rh日和(仮)

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GGXrdR日記 「画面を見ること」の種類、「反応」と「読み合い」の両立について

 最近すっかりギルティギアブロガーになっている。だって面白いんだもん。ブログのネタになるんだもん。あわよくば布教したいんだもん。

【PS4】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-

【PS4】GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-

 誰もが言う通り、格闘ゲームは画面を見なければ勝てない。格闘ゲーム用語における「画面を見る」とは、「相手の動きや戦況を見て適切な行動をとる」といったような意味である。

 時々「画面を見ずに強い技を振れば勝てる」というようなことを言う人がいるが、それは一種のジョークである。確かに、戦況を無視して放った技で勝利をもぎ取れることもあるが、それは一種の奇襲戦法であって、常に通用するわけではない。

 しかし一口に「画面を見る」と言っても、いろいろな「見方」がある。

 例えば「相手のジャンプ攻撃を見てから即座に対空技を出す」というような、とっさの反応をするための見方

 あるいは相手の動きを見て、「ここでさっき牽制を振ったから、今度は様子見しよう」とか「さっきは中段をガードされたから、今度は下段、をロマキャンして投げ」と言ったように、相手の思考を読むための見方

 他にも、「さっきはコンボミスったからもっと簡単なコンボを使おう」というように自分の動きを見たり、場合によっては「相手のこの連携の抜け方がわからないからあとで練習しよう」というように長期的な自分の課題点を探したりと、プレイヤーは一つの画面から実に様々な情報を引き出している。

 これらを二つに大別するならば、「反応」と「読み合い」の二つに分けられると思う。ちょっと乱暴かな?

 格闘ゲームの難しい点は、スポーツ的な0コンマ1秒以下の反応速度と、将棋やチェスのような戦術的思考を同時に求められるという点にある。

 しかしここで問題となるのは基本的に人間はひとつのものしか見ることができないということ。

 より正確に言えば、人間はひとつのことしか意識することができない。例えば「今日のご飯はなににしようかな」と考えながら最速で対空技を決めることはおそらく可能だろうが、それは無意識で対空しているだけで、意識にあることはひとつだけだ。

 自分のようにザ・不器用な人間は、反応の方に精一杯で、なかなか戦況を読んだりすることができない。

 上級者のプレイヤーは、無意識に反応しつつ、意識下で戦況を読んだりしているのだろうか。それとも、意識することを適切に切り替えることで状況を有利に持って行くことに長けているのだろうか。自分にはよくわからない。


 少なくとも対戦に勝つためには、まず素早い反応をするために画面に集中することが必要だ。「小足見てから昇龍」が完璧にできれば、理論上は絶対に負けることはない。

 しかしもちろんそんなことが可能な人間は存在しないので、相手の裏をかきあう「読み合い」が発生するのである。

 言ってみれば「反応」という土台の上に「読み合い」というファクターが乗っかる形で勝敗が決まるわけだ。

 ここまで書いて、他にも「知識差」とか「メンタル」という要素もあるなぁ、と思ったが、その辺についてはおいおい考えよう。今日は終わり。