ホリから新型アーケードスティック『ファイティングスティック N3-SA』が発表された。発売は8月予定。
HORI - ファイティングスティックN3-SA
『入力機器マニア』という謎の奇病に罹患し、つい先日もキーボードを新調してしまった私だけれど、格闘ゲームをプレイする関係上、アーケードスティックの新作情報も常にチェキ(死語)している。実際メインで使ってるのはPS2のRAP2+Xbox360用変換機というイマイチなものだけれど。
サンワパーツ+前面8ボタン
それはいいとして、ファイティングスティック N3-SA。略してFSN3SAか。
ホリがサンワパーツ搭載の小型スティックを出すのは、『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ 対応スティック(P4Uスティック)』に続いて二つ目。FSN3SAは前面8ボタン、P4Uスティックは前面6ボタンなので、スパ4で言えば辻式やウルコンボタンなどが使える分使いやすそう。
ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ 対応スティック for PlayStation3
- 出版社/メーカー: ホリ
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: Video Game
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ノアール配置についての余談
その他の仕様で言うと、N3という名称から推測するに、ボタン配置がノアール配置で、レバー・ボタン間が広くなっている(ように見える)。ホリは『リアルアーケードPro.V3SAカスタム』『ワイヤレス リアルアーケードPro.V3SA』などでも、レバー・ボタン間を広げた配置を採用しており、標準仕様にしようと(ナチュラルにダジャレになってしまった)してるようだ。
ちょっと話がズレるが、そもそも既存のアケステのボタン配置は、レバー・ボタン間が妙に狭い。これは、「一つの筐体に二人が並んでプレイするタイプのコンパネ」を基準にレイアウトされているため、省スペースにする必要があったのではないかと想像している。
ノアール配置のレバー・ボタン間が広いのは、ノアール筐体が4ボタンの鉄拳シリーズで主に使われていたからではないだろうか。多分。
最近は対面式の筐体がメインだし、家庭用のアケステならこういった制約はないのだから、使いやすさを重視してレバー・ボタン間を広げてもいいはずなのだが、惰性で放置されてきたのだろう。
今回ホリがノアール配置を採用したのもそういった流れなのではないかと。純粋に改善だと思っているので、アーケード筐体を作っているメーカーも見習っていただきたい。って、よく考えたら最近ゲーセン行ってないんだけど。
その他の仕様
で、話は戻ってFSN3SAについて。
重量に関してはこちらによると『ファイティングスティックV3(FSV3)』は約1.2kgだったので、約1.5kgとなったFSN3SAは300g程重くなったことになる。おそらくボタンが増えたことと、主にレバーがサンワパーツになったためだろう。操作感向上という点ではプラス。
連射の仕様が、各ボタンを秒間10連射か20連射に設定出来るようになっている。個人的には、連射機能は誤動作の原因でしかないので、さっさと外して欲しいと思っている。
それ以外の仕様は、見た目から察するにFSV3と同様かと思われる。
使用感の予想
自分はFSV3をサンワレバー・ボタンに換装したものを所有している。おそらく、コイツとFSN3SAの使用感等は大体同じなのではないかと思う。
同じだと仮定して、操作感だけで言えば、いくらサンワパーツを使ったとしてもやはりファイティングスティックはリアルアーケードプロには適わない。デカくて重い方が操作しやすいに決まっている。
あと、FSV3の底面の滑り止めは、小さいゴム足が四隅についているだけで、結構貧弱。はっきり言って滑りやすいので、自分は別途ゴムシートを購入して貼付けた。
ただ、FSN3SAの画像を見ると底板が色違いになっているので、底板全体が滑り止めになっている可能性も微粒子レベルで存在している…?
個人的には、価格も含めると、素直にRAPを買うことをオススメする。小さいと言っても、上にものを置けないというアケステの都合上かさばるのは変わりないし。
あるいは、FSN3SAの登場でFSV3の価格が下がる可能性があるので、そこを狙ってFSV3とサンワパーツを買って安く済ませる、というのもアリかもしれない。
- 出版社/メーカー: ホリ
- 発売日: 2009/11/12
- メディア: Video Game
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追記(2013/08/23)
FSN3SAの紹介ページをしばらくぶりに見てみたら、Not Found。ページが消えている。発売中止だろうか?