rh日和(仮)

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バッファローの新作アーケードスティック『BSGPAC02BK』が発売したそうな

iBUFFALO USBアーケードスティック PC/PS3対応 13ボタン ブラック BSGPAC02BK

iBUFFALO USBアーケードスティック PC/PS3対応 13ボタン ブラック BSGPAC02BK


PC用周辺機器でおなじみのバッファローが生み出したアーケードスティックの第二弾、『BSGPAC02BK』がついに発売!
(なぜか威勢のいい書き出し)


ご存じの通り、現在のアーケードスティック市場はHORIの独占状態。その他メーカーのスティックは地雷というのが常識になっていた。エレ○ムとかサン○サプライとかね…。
しかしバッファローのスティックはひと味違う。何が違うかというと、改造することが容易な作りになっていること。こんな風に(リンク先の内容は第一弾『BSGPAC01BK』)。

4Gamer.net ― 【PR】低価格アーケードスティックの実力はいかに? バッファロー「BSGPAC01BK」で,めくるめく格闘ゲームライフを始めよう

そもそもなぜHORIがアケステ市場を独占しているかというと、ゲームセンターで多く用いられているのと同じ業務用パーツを使用した高品質なアケステを作っているから。
しかし業務用パーツを使用したアケステは生産にコストがかかり、価格も高くなってしまう。採算がとれるとは限らない。実際HORIも、PS2のように需要の薄い旧作のスティックはほぼ生産終了している(たまに限定生産するけど)。
そこでバッファローがとった戦略は、業務用パーツに換装可能な設計でアケステ本体を作り、安い(ぶっちゃけ低品質な)非・業務用パーツを搭載して売るというもの。
この戦略による利点は、まず製作・販売コストが非常に安く抑えられるということ(多分)。スパ4や鉄拳などで増えた格ゲー初心者が最初の1台として購入しやすいような価格設定が可能になること。
そしてもう一つは、アケステを自分でカスタマイズしたいという、ちょっと物好きな方のニーズにも応えられるということ。実際「アーケードスティック 改造」でググるとたくさんのサイトがヒットする。例えば「レバーはA社の製品、ボタンはB社の製品」という風に自分好みにパーツ換装したり、Xbox360やwiiなどの他機種でも使えるように改造したりする人がある程度いる。
なかなか面白い戦略だ。まぁこの戦略をとった一番の理由は、今からHORIに追いつくだけの技術や資金的余裕が無いというだけのことかもしれないが。

と、なぜか真面目に長々と考察してしまったのは僕の「文章書きたい欲」が余っているから。バッファロースティックの話に戻る。

こちらのサイトによると、新作の『BSGPAC02BK』は、前作よりもますます改造しやすいように改良されているらしい。画像を見たところボタン配置もビュウリックス配置に近い。手首を置くところに傾斜がついているところまでビュウリックスそっくりだ。

ひきこもり日和:バッファ棒2ことBSGPAC02BKが到着しましたので

こんな構造で作っておきながら公式サイト(http://buffalo-kokuyo.jp/products/input/gamepad/wire/bsgpac01/index.html)には「※ボタン・スティック交換につきまして、保証対象外とさせていただきます。」などと書いてある。ツンデレの一種か。
まぁ、改造するためにこのスティックを買うかどうかは本人次第だと思う。最近は秋葉に行けば三和レバーがついてるRAP3が5000円で売っているのをたまに見かけるし。改造の素材としてはPS3・Xbox360・PC三機種対応のアーケードマックスなんてのもある。

リアルアーケードPro.3

リアルアーケードPro.3

(PS3/Xbox360/PC用) アーケードマックス

(PS3/Xbox360/PC用) アーケードマックス

多くのアーケードスティックは天板と底面の両方に鉄板を使っている。筐体の剛性を増すためだ。しかしバッファローのスティックは底面のみ鉄板で天板はプラスチック樹脂製らしい。一番衝撃が大きい天板が樹脂製という点にはやや不安が残る。
相当のNOマネーもしくは改造好きか、あるいはビュウリックス筐体に似ていることを利用して、スパ4やブレイブルーのプレイ用に買っておくなんてのもありかもしれない。