先日マイクロソフトから配布が始まったWindows8 CP(Consumer Preview)。Boot Campが可能と聞いて早速MacBook Air(2011Mid、と呼べばいいのだろうか)にインストールしてみた。以下簡潔にインストール方法を書く。もちろん、インストールは自己責任で。
なお、インストールに当たってはこちらのサイトがとても参考になった。
windows8CPをBootcampで動作させてみる。|のっぺの隠れ家的日記
やりかた
1.ダウンロード
マイクロソフトの公式サイトから『Windows8-ConsumerPreview-64bit-Japanese.iso』というISOファイルをダウンロードする。
Windows 8 Consumer Preview
今日現在でのダウンロード方法は、上のリンクから「今すぐダウンロード」をクリックし、次のページで「ISOイメージのダウンロード」をクリック。そのページで日本語の64bitのファイルを選択すると『Windows8-ConsumerPreview-64bit-Japanese.iso』がダウンロードできる。そのすぐ下に記載されている「プロダクトキー」はインストール時に入力を求められるので、メモるなりなんなりしておこう。ちなみに自分は別のノートパソコンを使用した。
2.Boot Campユーティリティー
ダウンロードが終わったら、OS Xの「Boot Campユーティリティー」を起動(「LunchPad」→「ユーティリティー」と選ぶと開ける)。この時、外部デバイスに「Windows インストールディスク「とWindowsサポートソフトウェアをインストールする必要がある。上に書いた参考サイトでは8GBと4GBのUSBメモリを一本づつ使用していたが、自分は16GBのUSBメモリ一本で済んだ。
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3.パーティションの作成
インストールが終わると、Windows8用のパーティションの作成画面に移る。起動だけなら10GBあればいいらしい。自分は60GBに設定した。
4.Windows8のインストール
パーティションの作成後、自動的に再起動し、Windows8のインストーラーが起動する。このとき、もちろん先ほどインストーラーを入れたUSBメモリを刺しておく。
インストーラーではプロダクトキーの入力を求められる。その後、Windowsの設定を引き継ぐor引き継がないという選択肢が出るが、引き継がない方を選ぶ。
インストールするパーティションを選ぶ画面になったら、名前の後に(Boot Camp)と書かれたパーティションを選び、さらに「詳細」→「フォーマット」を選択してフォーマットする。
あとはインストールが終わるのを待つだけ。
5.Windowsサポートソフトウェアのインストール
インストールが終わると、晴れてWindows8が起動する。画面の指示に従って設定しよう。
このままの状態だと「二本指クリックで右クリック」などの機能が使えないので、「Windowsサポートソフトウェア」をインストールする。
やり方は、先ほどのUSBメモリ内の「WindowsSupport」フォルダにある「setup.exe」を起動する。インストールが終わると、ファンクションキーによる音量変更なども可能になる。
6.起動ディスクの変更
このままだとdefaultの起動ディスクがWindows8CPになってしまう。変更するためにはMacを起動して設定を変更する必要がある。
Macを起動するには、サポートソフトのインストールによってWindows8CPのデスクトップ右下のタスクバーに追加される「Boot Camp」のアイコンをクリックし、「Macの起動」みたいなのをクリックする。あるいは、一度電源を切り、optionキーを押しながら電源を入れると起動ディスクを選択できる。
起動ディスクを変更するには、「システムの環境設定」から「起動ディスク」を選択すればいい。
こんな感じ。インストールしたWindows8の使い勝手はというと、なかなか悪くない。三振されたインターフェイスと、従来のWindowsのインターフェイスを両方使える感じ。ただ、新しいインターフェイスはタッチパネルに最適化されているようなので、MacBook Airでは特に使いやすくも使いにくくもない。マルチタッチが使えるぶん、OSXのほうが使いやすいが、これはWindowsが悪いわけではない。
追記(2012/06/01)
5/31に公開された『Windows8 Release Preview』のインストールにも成功したので追記&タイトル変更。
Windows 8.1 - Microsoft Windows
残念ながら、bootcampしたWindows8 CPの設定やデータをWindows8 RPに引き継ぐことは出来ないらしい(上に貼ったリンク先を「今すぐダウンロード→Windows8 release previewのダウンロード」という順番でクリックするとアップデータをダウンロードできる)。
なので、Mac側の「Boot Campユーティリティ」でWindows8 CPを消去してから、Windows7と全く同じ要領でWindows8 RPをインストールすることができた。
なお、デスクトップ画像などは、Windows8の機能である「PC設定の同期」をオンにしておけば自動で引き継がれるようだ。
Windows8 RPの使い勝手だが、特にCPと変わってはいない様子。一部アプリがより完成版に近づいた感じ。
個人的な感想としては、見た目はなかなかオシャレだが、マイクロソフトがこれらのアプリにちゃんとしたコンテンツを供給できるかどうかに、Windows8の未来がかかっていると思う。