rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

Mad CatzのiOS用コントローラー『C.T.R.L. i モバイルゲームパッド』を購入、MHP2G・Minecraft等に対応

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 Mad CatzのMFi認証iOSデバイス用コントローラー『C.T.R.L. i モバイルゲームパッド』を購入した。

買った理由

 Mad Catzと言えば、先日の唐突過ぎる倒産により多くのゲーマーたちを震撼(大げさ)させた、今は亡きゲームデバイスメーカーである。であった、の方が正しいだろうか。

 格ゲー好きの自分としては、所属していたプロゲーマー達が突然契約解除されてしまってずいぶん驚いた。倒産の原因は特定の分野の商品で大失敗をやらかしたためらしく、関係のないマウスやアケステまで作られなくなってしまったのは非常に寂しい。

 で、そんなMad Catzの製品が現在秋葉原のPCショップなどで在庫処分セール中らしい、との情報をキャッチし、さっそく趣味の秋葉原巡りのついでに探した所、某アークで開催中のセールを発見。

 マウス、ヘッドセットなどが安売りされている中、見つけたのがこのiOSデバイス用のコントローラー『C.T.R.L i モバイルゲームパッド』。

 自分は現在iPod touch(第6世代)を所持しており、『モンスターハンターポータブル2ndG』や『Minecraft』などのゲームでコントローラーがあったら便利だなとと思っていたのだが、どのコントローラーもやたらと価格が高く、そこまで本格的にやり込みたいわけではない自分にとっては高嶺の花だった。

rhbiyori.hatenadiary.jp
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 そんな中、在庫処分品のコイツのお値段は2,980円。発売時の定価は6,500円だったらしいので半額以下。アキバのよくわからない店で売っているよくわからない中華製で同じくらいの価格のものは売っているが、こちらは(それなりに)信頼のMad Catzブランドである。

 この値段ならちょっと触る程度でもアリかなぁ、と思い購入決定。

 なお本製品の類似品として、より小型な『Micro C.T.R.L.i』やPC・アンドロイド用の『C.T.R.L. R』、その小型版の『Micro C.T.R.L. R』が存在する。対応機種を間違えないよう注意。

開封&セッティング

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 で、持ち帰り開封し、スマホホルダーを装着。結構凝った作りの箱に入っていた。右側、説明書が入った袋には、今や一抹の侘しさを感じずにはいられないMad Catzステッカーが同梱。

 付属の単4電池を装着し、箱に貼られた説明シール通りの操作でiPod touchとのペアリングに成功。同時に公式アプリのストア画面に遷移したのでそのままダウンロード。

 その後ちょっと触ってみたが特に不具合は無し……と言いたかったのだが、なぜか「L1・R2が反応しない」という事態が発生。が、iOSをアップデートしてみたらすぐに直ってしまった。一体何だったんだ。

 iPod touchを装着した状態の写真も撮ろうと思ったのだが、そもそも写真撮影にiPod touchを使っているため撮影できず。「自分の背中は見られない」的ジレンマ。

使用感

 基本的な作りはほぼXbox360用コントローラーと同じ。各パーツのクオリティはワンランク落ちる感じだが操作に支障は無い。握りやすさも箱パッド譲りである。十字キーが「押し込むとほとんど動かなくなる」タイプなのはちょっと気になるが。

 なお、公式アプリの入力テスト機能を試した所、アナログスティックや十字キーはおろか、ほぼ全てのボタンが感圧式のアナログ入力となっている模様。悪名高きプレステ2コントローラーと同じ仕様とは……。あるいはMFiの仕様で必須なのだろうか。

 ホルダーのホールド機構は伸縮式(多分バネ式)で、対応デバイスの中で最も小さいと思われるiPod touchもキチンと収まる。iPhone6 Plusのサイズにも対応しているとのこと。

 ただホルダーの角度が約45度で固定なのはちょっと不満。机の上に置いてプレイにはちょうどいいが、寝っ転がりながらだと少々窮屈。不精はするなということか。

 単4電池2本で駆動時間30時間とのこと。充電しながらのプレイなどは出来ない。連続使用したい場合は充電式の電池を4本買ってローテーションするなどの工夫が必要だろう。

(追記 2017/12/09)
 後で電池ボックス内のUSB microB端子(PS4のコントローラーと同じ規格)を刺してみたら、電源供給しながらプレイすることが可能だった。ただしメーカー推奨の使い方ではないと思われるので、やる場合は自己責任で。
(追記ここまで)

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 まずはMinecraftで使用。自分はパッド操作にあまり慣れていないが、コンシューマー版などと同じ配置になっているのでなかなか快適。とりあえず豆腐ハウスを作成してみた。


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 次にMHP2G。こちらもPSP版とほぼ同様のボタン配置、かつ右スティックで視点移動、R2でメニュー、L2でキックなどが可能なため、むしろPSPより快適かもしれない。華麗に下位イャンクックを初狩猟。一落ちしたのは秘密。

感想

 いずれのゲームも遅延などは無く、ほとんど携帯ゲーム機と同じような感覚で操作できた。switchなんて要らなかったんや(負け惜しみ)。

 これだけ良いものを作れるMad Catzが倒産してしまったのはつくづく無念。じゃー倒産前に買ってやれよ、というツッコミは、正論である。

 ちなみに現在日本におけるMad Catz製品のサポートは「アタッサ」という会社が引き継いでいるらしい。

 それからこれは本製品とは全く関係無いのだが、さすがにiPod touchの画面サイズ(iPhone5Sと同サイズ)でモンハンやマイクラをプレイするのは、子どもならいざしらず、完全におっさんに片足入りかけている自分には少々キビシいものがある。せめてiPhone6サイズは欲しい。

 そして最大の問題が、今現在自分が全くモンハンやマイクラをやりたいと思っていない、ということで、あまつさえ『ドラゴンクエスト11』に備えてスマホ版ドラクエ1~3(コントローラー非対応)を予習プレイ中だったりする。同じスクエニの『ファイナルファンタジー4~6』は全部コントローラー対応なんだけどねー。

 というわけで結局汚れ防止のために出番が来るまで箱の中にしまっておくこと。幸い箱は収納に便利なコンパクトサイズとなっている。ってそーいう問題じゃない。こうやってモノが部屋に増えていくんだなぁ。