ではなぜ僕はあのお方にかみついてしまったのか。
大体わかる気がする。
僕はあのお方の仰るとおり、責任転嫁をしていたのではないかと思う。
あのお方は、自分が精神的外傷を被った事を発表した。うん。それはわかる。
自分とX氏のコメントをピックアップして載せた。わかるわかる。
そして、専ら精神的外傷を負ったことを理由として、X氏を性犯罪者予備軍呼ばわりした。ん?それっていいの?。
自分が被害を受けたからって、相手を罵倒していいの?
いいのかもしれない。何せティーヴィーショウでは犯罪被害者が「犯人を殺してやりたいです」と仰っている。
でもX氏は犯罪者ではない。
そもそも、X氏が性犯罪者予備軍扱いされてもやむを得ないという理路が存在しない。
ある人が性犯罪者予備軍扱いされても仕方ない場合とは、その人が性犯罪を仄めかす言動や行動をした場合である。オーケー?
例え、性差別を助長する発言していたとしても、せいぜいが性差別者止まりであろう。
X氏が性犯罪を仄めかす発言をした形跡は見あたらない。
ではなぜあのお方は性犯罪者予備軍発言をしたのだろうか。
X氏は不穏当な発言をしたかもしれないが、決して性犯罪者予備軍と呼ばれる筋合いはない。
考えられるのは、性差別者を迫害するための戦略か、あるいは精神的外傷を被った事への腹いせか。
好意的に前者であると解釈しても、あのお方がX氏に対して不当な発言をしたことに変わりはない。
なぜなら、X氏が性犯罪者予備軍扱いされてもやむを得ないという理路が存在しないから。
だから、僕はあのお方に対して、不当な発言をしてしまったのである。
不当な発言をする人間を批判するために。
これが僕の責任転嫁だ。
あのお方と同型の方法をとることで、己の行いに対する責任を回避しようとしたのである。
今後は不当な発言をしないように気をつけねばならない。いや、マジで。