思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

アーケードスティック進化論、的なもの

 こないだふと思い浮かんだことから話を始める。
 最近思うのだが、アーケードスティックは「第三世代」に突入していると思う。どういうことか。

アケステ世代論

 まず、家庭用のアーケードスティックというものが登場した当初の頃のものが「第一世代」。ファミコン時代から、プレステ初期の頃のものがこれに当たる。この頃のアケステは、あくまで「アーケード筐体風」のものでしかなかった。
 それが、セガの「バーチャスティックプロ」、そしてホリの「リアルアーケードプロ」シリーズの普及によって「第二世代」に突入する。第二世代の特徴は「アーケードの高度な再現」であると言える。「リアルアーケード」という名称からも、その意志が見て取れる。

リアルアーケードPro.V3 SA(PS3用)

リアルアーケードPro.V3 SA(PS3用)

 余談だが、1996年にほぼ筐体をそのまま再現したようなアケステであるバーチャスティックプロを発売したセガはスゴい。次に似たようなアケステが発売されたのは、2010年の「リアルアーケードプロVLX」シリーズ。実に14年の歳月が流れている。時代を先取りし過ぎである。
【Amazon.co.jp限定】リアルアーケードPro.3 Premium VLX ダイヤ

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 RAPVLXの登場は、「アーケード再現」の一つの到達点であると言える。そして、アケステは新たな進化の方向を模索し始めた。そこで出現したのが「第三世代」である。
 「第三世代」の特徴は、単なるアーケード再現にとどまらない、「付加価値」を持っているという点にある。
 「ファイティングエッジ」は、そんな第三世代を代表するアケステだ。アーケードと異なるオリジナルパーツの採用、タッチパネルとボタンアサイン機能の搭載など。 サンワ製の静音パーツの登場や、その静音パーツを採用したアーケードスティックの登場も、第三世代的だと言える。 最近では、シューティング向けを前面に押し出したアケステ(予約数が少なくて発売中止になったけど)や、無線接続が可能な「ワイヤレス リアルアーケード PRO.V3 SA」の発表などもあった。
 HORI - ワイヤレス リアルアーケード PRO.V3 SA
 これらの流れは、格闘ゲームのプレイ環境の中心がゲームセンターから家庭用ゲーム機に移行したことと無関係ではないだろう。このことには様々な利害があるだろうが、ことアケステに関して言えば、アケステはアーケードという軛から解き放たれたのだ、と見ることも出来るかもしれない。
 いずれにせよ、今後のアーケードスティックの進化にも目が離せない。

基本機能にやや不満が

 と、ここまでだと「コイツ、ホリの社員か?」と思われかねない内容だが、必ずしも僕は時代の流れを全面的に歓迎しているというわけではない。
 一番気になるのは、付加機能をつけすぎて、もっと基本的な部分での機能の向上がおそろかになってるんじゃないか、という点。
 その最大の例が、ファイティングエッジのタッチパネルとボタンアサイン機能。普通に考えれば、それ、いるか?と思うんじゃあなかろうか。
 静音スティックにしても、パーツは静穏でも、筐体に静穏加工を施したものが未だに発売されていないのが気になる。エクサーが作っているらしいが、まだモニター募集段階。ちょっと遅い。商機、逃しちゃうよ?
 新・静音スティックモニター募集|ゲームをもっと楽しもう!株式会社エクサー
 ぶっちゃけて言えば、今のユーザーが求めているのはほぼ「操作性」と「静音性」と「メンテナンス性」の三点に集約できるわけで、それ以外の部分は切り捨てて、価格を抑えて欲しいというのが、買う側としての本音である。

メーカーだって大変

 と、業界の流れを一旦持ち上げて落とす、という手法でここまで書いてきたが、しかし現状のイマイチさにもそれなりの理由がある、というのも一応理解できる。上げたいのか落としたいのかどっちなのか、自分でもわからなくなってきた。
 企業としては、なにしろモノを売らなければ商売が成り立たないわけで、もし安くて必要最低限の性能の商品を作ってしまったりしたら、それしか売れなくなってしまう、ということにもなりかねない。
 だいたいアケステなんてそうそう買い替えるものではないわけで、新たなニーズを掘り起こそうとしたら、今までに無かった新機能で訴えるくらいしか方法が無いのではなかろうか。
 アケコン市場全体のニーズだってタカが知れているわけだし、格ゲー用の需要が今後どうなるかもよくわからない。そんな中で新商品を開発するのは結構な冒険であるに違いない。むしろ頑張ってくれている、と思うべきだろう。

結論

 結局何を言いかったのかわからなくなってしまったが、個人的なことを言うなら、前も書いたと思うけどファイティングエッジの廉価版があったら欲しいな、ということと、筐体も静音化が施されたアケステも欲しいな、ということと、仮にそんなにいっぱいアケステが出ても買うお金がねぇよ、ということと、その前にもっと格ゲー上達したいな、ということ。
 あと、アーケードと関係なくなったアケステのことはなんて呼べばいいんだろうね。ジョイスティックだとなんか違和感あるし。