フランスのゲームメーカー「Ubisoft」が設立30周年ということで、PCゲームを毎月一本づつ無料配布するキャンペーンを行っているらしい。
で、9月分の無料配布ソフトが『The Crew』というレーシングゲームだという情報を知り、早速ダウンロード&プレイしてみた。
PS4で発売しているようなゲームを無料配布してくれるとは、なかなか太っ腹。配布期間は10月中旬までの予定で、一度受領すればずっと無料で遊べる模様。DLCは入ってないけど。
配布を受け取るにはUbisoftのメンバーズサイト「Ubisoft club」に登録する必要がある。ウェブサイトやクライアントソフトの使い勝手がイマイチだったりするのだが、その辺の話は割愛しておこう。タダだし。
ゲーム内容は、『アサシンクリード』や『ウォッチドッグス』のようなUbisoftお得意のジャンルであるオープンワールドに、自動車によるレース要素を加えた感じ。以前ちょっとだけプレイした『バーンアウト パラダイス』や『Fuel』といったゲームに似てるかも。
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なんとアメリカ全土が舞台ということで、マップ上には「ナイアガラの滝」などの有名スポットが表示されており、アサクリのような観光プレイも可能、らしい。まだ序盤なので遠くに行けないけど。
主人公(cv子安武人)は、実の兄を殺され、しかもその罪を被せられて5年間収監されていた男。ある日捜査官の女が現れ、主人公の釈放と引き換えに、彼を陥れたFBIの高官とパイプのある違法レーシング組織(?)を潰すための潜入任務を持ちかける。違法レースに勝って組織で成り上がり、悪事の証拠を掴んで自らを陥れた男に復讐するため、主人公は立ち上がる。というストーリー。
マップ中に散らばるレース地点に行き、レースに勝って賞金と名声を手に入れ、車を強化していく、というのが基本的なこのゲームの流れ。しかしただ街中をドライブするだけでも楽しい。
記事冒頭の写真はいい感じのスポットを探して港に行って撮影した。カメラモードも搭載されていて、自由に視点を動かしたりフィルターを掛けたり出来る。ちなみに海に飛び込むことも可。すぐにコンティニューになるだけだが。
処理速度はPS4世代のものにしてはやや軽く、うちの10年もののPCでも最低画質にすれば15~20fpsで動き、けっこう遊べた。
ただ最高画質にしても画質はイマイチに感じた。「Wild Run」というDLCを入れれば画質向上するらしいが、「DLCを入れたら処理がかなり重くなった」という情報も見かけた。
序盤だからだろうか、難易度はだいぶ低く、レース後半であからさまに敵が手を抜いてくれたりした。「コーナーでブレーキをかける」という程度しかわかっていないペーパードライバーの自分でも普通に遊べた。
レーシングシミュレーターとしてのクオリティはまぁそこそこといった印象。出てくる自動車は多分実車(日産とか)。グランツーリスモ(そういえば最新作がまた発売延期らしい。伝統行事。)のようなガチガチのリアルさを求めていないのであれば満足できるのではなかろうか。
あ、あとCrewというタイトル通り、4人メンバーのクルーを即席で作って遊べる機能があるらしいが、ゲーム内でもぼっちの自分はやっていない。悲しいね。うるちゃい。
車好きでオープンワールド好きの人なら、結構楽しめるゲームになっていると思う。特に車好きではない僕でも、次々現れるミッションをプレイしている内にいつのまにか時間が経っていたほど。
ただ序盤をプレイした感じだと「面白さのピーク」があまり高くなく、終始ダラダラとしたプレイ感があったのも確か。これはオープンワールドゲーム全般に言えるかもしれないが。
特に車好きでない僕からすれば、ミッション地点からミッション地点まで運転することが若干煩わしかった。アサシンクリードのように屋根伝いで疾走できるわけでもなく、赤信号や他車両に注意せねばならない。いや、それが普通の運転なんだけどね。