久しぶりにデジタルグッズについて。といっても、今回は買ったものの話ではなく、ネットで見つけて気になったとある情報について。
トラックボールマウスとはなんであるか
みなさまは「トラックボールマウス」というものをご存知だろうか?って、話をそこからはじめる必要あるか?まぁいいや。
トラックボールマウスとは、本体にボールがくっついており、そのボールを指で回転させることでマウスポインタを操作するタイプのマウスである。
ケンジントン 【正規品・5年保証付き 日本語パッケージ】 SlimBlade Trackball 72327JP
- 出版社/メーカー: ケンジントン
- 発売日: 2011/04/01
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LOGICOOL 有線 レーザー式 4ボタン マーブル TM-150r
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操作に少々離れが必要だが、本体そのものを動かす通常のマウスと違い、指先の軽い動きだけでポインタを動かすことができるため、腕や手首への負担が軽減されるということがトラックボールマウスのメリット。
オマケにマウスパッドも不要で、机の上にそのまま置いたり、自分の膝の上で操作する、なんてことも可能。
あと「ボールを転がして機械を操作する」という動作によってなんとなく悪の帝王になったような気分に浸れる、のは、僕だけだろうか。僕だけか。
そんなトラックボールマウスは、どの指でボールを操作するかによって「親指タイプ」と「人差し指タイプ」に分かれており、近年では前者の「親指トラックボールマウス」の方が人気が高い。
それほど親指トラックボールマウスが普及した背景には「比較的形状が通常のマウスに近いので、初心者でも扱いやすい」という理由もあるだろうが、最大の要因はLogicool「M570」という、比較的安価で品質の良い製品が登場したことだろう。なにしろ一時期は、Amazonのベストセラー商品トップに君臨していたほどの人気があった。かくいう自分もM570からトラックボールマウスを使い始めたクチである。
- 出版社/メーカー: ロジクール
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親指トラックボールマウスに新星登場、がしかし。
親指トラックボールブームを巻き起こすほど売れに売れたM570。
しかし最近になって「M570t」と型番が変わり、それに伴って3000円台だった実売価格が5000円台まで値上がりしてしまうという自体が発生。しかも型番が変わっただけで品質はほぼそのままらしい。つまり純粋な値上げである。
トラックボールブームも終焉か……と、全国のトラックボールファンが肩を落とした、かどうかは知らないが、そんなさなかに彗星のごとく登場したのが、エレコムの親指トラックボールマウス「M-XT1DRBK(以下M-XT1)」である。
ELECOM ワイヤレストラックボール 5ボタン チルト機能 握りの極み ブラック M-XT1DRBK
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見ての通り、形状はM570そっくりで、しかもM570にはない「チルトホイール」「速度変更スイッチ」「減速スイッチ」などの機能が搭載されている。なんだかよさ気である。スペックだけを見れば。
球を替えよ、さすれば(快適な操作を)与えられん
家電量販店の店頭で見かけて、前々から気になっていたこのマウス。しかし最近はMacBook Airをメインマシンにしており、本体内蔵のトラックパッドでわりと問題なく操作できており、サブのWindowsマシンも、ゲーム用に買った「M705r」という普通のレーザーマウスを使うことが多く、自分の中でのトラックボール需要はすっかり無くなっていた。
しかし最近になって、Minecraftという、作業性の高いPCゲームをやるようになり、手や腕への負担を減らすためトラックボールマウスの買い替えを検討することに。
そこで初めてM-XT1の情報をネットで知ったのだが、どうもこのマウス評判が悪いらしい。
悪評の原因は感度の悪さで、ボールを転がしてもうまく認識せず、ポインタが引っかかったりするという症状が頻発する、とのこと。
「なんだ、ガッカリ商品か…」とガッカリしつつもさらに情報を見ると、その感度の悪さを改善する方法を発見した。
その方法というのが、「ボールをM570についているやつと交換する」というもの。
M570とM-XT1のボールは、なぜかサイズが全く同じで、付け替えても問題なく動作する、どころか、むしろ動作が良くなるらしい。なぜだ。なぜなんだ。
ボールを替えてちゃんと動くのであれば買ってもいいんだけど、どうにも釈然としない。できればちゃんと作ったものをちゃんと使いたい、という気持ちが心にもたげて、購入に踏み切れず、なんだかモヤモヤした気分を抱えながら日々を過ごしている。
大して高くないんだから、悩むくらいなら買っちゃえばいいんだろうけど、でも、なんか、ねぇ。