読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

キーボード(HHKB Lite2 for Mac)にシリコングリスを塗って静音化加工した

 以前中古で購入した「Happy Hacking Keyboard Lite 2 for Mac」。

rhbiyori.hatenadiary.jp

 使ってみると結構いいキーボードだったのだが、とある理由で使わなくなり、最終的にはWindowsの起動のためだけに挿しっぱなしになっていた。*1

 なぜ使わなくなったかというと、とにかく打鍵音がうるさかったから。

 他のメンブレン型キーボードと比較して特段うるさいというわけではないのだが、どうもぼくは打鍵音に敏感すぎるらしく、気になって文章を書くのに集中できなかったのである。打鍵の感触やコンパクトさは非常に好みだったのだが、こううるさくてはかなわない、と泣く泣く使うのをやめ、結局Logicoolの「K760」というBluetoothキーボードを買った。薄型なので打鍵音は非常に静かであった。

rhbiyori.hatenadiary.jp

LOGICOOL ワイヤレス ソーラーキーボード k760

LOGICOOL ワイヤレス ソーラーキーボード k760

 そんな折、デスク下の整理をした際にHHKB Lite2 for Macを落下させてしまい、そのはずみで左のShiftキーのキートップが外れてしまうということがあった。

 キートップは普通にはめ込むだけで元に戻ったのだが、このときにふと「キートップを加工すれば静音化できるんじゃないか?」と思いついた。さっそくググって情報を集めたところ「キートップの軸にグリスを塗ると音が静かになる」という情報をゲット。さっそくやってみることにした。

グリスの塗り方

 今回塗ったグリスは、昔ホームセンターで適当に買ったシリコングリスなのだが、他のサイトではキーボード専用のグリス「スムースエイド(かなり高価)」やタミヤの「セラグリスHG」および「Fグリス」などのプラモデル用グリスを塗っている人が多かった。どれが一番いいのかはわからない。誰か比較してください(他力本願)。

プラモデル 工具 タミヤ (ITEM 87099) セラグリスHG

プラモデル 工具 タミヤ (ITEM 87099) セラグリスHG

グレードアップ No.383 GP.383 Fグリス (フッ素樹脂配合) 15383

グレードアップ No.383 GP.383 Fグリス (フッ素樹脂配合) 15383


f:id:rhbiyori:20150609115843j:plain,w500
 では手順を紹介。例によってマネする場合は自己責任で。こちらが今回検体となっていただく「HHKB Lite2 for Mac」。若干黄ばんでいる。ちなみに価格は中古で2980円だった。


f:id:rhbiyori:20150609120121j:plain,w500
 キートップを外していく。プラスチックのカード(今回使ったのはHMVのポイントカード)をスキマに差し込み、テコの原理で持ち上げればわりと簡単に外れる。キーが吹っ飛ばないよう押さえるのを忘れずに。コレをキーの数だけ繰り返す。最初は大変だが、慣れればポンポン外せるようになる。右側から順にやるのがコツ。


f:id:rhbiyori:20150609120229j:plain,w500
 キートップの裏側、軸部分にグリスを塗る。接触部である軸の側面を中心に塗るといいハズ。塗ったらキートップをはめ込み直す。

 写真では軸の先端部分までグリスが塗られているが、明らかに塗り過ぎである。ラバードームにグリスがつき、キーの戻りが悪くなるおそれがある。もっと丁寧に塗りましょう(反面教師)。

 今回僕は指で直接グリスを塗り、そのまま指でキートップをはめ直すという不精をしたため、キートップがグリスでぬるぬるになってしまった。ティッシュでキチンと拭いたらぬるぬるしなくなったが、とんだ二度手間である。めんどくさがらずに綿棒とかで塗ればよかった。

グリス塗りの効果

 グリスを塗ったところ、打鍵音はかなり静かになった。その効果は予想以上。あまりに効果があったのでビックリしている。

 今まではキーを押すたびにプラスチック同士がこすれる「カチャカチャ」という高音が響いていたのだが、それが「コトコト」という低い音に変わり、耳障りでなくなった。左Shift、スペース、Returnなど内部に金属製のスタビライザーが入っているキーは、押す場所によって若干高い音が出るが、それも意識しなければ気づかない程度である。

 その一方で、キーを押すときのスムーズさは若干落ちた感じはある。専門用語で言うところの、押下圧が高くなった、というやつだろうか。ただ押した時の感触は心地よくなっているので、疲れは感じない。このへんは塗るグリスの種類によっても変わってくるのかもしれない。

 大げさかもしれないが、その感触はHHKBの高級モデルなどに使われている「静電容量無接点方式」を彷彿とさせなくもない。パソコンショップで触ったことしかないけど。

PFU Happy Hacking Keyboard Professional JP Type-S 白(日本語配列)

PFU Happy Hacking Keyboard Professional JP Type-S 白(日本語配列)

 もしこの記事を見て自分もやってみようと思った人がいたら、ぼくのようにテキトーなグリスを塗るのではなく、ちゃんと吟味してからグリスを選んだほうがいいだろう(反面教師その2)。

 実はこの記事は、静音化したHHKB Lite2 for MacをMacBook Airに繋いで書いたのだが、なかなか快適であった。あとはこの静音効果がどれくらい続くか次第。しばらく使ってみて、改めて報告する予定。

追記(2015/08/10)

 その後さらなる改善を求め、タミヤのセラミックグリス「セラグリスHG」を買って塗り直した。

f:id:rhbiyori:20150809115239j:plain

 キートップを外し、前に塗った(その辺のホームセンターで適当に買った)グリスをティッシュと綿棒で拭き取り、改めてセラグリス塗り直すという、超二度手間な作業。なぜオレはあんなムダな時間を……。

 しかし塗り直しの効果はてきめんで、キーを押した時のスムーズさが抜群に増した。

 どのくらいスムーズになったかというと、塗り直し後に「あれ、このキー、なんかひっかかるな」と思ってキートップを外してみたら、塗り忘れて前のグリスのままだった、というくらい。つまり体感でわかる程度に改善されたことは間違いない。

 セラグリスHGは、大きめの模型店などに行けばだいたい売っていると思う。自分はヨドバシカメラの模型コーナーで買った。そんなに高いものでもないので(10gで400円ちょっと)、安価にキーボードを改良したい人は試してみるのもいいだろう。作業がちょっと大変だけど。

*1:Windowsは(Macも同じかもしれないが)起動時にキーボードを接続していないとBIOS画面でエラーが出てOS画面に移行しなくなってしまうのだが、現在Windowsマシンに接続しているBluetoothキーボードが、USBドングルを経由している都合でBIOSに認識されないので、別途で有線キーボードを接続する必要があるのだ。