中古屋でPS2用のネオジオパッドを見つけた。なんと105円。
以前から存在は知っていたものの、細かい事は良くわからなかったので、調べてみた。
NEOGEO PAD2、その生い立ち
どうやらこのパッドは「THE KING OF FIGHTERS '94 RE-BOUT」の限定版に付属していたもので、正式名称は「NEOGEO PAD2」。単品では販売されてないらしい。あれ?プレミアじゃね?状態良いし。と思って調べてみたがそこまでプレミアはついていないらしい。つーか限定版自体が中古で安く売ってるし。
THE KING OF FIGHTERS '94 RE-BOUT(限定版)
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パッド部分について
さっそく使ってみたところ。カチカチ。とにかくカチカチ言う。カチカチ祭じゃーい!パッドをぐるぐる回しているだけで小気味良い。
パッド部分の構造としてはアーケードスティックに近いようだ。パッドの先端、PSPや3DSのアナログパッドのよう部分をスライドさせ、軸部分で四方向のスイッチを押すという仕組みになっている。
肝心の使い勝手はというと、まぁもちろん一日使っただけではまだわからないが、何とも微妙な感じ。
方向を入れるたびにカチカチ感触があるため、昇竜拳コマンドなどの入力はやりやすい。これはアケステと同様。
ダッシュがムズい
しかし、アケステと似ているために、通常のジョイパッドが持っている「ダッシュなどの素早い入力がしやすい」というメリットがほぼ無い。というか、親指だけで入力しなければいけない分、アケステよりもやりにくい。
あいにく低空ダッシュ可能なコンボゲーしかやらない僕にとって、この仕様は少々キツイ。ただしアケステ同様、このパッドも慣れで低空ダッシュもやりやすくなるかもしれない。
斜め入力に難ありか
もう一つ、デメリットを挙げるなら、アケステのようなガイドが無いということ。
普通のアーケードスティックは、四角ガイドによってシャフトが四角く動くようになっている。ガイドがあるおかげでナナメが入力しやすい。八角形のガイドも存在する。ニンテンドー64の3Dスティックを想像してもらえるとわかりやすい。
しかしこのパッドはシャフトが丸く動く。ナナメ方向で止めるのが難しい。このせいで、斜めジャンプが垂直ジャンプになったり、しゃがみガードがただのしゃがみになったりする。致命的。まぁこれも慣れでなんとかなるのかもしれない。アケステにも丸ガイドというものが存在するし。
ボタンはまぁまぁ
ボタンに関しては、まぁまぁ。個人的にサターンパッドの出っ張ったボタンはあまり好みではないが、このパッドのボタンは平たいタイプ。隣り合ったボタンの同時押しはそこそこやりやすい。
しかし、L1が右上、R1が右下という配置のため、ストリートファイター系と上下逆だったりする。大抵のゲームで設定し直さなければならないと思われる。多分KOFはこれでオッケーだったんだろう。
どちらかというと物好きのためのパッド
総合的に見れば、「格ゲーをやるためにわざわざこのパッドを買うほどのものでもない」という感じ。まぁ元々がファンアイテムだし。
しかしこの独特の構造は「極めれば強くなれるかも…」というロマンを感じてしまうのは僕だけではない、と信じたい。
あと、アナログスティックを使わない古いRPGなんかは普通に使える。むしろ軽いので疲れない。意外な活用法。