rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

Logicool『Z120』を買った

ムダに長い前置き:今まで使ってきたPCスピーカーの話

 数年前に、Logicoolの『X-240』というスピーカーをPC用として購入した。
 のだが、困ったことにこのスピーカー、買ってから確か一年足らずで、調子が悪くなり始めた。
 どんな風に調子が悪くなったかというと、「ボリュームダイヤルの微妙なポジションによって音が出たり出なくなったりする」という症状が出始めたのである。
 仕方なく、毎回音が出るポジションになるようボリュームダイヤルを微調整しながら、だましだまし使っていたのだが、年を追うごとに症状は悪化する一方。
 そしてついには、「キチンと音が出るポジションが存在しない」という状態にまで悪化してしまった。右が出るときは左が出ず、左が出るときは右が出ず、といった感じ。実質的な使用不可能状態。
 原因がケーブルの断線なら、頑張ればハンダ付けで修理できる可能性もあるのだが、どうも症状の感じからすると、原因はボリューム部分の回路の異常なのではないかと推測される。これでは僕のような素人では、もはや手の施しようがない。
 壊れてしまった今まで自分は、PCにヘッドホンを繋いで音声・音楽を聞いていたので、スピーカーが無くてもそこまで困ることはなかった。
 しかし、先日購入したPCゲーム『Skyrim』(最近Skyrimがらみの記事ばかり書いているなぁ)を廃人プレイ、もとい長時間プレイするにあたって、ヘッドホンを長く装着しているせいで耳が痛くなるという事態が生じ始め、改めてスピーカーの必要性を感じ出したのである。
 そこで、とりあえずネットで検索したところ、『Z120』という機種が、非常に廉価にも関わらずそれなりに性能がいいらしい、という情報を入手した。というかAmazonの売り上げランキング一位だった(今日現在の時点で)。

LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW

LOGICOOL ステレオスピーカー Z120BW

 以前からLogicoolのマウス・トラックボールを愛用している自分は、「X-240とは構造が違うから大丈夫に違いないッ…!」という、願いにも似た気持ちと共に、Z120を買いに出かけたのである。
 というのが、今回Z120購入に至った経緯。

Z120の特徴

 で、本題。Z120を買ってきたのでレビュー。

 まずは箱。箱を開けると、エアキャップで包装されたスピーカー本体と、保証書、および使用規約の紙が一枚ずつ。極めてシンプル。

 さっそくセッティング。画面はSkyrim。
 電源はUSBで供給、音声入力は3.5mmイヤホンプラグ(オス)。USBでPCと接続できるわけではないので注意。
 最初に気づいたのは、思っていたより左右スピーカーを繋ぐケーブルが短いということ。測ってみたところ、およそ70センチ。写真のディスプレイは19インチだが、大きめのディスプレイを使っている場合は、ディスプレイの前にスピーカーを置く形になるのではないかと思う。
 また、USB電源ケーブルも相当短い。PCのUSBポートに電源を繋げば「PCをシャットダウンするとスピーカーの電源も自動で落ちる」というような便利な使い方も可能だが、自分の環境ではUSBケーブルがPCまで届かなかったので、iPodなどに使うUSB-AC変換アダプタを使って、コンセントから電源を供給するようにした。
 この辺の設計は、このスピーカーが「持ち運んでノートパソコンなどで使うこと」を想定しているからだと思われる。コード巻き取り機構も付いているし。この辺、デスクトップで使おうと思っている人は留意しておいたほうがいいだろう。
 かといって、音質が犠牲になっているかというと全然そんなことはない。
 自分はスピーカーには全く詳しくないため、音質をどうこう言えるわけではないが、少なくとも「安っぽい」という感じは全く受けない。小型スピーカーとしてはかなり頑張っているのではないだろうか。
 ゲームをやる上で必要な情報はキチンと聞き取れるし、例えば作業中にBGMとして音楽を流すようなときは、このくらいの音圧?の方が気楽に聴けてむしろいいかもしれない。
 もちろん、この製品に「音の迫力」だとか「ズシンとくる低音」のようなものを求めるべきではない。そういう人はもっと高価なものを選ぶべきだ。
 デザイン的にも結構独特で、正面から見るとちょっと未来感があるような気がする。ボディ後部の白い部分は質感には若干プラスチックっぽさがあるが、作り自体はしっかりしている。
 音量調整は、電源オフから一定量回すと電源がオンになるタイプ。ランプがついてるため消し忘れ防止になる。
 総じてみると、とても実売り千円ちょっととは思えないクオリティ。さすがのLogicoolといったところ。

まとめ

  • ケーブルが短いので若干注意。
  • 音質は必要十分。
  • 安い。とにかく安い。

 というわけで、「とりあえず音が出せればいいけど、安っぽいのはイヤだ!」という人には全力でオススメできそうな製品。