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思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

「片道勇者プラス」を初めて本格的にプレイ

 ドラクエ8をクリアして以降、昔やったゲームを(デジタル的に)引っ張りだしてプレイしているのだが、最近は「片道勇者プラス」をやっている。

片道勇者プラス 公式ページ

 「片道勇者プラス」とは、フリーゲーム界で有名な「SmokingWOLF」氏が作った「片道勇者」のアップデート版。無印版と違い、プラス版は有料となっている。

 ゲーム内容は、基本的にいわゆるローグライクゲームなのだが、フィールドは横長で、「ダンジョンに潜る」のではなく「左から迫ってくる闇から逃げながら右に進む」ことでゲームを進めていく、といった内容。プレイ動画などを見れば一発でどんなゲームかわかると思う。

www.youtube.com

 片道勇者(無印)が公開されたのが2012年で、自分が最初に無印をプレイしたのが2013年。そして片道勇者プラスの発売が2014年だが、Steam版が発売されたのは1年後の2015年。自分はSteam版を購入した。ということをなぜ覚えているかというと、全部ブログに書いているおかげである。便利だなぁ。

 しかしこれまでプラス版をそれほどやりこんでこなかった。なぜかというとプラス版の発売前に無印をクリアしておこうと思い、一気呵成に真エンドクリアまでやりこんでしてしまった結果、すっかりモチベーションが下がってしまったのである。おばかさんよねぇ。

 rhbiyori.hatenadiary.jp


 発売から2年近く経って久しぶりにやり直してみると、だいぶ内容を忘れているおかげで結構楽しめる。かなり下手になっているがそれくらいがちょうどいいのかもしれない。

 ローグライク初心者なので、剣士や勇者といった脳筋職だと簡単にクリアできるのだが、狩人や冒険家のように体力が低くアイテム・スキルを駆使しなければならない職だとすぐにやられてしまう。

 目先の利益よりも生き残って先に進むことを優先して、キャラを強化していけばいずれクリアできる、ということはわかっているのだが、ついついケチって死ぬというパターンばかり。

 それでも徐々に慣れてきて、クリア率が上昇。目下の目標は全職業での持ち込み無し普通の旅クリアで、現在は剣士・騎士・狩人・海賊・詩人・勇者でクリア済み。無印版の職業で未クリアなのはあと冒険家と理術士のみ。追加職はまだ出せてすらいない。


 正直に言うと、なにかと煩雑になりがちなローグライクゲームはあまり好みのジャンルではないのだが、それでもプレイしたくなってしまうのは、ゲームとしての作りこみがムチャクチャ高レベルだからだろう。

 あらゆるパラメーターが非常に適切に調整されているため、遊んでいて理不尽な感じが無い。長期間に渡るブラッシュアップの成果に違いない。

 そこに程よく運の要素が絡んでくるため、失敗したときは自分の力量不足という感じがするし、逆にランダム要素がプレイヤーにプラスに働いた時にはスゴく爽快感がある。まさに理想的なゲームバランス。

 難易度についても、低難易度の「やさしい旅」から超高難度の「人類には早すぎる旅」、さらに完全ターン制となる「マニアモード」や闇が迫ってくるスピードがアップする特徴「闇が速い」など、初心者からやり込みプレイヤーまで幅広く対応している。


 惜しむらくはビジュアル面がやや貧弱なことで、特にプレイ画面はローグライクという制約もあってかなり遠方から見た俯瞰のドット絵となっており、どうしてもこじんまりとした印象がある。

 SmokingWOLF氏が描く立ち絵は、味があって決して下手ではないのだが、今時のアニメ絵と比較してしまうと手作り感があるのは否めない。

 一方で、ストーリーを語るためのテキストの方はいずれもかなり高クオリティ。さすが「シルフェイド見聞録」というサウンドノベル系ゲームで一世を風靡した作者だけのことはある。テキストを全部作者が書いてるかどうかは知らないけども。

 一回のプレイ時間が長く、セーブに制限があるのも、昨今のスマホゲーム全盛の流行とは逆行していると思う。せめて常時中断セーブ(ロードは1回のみ)できるようにしてもよかったのではないだろうか。ゲームを起動しっぱなしにしておくという手もあるけど、心理的な問題として。

 こういった点から、基本的には良いゲームではあるのだが、より多くの人々への訴求力が弱くなってしまっている感があり、とてももったいないと思う。


 そういった経緯もあってか、片道勇者を原案としたリメイク作として「不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ」というゲームがVita用として開発され、2015年に発売されている。なんと原作者であるSmokingWOLF氏自らがプレイした動画をアップロードしている。

不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ

不思議のクロニクル 振リ返リマセン勝ツマデハ


原作者が遊ぶ『振リ返リマセン勝ツマデハ』 Part1

 また、片道勇者の開発記録が電子書籍として先日出版された。他にも片道勇者を題材としたTRPGが公式に出版予定とのこと。なにしろ良いゲームなので、こういったところを通してプレイヤーが増えることを願って止まない。

片道勇者開発記: 四年の旅路

片道勇者開発記: 四年の旅路