Steam版の『The Witcher 3: Wild Hunt』をプレイし始めた。
今年1月のセール時に買ったウィッチャー3だが、グラボのスペックが足りず積みゲー化していた。
それが先日SkyrimSEのために「GTX750Ti」に換装したところ、画質設定「中」なら30fps程度でなんとか動くようになった。最低スペックよりはわずかに足りないのだが、意外とイケるものだ。たまにカクつくけど。
メディア的にもネット的にもはや好評価しか聞かないウィッチャー3。ちなみにお笑い芸人の有吉弘行も、ドハマりしているとラジオで語っていた。
実際にやってみると評判に違わぬ面白さ。同じオープンワールドでファンタジーなRPGの『Skyrim』と比較されることも多いが、あちらよりも自由度がやや低いぶん、メチャクチャ作り込まれている、といった印象。
主人公がゲラルトというオッサンなのだが、とにかく渋い。激渋。メタルギアソリッド系のおっさん好きの自分としてはたまらない。
吹き替えの声も渋い。他キャラの声優も実に豪華。翻訳もちゃんとしているので安心してのめり込める。イベントシーンがキチンとカット割りされているので映画やドラマのように楽しめるのもいい。
世界観はかなりダークな中世ファンタジーで、残酷描写満載なのだがむしろリアルで良い。日本のRPGでここまでリアルかつハードなものはなかなか作れないだろう。
ゲーム部分について言うと、あえてそうしているのかはわからないが、色々なゲームの面白いポイントを貪欲に取り込んでいるような印象がある。
オープンワールドでサブイベント多めのフリーシナリオのRPGという点では前述の『Skyrim』に近いし、戦闘のアクション性は『ダークソウル』や『モンスターハンター』っぽい。
また「ウィッチャーの感覚」という能力を使うと、その場所に残された様々な痕跡を発見でき、敵を見つけたり人を追跡したりできるのだが、『アサシンクリード』の「タカの目」という能力に似ている。サブイベントには「ウィッチャーの感覚」を駆使して、さながら犯罪捜査のようにモンスターを追い詰めるものもある。
おまけに『ファイナルファンタジー8』のような「ゲーム内カードゲーム」まであり、どれだけプレイすれば全ての要素を遊び尽くせるのか見当もつかない。
以上のようにひじょーにやりがいのあるゲームであることは確かなのだが、若干のとっつきにくさを感じたのも事実。
戦闘は小攻撃・大攻撃・ステップ・ローリング・ガード・印(魔法のようなもの)・アイテム(爆弾や石弓)といった要素を駆使する、モンハンばりの複雑さ。低難易度ならステップしながら切っているだけで割となんとかなるのだが、初見では「めんどーそうだなぁ」と思ってしまった。
防具は複数箇所で、修理の概念があり、店で買う以外に設計図と素材を用いて生産することもできる。錬金術で薬を作ることもでき、オイルを武器に塗って弱点を突いたり、霊薬を飲んで一時的にパワーアップしたりできる。
というように、やれることはとても多いのだが、裏を返せばやらなければいけないことが多い、とも言えるわけで、ゲームとしてのハードルをあげている。メニュー画面のUIが雰囲気重視でレスポンスがイマイチなのも気になるところ。
ストーリー面でも、非常に世界観が作り込まれているのだが、それゆえ独自の用語ががぽんぽん出てくるのでなかなか理解が追いつかない。3作目ということでゲラルトの過去の話もぼちぼち出てくるし。ストーリーの根幹的な部分だけを取捨選択すればそれなりに楽しめるのだが、それ自体になかなか労力が要るのも確かだ。
と、なんだかんだ言ったが、普通に思いっきりハマってしまっている。とりあえず最初のグリフィンを倒すところまで進んだのだが、果たしてクリアまであとどれぐらいかかるだろうか。モンハンクロスまでには終わらせたいなぁ。
ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション 【CEROレーティング「Z」】 - PS4
- 出版社/メーカー: スパイク・チュンソフト
- 発売日: 2016/09/01
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