rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

MacBook Airへの不満(2012年現在)

 最近記事を書いてなかったので、どうでもいいことを書こう。本当にどうでもいいことを。
 先日購入して以来、さんざん使い倒している、というかもはや僕の意志で使っているのか、そっち側からの意志で僕が使わされているのかさえよくわからなくなっている新型MacBook Air。
 とにかく素晴らしい。というか、使った瞬間に誰もが「素晴らしい」と感じられるような作りこみが為されているのがMacBook Airの最大の特徴だと言っていいだろう。
 ちょっと挙げてみるだけでも、無駄を極限まで削ぎ落としたフォルム、美しい液晶やキーボードのバックライト、操作性抜群のトラックパッド、CPUはCore i5(Core i7にグレードアップ可能)搭載でモバイル用途としては十二分の性能、SSD搭載によって実現した圧倒的に早い読み込みとほぼ無音に近い静粛性、などなど、とにかくMacBook Airの素晴らしさは枚挙にいとまがない。
 しかし、どこぞの名文ではないが、「完璧なノートパソコンなど存在しない」ということを、この素晴らしいMacBook Airを使っていてさえ感じてしまったのである。
 というようなことを書くと、全国のアップルファンから総叩きにされた上で中国当たりに追放されそうだが、ちょっと待って欲しい。
 僕が感じたMacBook Airの不完全さは、上に挙げたような様々な素晴らしい点があるからこそ、感じたものなのである。傷一つない美しい水晶玉に、ほんの少しだけ傷がついてしまうとそこが目立ってしまう、見たいな。つまり僕の不満はほんの些細なものに過ぎない。そのことは重々承知している。
 その上で、あえて今日は僕が感じている不満をここに書いてみようと思う。そんなことをしてメリットがあるのか?あまりないと思う。そんなことをする覚悟はあるのか?多分無いと思う。では名前書くのか?思いついちゃったんだから仕方ない。

不満1 薄すぎる

 まずはこれ。MacBook Airは薄すぎる。
 「薄さがウリのMacBook Airを買っておいて、不満を言うのは筋違いではないか」と思っている方もいらっしゃるかもしれない。ごもっともである。しかし、誰も指摘していないからあえてここに書く。
 MacBook Airは薄い。ディスプレイを閉じた状態でも、今までWindows機で使っていたUSBのパンタグラフ式キーボードよりも薄いのである。
 その結果どういうことが起こるかというと、今まで使っていたデスク及び椅子の高さが合わなくなってくるのである。
 パソコンが薄いということは、そのぶんイスを低くするなどして調節する必要がある。しかし現在僕が使っているイスは木製の折りたたみイス。高さ調節など存在しない。
 いや、わかっている。悪いのは今どき折りたたみのイスでパソコンをやっている僕の方であるということは。しかしね、こちとらノーマネーなのよ。わざわざイスを買い換える余裕なんてナッシングなのよ。
 イスが調節出来ないなら、デスクの足の下に何かを置いて高くするというのも考えた。しかしそうすると今度は、格闘ゲーム用のコントローラーを机の上に置いたときに高すぎることになってしまう。
 いや、わかっている。そんなのは僕個人の都合にすぎない。本当にその通りである。だからここは貧乏人の愚痴として、笑って流して欲しい。
 高さ調節のためにMacBook Airに吸盤の足を取り付ける商品も買ったが、出先などではあの商品くらいしか選択肢が無いため妥協できるものの、自宅ではもっといい環境で使いたいという不満が残り続けた。
MacBook Airに足を追加『Cool Feet』 - 思考だだ漏れノート
 そんな紆余曲折を経て、本日、「デスクの上に適当な台を置き、その上にMacBook Airを置く」という、わりと普通の解決策にたどり着いた。手頃な台があってよかった。もうちょいで市販のやつを買うところだった。

不満2 アルミボディが冷たい・熱い

 前項が長くなってしまったので手短に説明するが、MacBook Airのボディは一体感の高いアルミユニボディと呼ばれるものだが、キーボードを打つ際に手首を置く部分、いわゆるリストレストの部分もまた、アルミ製となっている。
 この部分が、冬などの起動直後はとにかく冷たい。金属むき出しなんだから当たり前である。さらに夏場は本体の発熱もあいまってかなり熱くなるらしい。
 この冷たさ・熱さに対処するために、専用のシートなども市販されている。自分はいろいろな方法を対策を試した結果、ホームセンターで売っていた人工皮革シートを張ることで一応の解決を見た。しかしこういう使い勝手に直接関わる部分で、機能よりデザインを優先してしまうというのはいかがなものか。
MacBook Airのリストラグ問題 その2 - 思考だだ漏れノート
 それともアレか?Macは冷暖房完備の部屋でのみ使用可能ということか?夏は扇風機、冬はホットカーペットで凌いでいて悪かったね。

不満3 Windowsを入れた際の操作性

 先日、Boot CampでWindows8の体験版をインストールした。ここでもお金が無いからという理由で、ここぞとばかりに体験版を入れたわけだが、普通に使いやすいので製品版が出たら買おうかな、と考えている。
MacBook AirにWindows8 CPをインストールする方法 - 思考だだ漏れノート
 Windowsなどの別OSを、マシンの性能をフルに使用して起動できるのが、Boot Campのウリだが、操作性の面に関しては不満が残る。
 まずキーボード。自分はJIS配列だが、いずれにせよMacには「半角/全角キー」が無いため、IMEの有効・無効を切り替えるのが面倒。デフォルトでは、かなキーを押すとIMEが有効になり、SHIFT+英数キーでIMEが無効になった。しかしこのへんは設定を変えればなんとかなる。
 しかし問題はトラックパッドの方。Boot Campで使用可能なのは二本指によるスクロール・戻る・進む・右クリックなどだけで、それ以外の動作には対応していない(多分。間違ってたらごめんなさい)
 これはMacの快適なマルチタッチに慣れきった僕には結構なストレスだったりする。Macデフォルトのマルチタッチの他にも、「三本指クリックでミドルクリック」「三本指スワイプでブラウザタブの切替」「四本指クリックでタブを閉じる」「トラックパッドの右下クリックでGoogle検索」などの機能を『BetterTouchTool』というソフトで追加しているため、同じブラウザを使っていてもMacとWindowsで操作性に雲泥の差がある。
 マルチタッチが使えないならトラックパッドを使うメリットが無いと感じたので、結局Boot Camp中は以前からWindowsで使っていたM570というトラックボールマウスを使っている。

まとめ

 ここまでわざわざ読んでくれた人ならわかると思うが、フラストレーションの原因となっているのはごくごく些細な事なのである。やはり原因は、MacBook Airの完成度が高すぎることと、僕があまりに完璧を求めすぎてしまうというところにあるのだろうと思う。
 もし次世代のMacBook Airが、こんな些細な不満点まで解消してくれたとしたら、最速で買い換えてしまう可能性すらある。お金ないのに。とにかくそれくらい素晴らしいマシン、それがMacBook Airなのである。でもやっぱし素晴らしすぎるがゆえのフラストレーションは無くならず(以下略