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AC北斗の拳 南斗鶴翼迅斬の仕様に関する実験その1(およびレイのブーンループのコツ) その1

せっかくコマンドスティックPSを買ったので、レイの南斗鶴翼迅斬(以下ブーン)のジャンプキャンセルに関して仕様を調べてみた。まぁ修羅プレイヤーにとっては既出かもしれないけど。

コマンドスティックPSカスタム

コマンドスティックPSカスタム

わりと長いので、「過程はなぞどうでもよいわ!」という人は一番下の「まとめ」を見てください。
ブーンループとはなにか知りたい人はこちらを。(南斗鶴翼迅斬 - 格ゲー.com 格ゲー用語事典
まずは基本的なことから。

大前提

ブーンは、ヒット時にジャンプキャンセルできる

ブーンのヒット時に斜め上方向を入力すると、空中ジャンプの回数制限に関わらずジャンプキャンセル(以下jc)できる。ただしグレイブ後のチェイスジャンプ中は不可。詳しく検証していないが、8方向(テンキー表記。以下同様)ではjc出来ないようだ。
このJCの入力猶予はそこそこ長いが、ブーンの移動距離に応じてある程度の目押しが必要。「ブーンのヒットストップ中に斜め上を入れる」くらいのタイミングだと確実にJC可能。
次に、ブーン下りCの入力方法を確認している際にわかったことを、実験レポート風にまとめてみる。
まぎらわしいので略称を最初にまとめておくと、「JC=ジャンプ強パンチ」、「jc=ジャンプキャンセル」、「jcc=ジャンプキャンセルキャンセル」である。

実験方法

実験1. コマンドスティックPSで「昇竜ブーン→ニュートラル(45フレーム)→Cと9方向の同時入力(1フレーム)」と設定、ハート様に対して使用。
実験2. コマンドスティックPSで「昇竜ブーン→ニュートラル(45フレーム)→9方向入力(1フレーム)→C入力(1フレーム)」と設定、ハート様に対して使用。
つまり、「ブーン→Cと9同時押し」と「ブーン→9→C」でレイが何を出すかを比べてみた。下りCの入力方法は「9とCの同時押し」であると言われているので、実験1で下りCが出るはずだった。ところが…

実験結果

実験1. ブーンヒット後、レイは「空中ジャンプ」をした。
実験2. ブーンヒット後、レイは「下りC」を出した。

考察

断定するにはもっと細かい検証が必要だが、9とCの同時押しでは下りCが出ず、Cが9より1フレームでも遅ければ下りCが出ると考えられる。
というかそもそもなぜレイは「下りながらJC」などというヘンなモーションをするのか。
可能性として、レイがジャンプをせずにJCを出している、ということが考えられる。
ではなぜレイはジャンプをしないのか。
それは「ジャンプをJCでキャンセルしている」から、すなわち「ブーン→jc→さらにCでキャンセル」という処理が起きているのではないか。
だとすると、9よりも後にCを入力しなければならないことの説明がつく。JCは9をキャンセルしているのだから、9よりも後でなくてはならない。


以上のことから、

ブーンヒット後のジャンプキャンセルを、さらに各種攻撃や空中ダッシュでキャンセルできる

と考えられる。言い換えれば「ブーン→空中ダッシュ(以下「空ダ」)」や「ブーン→下りC」は一種のジャンプキャンセルキャンセル(jc)であると考えられる。あくまで仮説だけど。

考察

ブーン後の空ダや下りCがJCCであるということは何を意味するのか?
まず、下りCの正しい入力方法は「9とCの同時押し」ではなく「9の直後にC」が正しいことになる。あるいは「9とCのずらし入力」と言った方が正しいかもしれない。実際、「9とCのずらし入力」を意識して練習してみると、下りCの少し成功率が上がる。
また、レイのコンボを練習していると「ブーン→空ダ→JA→JC」が「ブーン→下りA」に化けてしまうことがある。これは空ダをJAでキャンセルしていることが原因なのかもしれない。だとすると、空ダ後のJAは、空ダが発生してから入力しなければならないことになる。これも、「JAを遅らせる」ことを意識すると成功率が少し上がった。

ブーンループのコツ

さらに以上を踏まえて、ブーンループのメカニズムを考えてみたい。
と、その前に、ブーンループの始動は「バニシング(ブースト)→※何か→JD→ブーン〜」。☆を奪うには、wikiに書いてあるとおり※何かのところでグレイブ→流星パンチなどを挟む。
逆にダメージを奪いたい場合はなるべく早めにブーンループに持っていく。全一ブーンループと呼ばれたりするレイ使いは「バニ→近C→ノーマルジャンプJD→ブーン〜」を多用している。
D
ブーンループの入力方法は「2369+C」。
ゲーム内での処理の流れは「236で波動コマンドが完成→9入力でブーンをjc→Cによってjcをキャンセル」と考えられる。
まず236の入力が早すぎるとブーンの入力猶予が間に合わないし、9の入力が早すぎるとブーンjcの入力猶予に間に合わない。よって2369の入力は、確実に入力出来る範囲で「素早く遅らせて」入力する。それほどシビアではない。
問題はCの入力である。早すぎても遅すぎてもダメ。
早すぎるとダメな理由は、「ブーンjcが確定してからCを入力しないといけないから」だと思う。完全な推測だけど、もしそうだとすると、ブーンがちゃんとヒットしてからCを入力しなければならない。
逆に遅すぎると、レイが空中ジャンプしてからブーンが出る。このラグによってレイと相手の距離が離れ、またレイの位置も上昇してしまい、ブーンループを長く続けることが難しくなる。

まとめ

  • ブーン→下りCは「9とCの同時押し」ではなく、「9入力の1フレーム以上後にCを入力」で出る。ほぼ同時だけど。
  • ブーン→空ダ→JAは、空ダが発生するくらいのタイミングまで待ってからJAを入力すると上手くいきやすい。
  • ブーンループのコツは「2369をなるべく引きつける(遅らせる)」「ブーンがちゃんとヒットするまで待ってからCを入力」。

読みづらいとこもありそうだけど疲れたので今日はこのへんで。

追記

続編出来ました。
AC北斗の拳 南斗鶴翼迅斬(ブーン)の検証 その2 - 思考だだ漏れノート

SEGA THE BEST 北斗の拳 審判の双蒼星 拳豪列伝

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