以前から、ジーンズは家族から貰ったいわゆる「お古」を数本履き回していたのだが、全体的に傷みがひどくなってきたのでなってきたのでそろそろ買い足そうと思い、ちょっと前から服屋や古着屋を物色していた。
そんな中で目に止まったのが、リサイクルショップで見つけたこの「Levi's 501」。
Levi's 501と言えばヴィンテージジーンズの大定番であり、特に人気があるのが第二次世界大戦前後の頃の復刻モデルである501xxだ(完全にニワカ知識なので間違ってたら申し訳ない)。
しかしコイツはそのような復刻モデルではなく、おそらく当時普通に(ジーンズメイトとかで)売られていたモデル。
ではなぜそれが僕の目に止まったかというと、今持っている501と完全に同モデルだったから。
なにしろここ10年位、同じ時期に発売されたこのモデルのLevi's 501を履き続けている。なので軽く見ただけで「あ、いつも履いてるアレだ」ということがわかってしまった。
また、この時期の501の生地は、現行モデルよりも厚い。後から調べてわかったことだが、501は主に14オンスという厚めの生地を主に使っていたが、最近は流行に合わせて薄めの12.5オンスを使っているらしい(復刻モデルなどを除く)。どうりで最近の501を服屋で見てもしっくりこないはずだ。
僕自身、特にオシャレに興味があるわけではなく、復刻モデルだろうがそうじゃなかろうが特に構わない。むしろ復刻じゃない方が安く買えるのでお得なんじゃないか。色落ちもほとんどしていないし。
というわけで買ってしまった。価格は2,500円。普段古着を買うわけじゃないので安いのか高いのかはよくわからないが、新品の501が12,000円ほどであることを考えればそれほど損というわけでもないだろう。
写真
裏側。ご覧のとおりロールアップして履いている。足が短いから。以前レングス29インチのジーンズを履いたらちょうどよかったのだが、こいつは34インチ。しかもおそらく裾上げをしていない。
なので、前の持ち主の膝の色落ち(アタリっていうんだっけ)がかなり下の方に来る。その筋の人が見たらものすごくダサいのかもしれないが、色落ちはわずかなので、自分としてはそれほど気にならない。
パッチ。ウィズ31は手持ちの501と同じだと思って買ったのだが、実際はウィズ30で、31なのは同じく手持ちの「リゾルト」というジーンズの方だった。試着しても気づかなかったので問題はないだろう。
rhbiyori.hatenadiary.jp
タグ。リーバイスジャパン、そして米国製の文字。日本語での表記は、正直言ってあまりかっこよくは感じない。
ちなみにアメリカ国内のリーバイスの工場は2004年頃に全て閉鎖しているため、米国直営工場製のリーバイスはもう生産されていないらしい。
何年に製造されたものかを見分ける方法をネットで見つけた。まずトップボタン裏に印字された数字を見る。「553」。これが製造工場の識別番号らしい。
そしてタグの裏を見る。553の後に1100とある。ここから2000年の11月に製造されたということがわかる、らしい。16年前の自分は何をしていただろうか。
裾の裏にわずかに茶色いシミが。おそらく前の持ち主が茶色いブーツかなにかを履いていて、色移りしたのだろう。汗ジミとかでないことを祈る。
全体的に色落ちはあまりしておらず、2000年のものと考えれば状態もわりといいと思う。
なにより今まで愛用していたのと同じジーンズを履けるというのが嬉しい。末永く愛用していけたらいいなと思う。
ただ、やはり気になるのが裾が長いという点で、裾上げしてもらうかどうか悩む。
ロールアップしているとオシャレ気取りだと思われそうでちょっと嫌なのだが、「古着をそのまま履くためにあえてやっている」というエクスキューズをしながら履くのもアリかな、という気もする。誰に対するエクスキューズなのかはわからない。
ただ今時は、ファストファッションのジーンズですらセルビッジが使われているのに、非セルビッジのデニムをロールアップするのはやっぱりダサいのかな……みたいなことを考え始めるとキリがないので、やはりオシャレは難しい。
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