思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

VC版「カエルの為に鐘は鳴る」をクリア

 バーチャルコンソール版の「カエルの為に鐘は鳴る」をクリアした。ニンテンドーeショップのセールで買ったソフト。

rhbiyori.hatenadiary.jp

 カラーですら無い初代ゲームボーイのソフトでありながら、本作は名作として名高い(って重複表現?)。最近もスマブラforに本作の主人公がアシストフィギュアとしてゲスト出演したりしたらしい。

 なので、いつかやりたいな、と思い続けていた。そして今回のセールをきっかけにようやく初プレイに至ったのである。


 まず結論から言ってしまうと、スゴく面白いゲームだった。一気にプレイしてしまい、2日でクリアしてしまうほどに。

 本作がどのようなゲームなのか、とか、どのへんが面白いのか、ということは、ググっていただけばだいたい分かる。

 プレイして一番に感じたことは、ゲームとしての攻略性も、ストーリーのプロットも、とにかくよく計算され練りこまれており、全くスキがないということ。


 ゲーム内容は、「ゼルダの伝説」をよりシンプルにしたような感じのアクションアドベンチャー。

 モンスターとの戦闘は、こちらと相手が自動的に攻撃しあうというシンプルなもので、純粋なお互いのステータスによって勝敗が決まる。戦略性はほとんど無いと言っていい。

 ではプレイヤーは何をするかというと、フィールド上やダンジョン内にあるアイテムを集めて主人公を強化することで、ボスを倒し、ストーリーを進めることとなる。

 主人公は、人間・カエル・ヘビに変身することができ、それぞれの特徴(人間は戦闘が得意、カエルは水中で泳げる、ヘビは狭い場所を通れる、等)を活かしてマップを攻略していく。

 この変身の使い分けがこのゲームの最大のキモで、計算通りの手順で攻略できると非常にキモチイイ。ダジャレではない。

 シビアなアクションはあまり存在せず、後半はわりと頭を使う必要があるので、だんだんパズルゲームに近いプレイ感覚になってくる。


 ストーリーは、主人公である王子が、とある島の危機を救い姫を救い出す、という一見王道っぽいもの。

 しかし、主人公が金にモノを言わせて問題を解決するという子供向けのゲームにあるまじき行為に出たり、ライバルであるリチャード王子と足を引っ張り合ったりと、王道をパロったようなギャグ展開が続く。

 さらに主人公が不思議な果実を食べて気持ちよくなったり、魔女がその果実を利用して「しんこうしゅうきょう」を立ち上げようなどと危ないことを口走ったり(このゲームの発売は1992年である)、ブラックなネタやパロディも多数出てくる。

 そういった部分に隠れがちだが、実はストーリー展開の根本がかなりしっかりしており、伏線とその回収も上手いので、いわゆる「お使いイベント」が多いのに全く飽きが来ない。

 ラストへ向けた盛り上がりも見事で、非常にアツい展開から大団円を迎え、最後にはこのゲームらしいオチもついてくる。シナリオライターがよっぽど優秀なのだろう。


 と、ググッて出てきた文章をまとめたようなことをうっかり書いてしまったが、実際にその通りで、実際に面白いのだから仕方がないじゃない(開き直り)。

 ボリュームもコンパクトだし、値段も安いので、ぜひ一度はプレイしてみて欲しいゲームである。


 ただしあまりに名作名作と言われすぎていたので、ボリュームの少なさゆえの肩透かし感が多少あったのも、正直な感想ではある。初代ゲームボーイのソフトであるために致し方ないところではあるのだが。

 ゲーム内容もシナリオ的にも一本道で、最初から最後までプレイヤーの選択肢が無いのも気になるといえば気になる。

 しかしそれらはあくまでも現代から見た感想であり、このゲームが優れていることは間違いないのない事実。あまり名作と思って気構えず、「めちゃくちゃクオリティの高いミニゲーム」くらいの気持ちで遊べば十二分に楽しめるだろう。