rh日和(仮)

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米軍ミリタリージャケットを欲しい順にまとめてみる

 昔からミリタリーファッションに興味があった。学生の頃、家族に誕生日プレゼントとしてミリタリーのコートを(上野の中田商店で)買ってもらったのだが、そんな経験も影響していると思う。

 先日Pコートを買うために古着屋を巡ったのだが、いろいろな服を見るうちにミリタリー熱が再燃。ネットで情報を調べ、古着屋に行き、そこで見つけたやつをネットで調べる、というサイクルが趣味になりつつある。

 今のところまだ一着も買ってないが、徐々に欲しいミリタリージャケットのモデルが固まってきたのでまとめてみることにする。人気とかは関係なく、自分の欲しい順に。

デッキジャケット(N-1、A-2)

 アメリカ海軍で採用されていたジャケット。デッキ(=船の甲板)で着ていたからデッキ・ジャケット。

 人気の高い「N-1」はいかにもミリタリーウェアらしい飾り気のないデザイン。襟元のベルトとファーが適度なカジュアルさを演出している。実に自分好み。一歩間違えると作業着に見えかねないが。

(ヒューストン)HOUSTON N-1 DECK Jacket ミリタリージャケット 5N-1 TAN タン 40

(ヒューストン)HOUSTON N-1 DECK Jacket ミリタリージャケット 5N-1 TAN タン 40

 第2次大戦前後に使用されたかなり古いジャケットであり、コットン100%という素材なのもあって、状態のいい実物を見つけるのは非常に困難らしい。自分も見たことがない。

 実物は裏地の素材にアルパカのファーを何割か使っているのだが、そこを忠実に再現したレプリカはちょっとした高級品。その分とても暖かく、バイク乗りなどに重宝されている模様。

 ちなみにほぼ全てのレプリカの胸に「U.S.N.」というプリントがあるが、個人的には無い方がカッコいいな―と思っている。


 もうひとつ有名なデッキジャケットが、N-1の後継として米軍に採用された「A-2デッキジャケット」。

 実は自分は(多分)実物を所有しているのだが、最近体が服のサイズ(Small)に合ってきたのか、着やすくなってきてぼちぼち愛用している。化学繊維を取り入れているため洗いやすく耐久性も高いのが良いところ。でも真冬に着るにはちょっと寒い。それがN-1が欲しい理由でもある。

フィールドジャケット(M-65、M-51、M-43など)

(アルファインダストリーズ)ALPHA INDUSTRIES INC M-65 MOD TA1033 121 V.GREEN M

(アルファインダストリーズ)ALPHA INDUSTRIES INC M-65 MOD TA1033 121 V.GREEN M

 ミリタリージャケットの大定番「M-65」を筆頭とするフィールドジャケット。陸戦用の装備として長年使用されていた。

 襟のパーカー収納用ジッパー、胴回り調節用ドローコード、4ポケットなどが特徴で、レプリカ以外にも様々なメーカーがその意匠を用いた服を作っている。街中で実物やレプリカを見るのは稀だが、よく見てみるとデザインがM-65似、というパターンは多い。

 映画「タクシードライバー」のロバート・デニーロや「ランボー」のシルベスター・スタローンなどが着用したことも人気の理由。そーいえば自分は両方観てるな。そんなに映画観ないのに。

 今まで自分はあまりに定番すぎて避けていたのだが、一生に一度は着てみたい、と思い始めて古着屋で探している。そんなにわかマインド。

 名前の通り1965年頃に米軍で採用されたが、現在は用いられていないそうで、実物も徐々に減ってきているという。古着屋でもそれなりに見かけるが状態の良いものは少ない。アルファなど、米軍納入メーカーのレプリカが狙い目かもしれない。

 実物や、実物と同スペックのものはサイズが太さ(width)と長さ(Length)の2系統で設定されている。

 自分はSmall-Shortがちょうどいいっぽいのだが、Small-Regularばかりが見つかる。S-Sサイズはレアなのかもしれない。最近売っている新品レプリカは一般的なSMLの1系統サイズがほとんど。


 M-65以前に米軍で用いられた「M-43」や「M-51」といったモデルも結構カッコイイので、あえて「ハズシ」でそっちを着るのもアリかなと思っている。

 ちなみに某青島刑事が着たことで有名な「M-51(通称:モッズコート)」や某ドラゲナイが着た「M-65」は、いずれもフィールドジャケットとは別物の「パーカ」なので注意。丈が長いのでよく見れば判別は容易。実戦ではフィールドジャケットの上にパーカを羽織るのが正式な使い方だったらしい。

(ヒューストン)HOUSTON M-51PARKA 5409M モッズコート青島モデル OLIVE DRAB オリーブドラブ L

(ヒューストン)HOUSTON M-51PARKA 5409M モッズコート青島モデル OLIVE DRAB オリーブドラブ L

ナイロン製フライトジャケット(MA-1、N-2B、CWU-45Pなど)

(アルファインダストリーズ)ALPHA INDUSTRIES INC MA-1 JACKET 2000 203 VINTAGE GREEN XL

(アルファインダストリーズ)ALPHA INDUSTRIES INC MA-1 JACKET 2000 203 VINTAGE GREEN XL

 最近爆発的に流行している「MA-1」を中心としたナイロン素材のフライトジャケット。航空機のパイロットなどが用いたという。

 MA-1は街に出れば見かけないことが無いほど流行っている。特に女性人気が高い模様。ユニクロなんかもいっぱい作っている。

 自分は学生時代にアルファのレプリカモデルを持っていたことがあるのだが、着丈が短く襟元が開いているため、見た目よりは暖かくない印象だった。

 最近調べたところによると、フライトジャケットは使用目的ごとに想定する気温が設定されており、MA-1は中程度の防寒性で作られているらしい。

 しかし逆にその「ちょうどいい防寒性」のおかげで、重ね着によって個性を出すことができる。それも人気の秘訣なのだろう。多分。

 レプリカ以外ではかなり薄手のものが多く、それってもはやMA-1なのか? と疑問が無いでもないが、そーいう原理主義的なことを言うのはカッコ悪いのでやめておこう。


 もっと防寒性の高いモデルだとN-2Bや、さらに丈の長いN-3Bがある。暖房の効いた電車では暑すぎるほどらしい。

(アルファインダストリーズ)ALPHA INDUSTRIES N-2B TIGHT JACKET 20005-3 03 VINTAGE GREEN L

(アルファインダストリーズ)ALPHA INDUSTRIES N-2B TIGHT JACKET 20005-3 03 VINTAGE GREEN L

 他にも耐寒性や作戦目的に合わせて多数のモデルが作られたらしく、あまりに種類が多すぎて把握できていない。

 現在米軍で使用されているモデルは「CWU-45/P」、およびその高温環境仕様の「CWU-36/P」。襟付きなので少しだけドレッシーかも。

 今のところ自分は興味が無いが、「A-2」など革製ジャケットも人気が高い。忠実なレプリカは値が張るが、革製なので一生モノだろう。