり」が、つまりRAP2についてたレバーにグリスを塗ったときと同じような症状が発生したのである。
 これは僕のグリスの塗り方に間違いがあったのではないか、と思い、色々試行錯誤した結果、どうやらその通りだったということが判明したので、具体的にどういう間違いがあったのかをここに記すことにする。多分、こんな間違いをするのは僕くらいだろうとは思うが。

グリスの塗りすぎ?グリスの品質?

 三和レバーのパーツ名、分解方法については、詳しく解説しているサイトが既にあるので、リンクを貼らせていただく。
 ゲーセン業務用部品大解剖
 WATCHER ][ 三和レバーメンテナンス
 今回問題があったのは、下の写真の箇所。

 真ん中に金属の丸いワッシャーがあるのだが、ココにグリスを多く塗りすぎると、レバーの動作に問題が生じるようなのである。
 具体的にどんな問題が生じるかというと、このワッシャーと、ワッシャーに接触している黒いパーツ(S.Pパイプ)がグリスによってくっつくため、レバーを倒そうとしたとき、一瞬ワッシャーが浮き上がることがあり、このときに引っ掛かりが起こるのだ。
 ワッシャー部分を目で確認しながらレバーを動かしたところ、ワッシャーが一瞬浮いたときだけ操作に引っ掛かりが出たので、おそらく間違いない。
 そこで、ワッシャーとS.Pパイプについたグリスをティッシュでふき取ったところ、操作に引っ掛かりが生じることは無くなった。
 実を言うと、これが本当にグリスの塗りすぎが原因だったのかはわからない。というのも、自分が塗っているグリスは、ゲーセンなどで使われているものではなく、ケチってその辺のホームセンターで適当に買ったシリコングリスであり、グリスの品質が原因である可能性も十分にあり得るのである。
 アケステwikiによると、『信越化学工業 G501』というグリスがレバーに適しているらしい。ただし値段が三和レバー一本分くらいするのが悩みどころである。グリスなんてそうそう塗るもんじゃないし。

信越 シリコーングリース G501?80g 白 G501M80_3053

信越 シリコーングリース G501?80g 白 G501M80_3053

まとめ

 いずれにせよ、グリスの塗りすぎがレバーにとってよろしくないのは間違いない。くれぐれも、グリスは適量を心がけましょう。
 ちなみに、RAP2についていたほうの三和レバーも、余分なグリスをふき取ったところ、正常に動作するようになった。つまり、買い替える必要は無かったのである。ムダ金である。切ない。
 とりあえずは「ついでに買った静音ボタンの方は結構使いやすかったからプラマイゼロだ」という言い訳で自分を慰めることにしようと思う。さらに切ない気もするけど。