rh日和(仮)

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PS4版『Dishonored2』をプレイ

 PS4の一人称ステルスアクション『Dishonored2』をプレイした。先日のTGSセールで購入したソフト。

Dishonored 2 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

Dishonored 2 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

rhbiyori.hatenadiary.jp

 前作は『Dishonored』クリア済みで面白さはそこそこといった感じだったのだが、セールでやたらと安くなっていたので勢いで買ってしまった。

 ダークな世界観と一人称による本格的なステルスアクションがウリの本作。ざっくり言えば「ファーストパーソンかくれんぼ」である。


 ストーリーは前作の続き。プレイヤーキャラを前作と同じコルヴォか、彼の修行を受けた女王エミリーの二人から選ぶことが出来る

 それぞれが異なる能力を持っているが、レビューによるとストーリー進行もはどちらを選んでもほぼ同一らしい。

 相変わらず世界観は陰気。産業革命期イギリス風の街並みに「スチームパンクとオカルト(Wikipediaより引用)」を混ぜたような感じ。人の血を吸う害虫ブラッドフライなんかも出てきて世はまさに世紀末。さすがCEROZ。


 難易度選択が可能で、細かい敵のパラメーターをカスタムすることも可能。今回はなんとなくVery Hardを選択。こういう攻略重視のゲームで難易度を下げても意味が無い気がして。同じメーカーであるベセスダの『Skyrim』みたいなストーリー重視のゲームなら大体ノーマルでやるんだけども。

 さらに今作は「超常能力不使用モード」を選ぶことも出来る。前作にもあった瞬間移動や物体の遠隔操作といった、いわゆる超能力を全く使えなくするモード。いわば公式の「縛りプレイ」。

 で、あろうことか自分は「Very Hard+超常能力不使用モード」を選択。しかもノーキル・ノーアラートという自分縛りも設けて。

 なぜこんな縛りで始めたのか、自分でもよくわからないが、思い返せば前作も同じようなスタイルでプレイしていた。さすがに超常能力は使ったけど。

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 その結果当然の如く難易度は爆上がり。敵兵の視界が広く、ものすごい感知速度で発見されてしまう。

 ただ難易度設定で変わるのは敵兵の能力のみであり、敵兵の数が増えたり配置が変わったりはしない。

 縛りプレイを想定しているためか、敵兵の多くが壁に向かって独り言をつぶやいたり窓際でたそがれていたりするので、首絞めを駆使しつつ、クイックセーブ&ロードを繰り返しながらルートを構築していけば、少しづつ進んでいける。その試行錯誤感がなかなかクセになる。

 ただロード時間が少々長めなのは難点。オープンワールドでもないのに、それ系のゲームと同じくらい待たされる。オブジェクトが密集しているのが原因なのだろうか。

 また、せっかく数時間かけてミッションをクリアしたのに、いつの間にか見に覚えのないキル数がカウントされていて最初からやり直し、なんてときはすっかりやる気が萎えてしまう。

 でも次の日にはまたやりたくなっちゃう。そんな中毒性があるのも確か。ちなみにそのときは「気絶させた敵を水中に隠した」のがキル扱いになったらしい。そりゃー溺れるわ。でもメタルギアではキルにならなかったのに。


 ステルスアクション全般が好きな人にはわりとオススメなゲームなのだが、難易度EASYでもフツーに難しいという声も多く、わりと硬派なゲームでもある。

 最近はプレイヤーに対してかなり丁寧に攻略の道筋を示してくれるゲームが多い中、能動的に思考を巡らせて進行方向を見つけなければならない。逆に言えばそれだけ自由度の高いゲームとも言える。

 キャラクターデザインもいわゆる洋ゲー色が強く、映像的な演出も豊富とはいえない。ゲーム内テキストから伺える世界観の作り込みはかなり凝っているのだけれども。

 それでも「こっそり敵を倒す」というステルスアクションの魅力はきっちり抑えられており、やりこめば超常能力を駆使しての無双プレイも可能(少なくとも前作は)。PS4で前作のリマスター版が出ているので、まずはそちらで自分に合うゲームか確かめてみるのアリかと。

Dishonored HD - PS4

Dishonored HD - PS4