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コルト『シングル・アクション・アーミー』およびそのエアガン・モデルガンについて簡単にまとめてみる

タナカ コルト SAA キャバルリー 1st ジェネレーション モデルガン完成品

 リボルバーってカッコイイな、と昔から思っていた。

 構造がシンプルで無骨。弾を入れるとこがクルクル回るギミック。ベルトからサッと出して早撃ち。などなど。男心をくすぐる要素が満載。

 機能面ではオートマチックに劣る、というのも逆にロマンがある。侍の刀。カウボーイのリボルバー。

 そんなリボルバーを一度は触ってみたいと思い、エアガンやモデルガンについてネットで調べてみたが、当然ながら色々なモデルが存在する。

 今まで漠然と「リボルバーっていう拳銃がある」くらいに思っていたが、歴史やラインナップについて調べてみると存外に面白く、うっかり徹夜してしまった。そこでせっかくなので得た知識をまとめておきたい。

 というわけで今回は、有名で映画やマンガなどにも多数登場し、エアガンやモデルガンが発売されるほど人気のリボルバー、コルト『シングル・アクション・アーミー(SAA)』を紹介していく。

 本当は他のモデル(コルトパイソンとかS&W M19・M29)についても書こうと思ったんだけど、長くなる上にSAA以外の内容が薄くなりそうなので絞って書くことにした。

シングル・アクション・アーミーとは

タナカ SAA.45 アーティラリー HW 1st ジェネレーション モデルガン完成品
 ↑1stジェネレーション・アーティラリーのモデルガン

 アメリカ「コルト社」が1800年代後半に作ったリボルバー。通称「ピースメーカー」「イコライザー」など。

 西部開拓時代、ひいては西部劇の時代に主に使われていた。よってガンマンや保安官が映画やドラマの中でぶっ放しているリボルバーは大体SAAであるとのこと。

 その頑丈でシンプルな構造と強力なパワーが評価され、1872年から20年ほどアメリカ陸軍に制式採用されたらしい。

 ゆえにアメリカでの知名度は高く、現在でも生産が続けられており(特許切れによる別メーカー製を含む)、さすがに軍隊や警察で使われることは無いものの、早撃ち競技や護身用、さらにガンプレイ用などに使用され続けているという。

 生産された年代により1st〜4thまでが存在する。また銃身の長さも数種類あり、そもそも自分は同じリボルバーでもいろんな銃身の長さが存在することを知らなかった。

 銃身の長さによって「シェリブズ(3インチ、保安官用)」「シビリアン(4-3/4インチ、民間用)」「アーティラリー(5-1/2インチ、砲兵用)」「キャバルリー(7-1/2インチ、騎兵用)」などの愛称で呼ばれている。

シングル・アクション・アーミーの特徴

 その名の通り「シングル・アクション」という方式で発射を行うのがSAAの特徴。引き金に「ハンマー(撃鉄)を落として発射」という単一の動作が割り振られているからシングル・アクション。

 シングル・アクションは引き金のストロークが短く、命中精度が高いというメリットがある。

 一方、撃つたびにハンマーを起こさねばならないため片手での連射が効きにくく、ホルスターから抜いてすぐに撃ついわゆる「早撃ち」に技術が必要だったりと欠点も多い。

 後に「ダブル・アクション」という、引き金を引くだけで「ハンマーを起こし弾倉を回転させる→ハンマを落として発射」という2つの動作を行ってくれる機構を搭載し、かつシングル・アクションとの併用も可能なリボルバーが主流となっていったという。

 また「スイング・アウト」という、弾倉を横に動かしてリロードしやすくする機構も搭載していないため、手動で一発ずつ排莢と装填を行わなければならないため、大変時間がかかる。

 よく映画などで弾倉をズラして空薬莢を下にジャラジャラと落とすシーンがあるが、ああいうのも無理。フタを開け、弾倉を回転させながらイジェクターロッドという棒状のパーツを押し込むという作業を6回行って排莢し、その上で弾丸を込める。戦場でそんなことをやっていたら危険が危ない。

 しかし開発当時はスイング・アウト機構自体が存在せず、リロードの速い「中折れ式」などは強度が低く大口径の弾丸を発射できなかった。ゆえにパワーがあって扱いやすいSAAが重用されたそうな。

フィクション作品等における活躍

METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER
 リボルバーの代名詞であるSAAはフィクション作品にも登場。上記の通り、『明日に向かって撃て』『荒野の七人』といった名作西部劇はもちろん、マンガ・ゲームなどでも活躍。

 日本ではなんといってもゲーム『メタルギアソリッド』シリーズのリボルバー・オセロットが使っていたもの(5-1/2インチのアーティラリー)が有名だろう。っていうか自分がリボルバーに興味を持った理由もこれが大半。

 特に『3』では、ムダに長いガンプレイのムービー、「いいセンスだ」「俺のリロードはレボリューションだ」など名台詞を多数生産、ガンプレイでハエを追い払う、跳弾でスネークを狙撃、ラストにロシアンルーレットなどなど、八面六臂の大活躍。『5』では別のリボルバーになってしまい残念。

 『ファイナルファンタジー7』でヴィンセントが持っていた「ピースメーカー」「バントライン(8インチ以上のバレルを持つSAAの通称)」もSAA。映画『エクスペンダブルズ』でスタローンがお約束のように毎作早撃ちを披露するのに用いていたりもする。

 そのものズバリな『PEACE MAKER』というタイトルのマンガもある。作者は『スプリガン』『ARMS』の皆川亮二。

シングル・アクション・アーミーのエアガンおよびモデルガンについて

 そんなリボルバーの王道たるSAAだが、グリップやハンマーの構造上、廉価なエアコッキング式(空気圧式)のものを作るのが難しいらしく、今のところ製造しているメーカーは存在しない模様。

 ガスガンとしては「マルシン」や「タナカ」というメーカーのものが存在しているが、1~2万円ほどするためお手軽とは言えないのが少々厳しいところ。

 マルシンのものは実物に近いカートリッジ式を採用しているものの射撃精度が低く、逆にタナカのものは弾倉にガスを注入するという仕組みだがエアガンとしての性能は高いらしい。ただいずれにも構造的には実銃と異なるがあるため一長一短とのこと。

 モデルガンでは「タナカ」の他に「ハートフォード」というメーカーが製造している。発火モデルや早撃ち競技用モデル、はたまたラバー製などラインナップが多彩。

参考サイト