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思考だだ漏れノートG

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

SteamのTPSパズルゲーム『Haydee』をプレイ セクシーキャラを操る超硬派なアクションパズル

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 とあるSteamゲーム紹介動画で取り上げられていた『Haydee』というゲームがセールで半額だったのでプレイしてみた。(※本記事には少しだけ性的な表現とネタバレが含まれます。)

store.steampowered.com

独創的過ぎる「Haydee」のボディ

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 半分人間・半分ロボットのキャラクター「Haydee」を操作する三人称のアクションパズルなのだが、そのHaydeeのヴィジュアルがそこはかとなく個性的

 のっぺらぼうの頭と関節付きの腕はいかにもロボット。なのだが胴体と脚はどうやら生身の女性のものらしい。

 そしてその生身部分が異様にグラマラス。ダイナマイトなバディ、でもいんじゃない? 女性を形容する語彙って露骨に世代がバレるよね。余談。

 歩くたびにその豊満な御胸様がたゆんたゆんとお揺れになり、しゃがめば砲弾のようなヒップがドアップに。製作スタッフ(※海外のインディーズゲームです)の熱ーいパッションがひっしひしと伝わってくる。

 こういった類の3DSアクションパズルは、操作性の都合で一人称視点であることがほとんどなのだが、あえて三人称を採用した理由はどう考えてもHaydeeさんの極上ボディを堪能するためだろう。紛う方なき変態ゲーム(褒め言葉)なのである。

 身体はセクシー、でも顔は無表情の機械、というあたり、かなり特殊な性癖の方向けのはずなのだが、プレイしているとうっかりそっち方面の扉が開いてしまいそうになる。実に恐ろしいゲームだ(褒め言葉)。

極限まで削ぎ落とされた世界観

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 そんな一見プレイヤーに媚びている感のある本作だが、ゲーム内容の方はというと、意外にもかなり「ハード」だったりする。色々な意味で。

 ゲームは操作キャラのHaydeeが無機質な小部屋に立ち尽くした場面からスタートする。前方には扉。そして背面の壁には操作キャラと全く同じ外見のHaydeeが数体固定されている。

 そこから様々な仕掛けを乗り越えて進んでいくことになるのだが、道中にストーリーを説明する会話や語りは一切登場しない。文字・数字の類も謎解きにごくわずか出てくるのみ。

 どのくらいストーリー性が排除されているかというと、本作の大前提となる「施設からの脱出」という目標ですら、ゲーム中では一切説明されないほど。自分もSteamの説明文に書いているのを読んで初めて知ったくらいだ。

 施設内に配置されたオブジェクトも限られており、白い壁、エリアに対応した色のパイプ、金網、通風口のカバーのようなもの、スイッチ、フェンス、ドアなど、数え上げられる程しかない。水は濁っており、植物は造花のように生命感が無い。

 Haydee以外に動くものといえば、こちらを攻撃してくる敵ロボットくらいのもの。それすら二種類しかバリエーションが無い。

 しかし、そんな極限まで削ぎ落とされた独特の世界観が、得も言われぬ魅力を放っているのもまた事実。低調に繰り返されるBGMや効果音も実にマッチしている。

 闊歩するHaydeeの姿は、もはやアートの風情。「女体=生物的」なものと「機械=無生物的」なものの合体によって生命のなんたるかを表現しようとしているようにも見えるし、やっぱりただのスケベボディにも見える。

あまりにも硬派なパズルアクション

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 そしてこのゲームの最もハードな部分がアクション&パズルのゲーム性。結論から言うと、相当な高難度なのである。

 Haydeeのジャンプや移動のアクションは今どきのゲームと比べるとかなりもっさりとしており、操作の癖が強い。ある意味見た目通りではある。

 ジャンプで足場を飛び移らなければならない場面が多く登場するが、操作が肩越しの三人称視点であるために難易度が増しており、ちょっとでも方向やタイミングをミスると即落下。そこそこの高さでもダメージを受け、奈落に落ちれば即ゲームオーバーとなる。

 足場のヘリに掴まる事もできるのだが判定がシビアであまり信頼できない。にもかかわらずヘリ掴まり前提のギミックもかなり多く登場するため苦戦は必至。


 なによりも厳しいのが、オートセーブやチェックポイントと行った近年のゲームでは当たり前の機能が一切搭載されておらず、ゲームオーバーになったらセーブポイントからやり直し、しかもそのセーブの回数が有限であるということ。

 セーブにはマップ内で手に入るフロッピーディスクが必要で、入手数は一回のゲーム内で固定。手元になくなったら本当にオシマイである。救済措置など一切存在しない。

 そもそも死にやすいゲームであるためなるべくこまめにセーブしたいのだが、フロッピーを使い切ってしまうと次に入手出来るまでノーセーブで進まねばならず、なかなか先に進めなくなってしまう。フロッピーの使い所が極めて重要となる。

 同様に、武器として手に入る銃器の弾数も有限。無計画に使ってしまうとフツーに「詰み」になりかねない。

 敵ロボットは「Walker」と「Slasher」の二種類で、動きの素早いSlasherが特に厄介。かなりのエイム力を求められるので、シューティングゲームアクションの要素も強い。頭部を狙えば弾薬の節約になるのだが、ゲームパッドでは難しい。個人的にはマウス推奨。

 謎解きも相応にシビアで、観察力と応用力が必要。単なる総当りではなかなか先に進めない。初回プレイでは回避が難しい罠、いわゆる「初見殺し」も当然のように設置されている。

 ここまで難しいポイントを列挙してきたが、全体的な方向性として古き良きファミコンゲームのような不親切さを意図した難易度調整になっていると感じた。

 一歩間違えると理不尽さに繋がりかねないほどの難易度ではあるのだが、根気よくプレイし続けることで少しずつ先に進めるという絶妙なさじ加減。なかなか作れるものではない。

自力でのクリアはギブアップ

 正直に申し上げると、自分はプレイ3日目にして自力でのクリアを諦めてしまった。

 と言っても先に進めなくなったというわけではなく、このまま自力で進めていたらムチャクチャ時間がかかるだろうな、という判断からである。

 というわけでプレイ動画を見ながら進めてクリアしてしまった。うーん。邪道。でも製作者がプレイ動画に対してコメントしたりしているらしいので、人道に反しているというほどではないハズ。

 こんな自分から言っても説得力はまるで無いが、攻略のコツとしては、一度アイテムが足りずに詰まってしまったら素直に最初からやり直すことをオススメしたい

 初見では苦労したギミックも、攻略法さえわかれば短時間でクリアできるようになっているため、より多いアイテムを持った状態で元の地点に戻れるだろう。

 また、無理そうだったらあえてその周回でのクリアを諦めて攻略法を探ることに専念するというのも一つの手段。


 しかしいずれにせよ自力でのクリアには相当な時間がかかるだろう。今時のゲームには無い歯ごたえが欲しいという人、もしくはロボ娘のあられもない姿を堪能したいという人にはおすすめのゲームである。

(画像は『Haydee』Steam配信ページより引用)