rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

シングルスピードの自転車が欲しいので低価格なモデルをまとめてみた

 先日ようやく暖かくなってきたので、久しぶりに3時間ほどサイクリングをした。すると有酸素運動の効果なのか、驚くほど体調が良くなった。

 しかし今乗っている自転車は9年間乗り続けているGIANT ESCAPE R3。これまでもパーツ交換を繰り返してきたが、あちこちにガタが来ており、いっそのこと買い換えたほうが安く上がりそうな気がしている。

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 そんなわけで新しい自転車を物色したりしているのだが、最近気になっているのが「シングルスピード」というギア無しのスポーツバイク。

シングルスピードのメリット・デメリット

 なぜスピードを求めるスポーツバイクにギアの無いシングルスピードが存在するのかというと、シングルスピードならではのメリットがあるから。

メリット1:メンテナンスが簡単で故障しにくい

 一番のメリットは、メンテナンスが簡単で壊れにくいであるということ。

 長年スポーツバイクに乗っていると、大抵ギア周りの調子が悪くなってきて調整が必要になる。しかし趣味で自転車に乗っているようなライダーが自分でギアの調整するのは難しい。かといってサイクルショップに調整を頼むとお金もかかる。

 その点シングルスピードなら、構造自体はギア無しの軽快車(いわゆるママチャリ)みたいなものなので、調整の手間が大幅に減るし、店に持ちこむお金もあまりかからずに済むのである。

 さらにスポーツバイクの後輪ギアのパーツ(主にディレイラー部分)は外側に突き出すような形状をしており、しかもちょうど物がぶつかりやすい場所にあるため、比較的壊れやすいパーツとされている。

 かくいう僕自身、5年くらい前にサイクリングをしてたら、後ろから来たロードバイクに追突されてディレイラーw見事にぶっ壊された経験がある。ショップに持ち込んで修理を頼んだら工賃含めて1万8千円もかかってしまった。

メリット2:漕ぐ力の伝導効率が良い

 またギア搭載の自転車はギアチェンジに最適化するため、ギアもチェーンも薄く作られている。一方シングルスピードはギア・チェーンが厚くしっかりしているため、漕ぐ力の伝導効率が良い

メリット3:軽量&安価

 ギヤが無い分本体が軽量、価格も安い。同じ値段でもシングルスピードなら一段グレードの高いバイクを買える。
 

 こう書くといいことずくめに見えるシングルスピードだが、もちろんデメリットもある。もちろんギアが無いことが唯一にして最大のデメリットなわけだが、ではギアがないことでどのような影響が生じるか。

ギアが無いことによるデメリットについて

 そもそも競輪やトラックレースなどに用いる自転車がシングルスピードなのは、スタート時以外再加速する必要がなく、一度スピードに乗った後は最高速で漕ぎ続ければいいだけだからである。

 なので高低差が存在する通常の道路におけるシングルスピードは坂道に弱い。登りは重いギアで進まねばならず、逆に下り坂ではスピードに乗りきれないということがどうしても生じる。

 さらに信号の多い街中ほど頻度が増すストップアンドゴーにも弱い、ギア比を軽くするほど加速は楽になるが、その分最高速が出なくなるというジレンマが生じる。


 つまり身も蓋もないことを言えば、街乗りのシングルスピードは遅くて疲れるのである。ギアという画期的な発明品を切り捨てているのだから致し方ないところ。

速さ以外に価値を見出す

 しかし少し考え方を変えてみよう。そもそもそんなにスピードを出す必要があるのだろうか? と。

 街中では、スピードを出せば出すほど危険は増す。そんなに急いだっていいことはない。下り坂はゆっくり下りればいいし、急な上り坂は降りて押したっていい。

 そう考えればシングルスピードの問題は気にならない、かもしれない。普通の軽快車に比べればずっと速いわけだし。

 なによりシングルスピードには、見た目がシンプルでスタイリッシュという、乗り手の気分的なメリットがある。道具を使う上でもっとも重要なのは愛着であると考えれば、多少のデメリットは気にならないだろう。


 と、ここまで書いたことは全てネットで調べた情報の受け売りだったりする。

 「シングルスピード、カッケェなぁ……」と、うっとりしながらこんな情報を集めていたら、うっかり半日が過ぎていたのだ。時間は大切にね。

 せっかくなので、調べていて見つけた安くて良さ気なシングルスピードについてまとめることで、いたずらに浪費した時間を供養してやりたいと思う。南無。

FUJI FEATHER

 シングルスピードの定番で、最も初心者向けとされているのがFUJIというメーカーの「FEATHER」。

 ドロップハンドル、クロモリフレームで10kgを切る軽量性、サイズラインナップも豊富でありながら7万円台というお手頃価格となっている。

 先日サイクルショップで実物を見てきたが、余計な装飾を廃したデザインが大変オシャレで、シングルスピードを好むようなシンプル好きの人にはたまらないだろう。

 特にオーロラホワイトのホワイトっぷりは凄まじく、街中を走れば注目の的になること間違いなし。すぐ汚れそうだけどね。

 ちなみにFUJIというメーカーは、元々日本の企業だったのが買収されてアメリカのメーカーになったらしい。へぇ。

ミヤタ フリーダム

 定価約4万円と大変お手頃なシングルスピードがミヤタの「フリーダム」。ただしフラットバーのみで、ドロップハンドル仕様の「フリーダム ロード」はギア有り。

 日本のメーカーなので品質もわりと安心かな、という予感はある。

 ただハンドルやペダルのパーツを見ると、どうも軽快車のそれに近いっぽく見える。スポーツバイク感を求める人には向かなさそう。

CARTELBIKES

cartelbike.com

東京/西麻布にあるストリートバイクショップ”DINER”がプライベートブランドCARTELBIKESを立ち上げました。

 とのことである。

 AVENUE、AVENUE LO、BLVD LOの3モデルがあり、後のものほど新しく、価格も上がっている模様。しかしAVENUEなんかはオシャレなわりに価格も抑えめに見える。

 一番の問題は僕のよーなモサい人間が西麻布で自転車を買うなんて出来っこないということである。セレブになりたい。

MASI FIXED UNO

 イタリアのメーカーMASIの「FIXED UNO」。RISERがフラットバーでDROPがドロップハンドル。

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 普通にレース用のバイクなどを作っているメーカーが作ったシングルスピード、という感じで実用性が高そう。

 基本的にはシンプルなのだが、イタリアンなテイストが随所ににじみ出ているデザインを気に入るかどうかがポイントだろうか。






 こんなところか。他に探せばいくらでもあるのだが、キリがなくなるのでこの辺で。

 なお自分は数日かけてこの記事を書きつつ、とりあえず当面の使用を凌ぐため、サドルが破れたGIANT ESCAPE R3のために交換用のサドルを買ってきたりしている。買い替えはまだまだ先になりそうだ。はぁ。