rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

つれづれとアサシンクリード3日記

 18日に、のど風邪を引いたと書いたが、軽い風邪かな、と思っていたらその日の夜からみるみる悪化、19日は完全に寝込んでしまい、なんとかそれなりに動けるようになったのが昨日、20日。
 で、今日21日。体調は六割ぐらいの感じで、あまり動かない方がよさそうだったので、半日アサシンクリード3をやっていた。というか、寝込んでいる間もやりたくてしょうがなかった。
 現在シークエンス7だが、シークエンス6に入ったあたりから、「あぁ、アサシンクリードやってるなぁ」という感じが湧いてきた。
 地図を買って羽根や宝箱を集めたり、交易や狩猟でお金を稼いだり。
 あと、海戦がなかなかよく出来ていて楽しい。攻略法を見つけてなんとか敵船を撃破したときはなかなかの達成感。
 それから、前作までであった、テンプル騎士団のアジトに潜入していくようなタイプのシナリオが今回は出てこないな、と思っていたが、砦の攻略という形で今作も似たようなシナリオが出てくることがわかった。


 しかし、プレイしていて感じたのだが、今作はシステム的にもストーリー的にも説明不足な部分がやや多いのではないか、ということ。
 アサシンクリード2の時なんかは特に、システムの説明がストーリーに組み込まれていて、とてもわかりやすかった記憶がある。初めてビューポイントでシンクロしたときなんかは結構感動した。
 しかし今作では、特にこれと言った説明もなく、ただ高いところに登らされて、Bボタンを押させれられたら、なんだかよくわからないけど地図が表示されるようになった、といった感じが強い。
 そもそもシンクロというのは、「高いところから辺りを見回すことで周囲の地形がわかるようになった」という主人公の認識を、マップが詳しく表示されるようになる、ゲームシステムで表現しているわけで、そのへんの説明を抜きにしてしまったら、初プレイの人間には何が何やらわからないだろう。
 宝箱や羽根の地図入手に関してもそうだ。
 自分が地図を売っている店を見つけたのは、たまたま適当にフィールドを走っていたからであり、地図がわりと重要なアイテムだとわかったのも、前作までをプレイしていたからだ。
 もし、完全な初心者が、ネットの情報等も見ずにプレイしていたとしたら、地図の存在に気づかない→コンプリート要素が埋められない→なにこれクソゲーじゃん、と判断されてしまいかねない。


 と、ちょっと文句みたいなことを書いたが、しかしこれらの説明不足にはそれなりの事情がある、ということもわからなくはない。
 まず、今作はシリーズの5作目であって、いちいち細かいことまで説明していたら、シリーズ経験者にとっては非常にダルい、ということ。
 さらに、そもそもこのゲームの設計自体が、メインミッションとサブミッションの二つに分かれていて、サブミッションの方に関しては、プレイヤー自身でその攻略法を探ることに楽しみを見いだすように作られているということ。
 そして、このネット全盛の時代に、僕のように攻略サイトの一つも見ずに、特に本作のような良い意味での作業ゲー的側面を持っているゲームをプレイする人は、かなり希有であろうということ。
 簡単に言えば「メインのストーリーを見たいだけなら、テキトーにプレイしててもなんとかなるよ。細かいシステムに関しては前作をプレイするか、攻略サイトを見てね」というスタンスで作られた作品なのではないか、と。
 そのようなスタンスは、僕のような過去作既プレイ者にとっては有効だろうとは思うが、新規プレイヤーを増やすという点ではどうなのかなー、と、余計な心配をしてしまう。


 個人的な好みで言うと、アサシンクリードの最大の魅力の一つは、「ものすごくよく出来た世界の中で、羽根集めみたいな単純作業をぼんやりと出来る」という部分にあるんじゃあないかと思うわけで、そういった作品を作ってくれるのであれば、主人公がアサシンだろうと忍者だろうと、大して気にはしないと思う。ファンにあるまじき意見なのかもしれないが。

アサシン クリードIII【CEROレーティング「Z」】

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