『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(略してPUBG)』というPCゲームを知っているだろうか? 自分はプレイ動画や配信を見て知った。
銃器で戦う対戦型の三人称シューティングで、現在アーリーアクセス(体験版)が販売中。
アクション面では一般的な戦争系のゲームとほぼ同じ。主観で狙ったり、ホフクで移動したりと、さしたる特徴はない。
元々戦争系のゲームは余り好まないのだが、ある斬新なシステムを搭載しており、それがヒジョーに面白そうで気になっているのである。
それは100人のプレイヤーが一つの島に集まり、生き残りを賭けて戦うというシステム。このシステムひとつに、このゲームの特徴が集約されていると言っても過言ではない。
まずプレイヤー全員が飛行機に乗ったところからゲーム開始。飛行機は舞台となる島の上を通り過ぎるので、任意のタイミングで飛び降りパラシュートで着地する。
着地したところから戦闘がスタート。島には倉庫や学校などの施設があり、ハンドガン、ショットガン、アサルトライフル、サブマシンガンのような銃器や、ヘルメット、コンバットスーツなどの防具、回復アイテム、グレネード、さらにはバールや鎌といった近接武器が落ちている。装備は現地調達。
それらを駆使し、時に戦い、時に逃げ、最後の一人まで生き残ることができれば見事勝利となる。
島には時間と共に毒ガスが撒かれていく。毒ガスエリアにいると徐々に体力が減っていくので、安全なエリアに移動しながら戦わなければならない。
安全エリアは少しずつ狭まっていき、最終的には完全に無くなる。実質的な制限時間の役割を果たしている他、安全エリアを目指して移動するプレイヤー同士の戦いが発生するため、ゲームにダイナミズムを生んでいる。
たった一人の生き残りをかけて戦う、というあたりは小説『バトル・ロワイヤル』を彷彿とさせる。ありそうでなかったシステムだが、昨今のPCスペック・ネット環境の向上によってようやく実現可能になった、というところだろうか。
程よいランダム性が面白さのプラスになっていると感じる。序盤に良いアイテムを手に入れられないこともあるし、降下直後に他プレイヤーに遭遇してやられてしまうこともある。
車両も入手可能で、有無によって難易度はかなり変わってくる。また定期的に爆撃が行われ、屋内に退避しなければならなかったりする。
ソロプレイの他に、4人の仲間と協力できるマルチモードも搭載。チームの一人でも生き残れば勝利となる。自動マッチングだけでなく、フレンドを呼んで同じチームでプレイすることもできる。
さっそくやってみたいところではあるのだが、体験版のため不具合が多く、頻繁にラグが発生したり回線落ちが起こるらしい。
またメモリ管理に問題があり、ずっとプレイしているとメモリ使用量が増えてしまうという。低スペのマイPCではシンドイところ。
そのへんはアップデートで修正予定らしいので、もし自分の環境でも遊べそうだったら手を出してみたいと思う。