rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

OS X 10.9 Marvericksをインストールした

 昨夜のAppleイベントを見て、そのまま寝て、起きてすぐMarvericksをインストールした。本当は昨夜の時点でダウンロード可能だったらしいが、眠気に負けてしまった。

OS X Mavericks

OS X Mavericks

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 インストールしたのは2011年モデルのMacBook Air。2012年の3月に買って、今日まで使い倒しているが、なんの支障もなく元気に動いている愛いやつである。一度ディスプレイの角を家具にぶつけたせいか、液晶の発色が他よりほんのり明るくなっている部分がのはナイショ。

 ダウンロードからインストールまでは一時間ほどで完了。ログインしてみたが、見た目はMountain Lionとさして変わらず。壁紙が例の大波の画像になっているのと、Dockの土台が白くなっているくらい。

 さっそくメールが来たので、画面右上に出た通知メッセージにカーソルを合わせてみると、「削除」と「返信」というボタンが。イベントでデモンストレーションしてたヤツだ。




 次に、マーベリックスで追加されたソフトを使ってみた。

 まずマップ。基本的には
iOSのマップと同機能の模様。トラックパッドのジェスチャで拡大縮小や回転が出来るのはかなり楽しいが、経路検索で電車を選択できないあたりがまだまだ日本人向けとは言えない。

 iBooksを開いて、iPod touchで読みかけだった夏目漱石の「こころ」を開いてみると、キチンと読んでいたページが表示されたのには少し感動した。これまた機能的にiOSのものそっくり。これからストアのラインナップが増えていったら面白そう。

 iPhotoはアイコンが変わっただけでソフトそのものは見かけもそんなに変わっていない。それに対しiMovieはユーザーインターフェイスも大きく変わっていた。GarageBandはなぜかアップデートではなく新規インストール扱いになった。いずれもまだほとんど使っていない。



 OS自体のシステム面で言うと、やはりマルチディスプレイ機能の強化がうれしい。外部モニタを繋いだ時に、それぞれの画面に別のソフトをフルスクリーン表示できるようになった。今これを書いている最中も、外部モニタにブラウザ(Firefox)を立ち上げて書きつつ、本体側にフルスクリーンでTwitterクライアント(TweetDeck)を表示させてチラ見しつつ作業している。快適だが集中力が削がれそうという別の問題も。まぁこれは使う人の問題である。

 また、外部モニタをThunderboltケーブルで接続してから認識されるまでの時間がものすごく早くなった。ほんとにもう、シャレにならないくらい早い。1秒かからない。以前までは認識する前に一度真っ青な画面に切り替わったが、それが無くなった。これは地味だけどスゴい進歩。

 デザイン面で言うと、通知センターやログイン画面の背景の黒いキャンバス地が、単色の少々グレーがかった黒に変わったのが大きな変化ではないだろうか。この黒のキャンバス地は、最近のMacの代名詞的なイメージがあったので、無くなったのは少し残念。またDashboardの背景もグレー時に黒のチェック模様に変更されている。いずれもAppleが押し進めているフラットデザイン化というやつだろう。

 一つどうしても納得できないのは、メモアプリのデザイン。iOS7ともだいぶ異なる妙なデザインになってしまった。しかもアイコンのデザインは旧来のままなのでチグハグ感がスゴい。毎日日記代わりにメモアプリを使っているヘビーユーザーとしてこれはいただけない。

 Flash Playerの動作が軽くなったとイベントで言っていたので、試しにニコニコ動画を見てみたが、結構動作が軽くなった気がする。Open GLのバージョンが上がったと聞いたので、マインクラフトをやってみたが、これも動作が軽快になったように感じた。いずれもプラシーボ、つまり思い込みである可能性も十分にあるレベルだったが。

 他に、FinderやSafariにも変更が結構あるらしいが、普段ほとんど使わないので、Finderにタブ機能がついたことくらいしかまだ確認していない。

 全体を見ると、細かい機能改善とソフトの追加がメインの今回のOS X。個人的には、iOS6→7くらいのデザインの変化を期待していたが、そこまででもなかった。しかしWindows8→8.1よりかはわかりやすく進化していると思う。Mountain Lionを使っていて、とくにOSのバージョンにこだわりがない人なら、入れても問題ないだろう。なにせ無料だし。