JVCのヘッドホン「HA-S160」を購入、3DSと相性バッチリ

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　3DSでモンスターハンタークロスをプレイするためのヘッドホンとして、JVCの「HA-S160」を購入した。ご覧のとおりカラーはホワイト。

　普段はKOSSの「PortaPro」というヘッドホンを愛用しているのだが、基本的にパソコンに繋ぎっぱなし。いちいち3DSをプレイするたびに差し替えるのも面倒だし、プラグも傷みそうなので、新しいのを買うことにしたのである。

　買う上で重視したのは、とにかく軽くて長時間着けていても平気であること。どんなに音が良くても、30分で耳が痛くなるようでは元も子もない。

　というより、携帯機である3DSの音質なんてたかが知れているので、あまり高性能なヘッドホンを買っても宝の持ち腐れである。それよりは着けやすさや取り回しのしやすさを重視した方がいい。携帯機だし。ほぼ家でプレイしてるけど。

　結論から先に言うとが、このヘッドホン、想定を上回るほど装着感が良かった。

　まず重量が66g（コードを含まず）と非常に軽い。軽さに定評のあるPortaProが60gなので、ほぼ遜色ない。

　この軽さでありながら、ヘッドバンドは安物にありがちなプラスチック製ではなく一本の金属バンドを軸にしているため、わりと頑丈で長持ちしそう。

　さらに頭に当たる部分にはゴム製のカバーがしてあり、ずっと着けていても痛くならない。イヤーパッドもしっとりしたやわらかい合成皮革で耳に自然にフィットする。

　特別な工夫があるわけではないが、軽さと材質の良さによって快適な着け心地を実現している。大げさに言うと、モノとしての思想に交換が持てる。

　PortaProの着け心地もかなりいいが、ヘッドバンドに髪が挟まったり、スポンジ製のイヤーパッドが痛みやすかったりという欠点もある。しかしHA-S160にはそのような欠点は見当たらない。日本メーカー（だよね？）ならではの気配りを感じる。

　そして特に期待していなかった音質も思っていた以上に優れていた。

　さすがに小型なので音の軽さは感じるが、音楽を聞いてもちゃんと楽しめるレベルに達していると思う。

　見た目の割に低音が出ているのが特に印象的。シンバルなどの高音がちょっとかすれているのが気になる点ではあるが、この価格にしてはかなり頑張っている方である。

　密閉型なので音漏れも少なく、意外に遮音性もあり、着けるだけで少し回りの音が遠のくのがわかるレベル。

　試しに屋外でも使ってみたが、流石に電車内や幹線道路での使用は厳しいものの、街中ならそれなりに音楽を聴くことができた。

　デザインは極めてシンプルだが、ハウジング部のツヤ加工がイイカンジでそれほど安っぽくはない。カラーも赤・青・白・黒の四色から選べる。

　ハウジング部分を回して平らにできる、いわゆるスイーベル式の折りたたみ機構が付いているのだが、首にかけた時にハウジングの外側が上を向くので収まりが良く見た目も良い。普通は音が出るほうが上になるんだよね。

　あとこれはかなり個人的な話だが「ヘッドホンってラクだな」ということを、このヘッドホンを使うことで改めて再認識した。

　今まで外出の時はカナル型のイヤホンを使っていたのだが、耳に差し込むのに手間が掛かるし、コードが絡まって面倒だった。

　しかしヘッドホンなら耳に乗せるだけですぐ聴けるし、バッグに入れていてもそれほどコードが絡まない。とても気楽に使えるのである。

　この勢いで思わずポータブルヘッドホンを買いたくなってしまったが、とりあえず我慢することにした。浪費、よくない。

　で、肝心の3DS（正確には3DS LL）での使用も全く問題なし。

　コンパクトなので3DS LL本体と一緒に持ち運ぶのもラクだし、長時間装着しての狩猟もへっちゃら。本体のスピーカーだと今まで聞こえなかったSEなどもちゃんと聞こえるようになった。

　ゲーム的な細かい話をすると、今作の新システムであるブシドースタイルのジャスト回避を使う上では、敵の攻撃を音で判別するのがかなり重要。

　このヘッドホンを使い始めてから明らかにジャスト回避の成功率が上がり、プレイが大いに楽しくなった。大満足である。

　総じて言うと、軽さ・コンパクトさ・着けやすさが非常に優れており、しかも音質もそこまで悪くないという感じ。

　なにより価格が安いので、気楽に扱えるのがいい。PortaProが値上がりしてしまったので、今後はこっちを愛用していこうかな、とすら考えている次第である。

　ちなみにテレビ用としてケーブルの長い「HP-AV250」が存在する。デスクトップパソコンに直挿ししたりする場合などもこちらを選んだほうがいいだろう。

rh日和（仮）