ちょっと前に中古で買ったビクターのヘッドホン『HP-RX500』を、パソコン用に使っている。
JVC 密閉型ステレオヘッドホン RX500 室内用(テレビ・ゲーム向け) 3.5m+延長1.5mコード付き HP-RX500
- 出版社/メーカー: JVCケンウッド
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: エレクトロニクス
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ボリュームが出ないヘッドホンを買い替えたかった
それまではオーディオテクニカの『ATH-M30』というヘッドホンをパソコン用にメインで使っていた。相当古いシロモノである。
どれくらい古いかというと、昔過ぎて買った時期を思い出せないほど。ブログを本格的に始めたのが8年前で、購入したことを書いた記事が存在しないところを見ると、おそらくそれ以前だろう。だいぶ前に生産終了している。
何しろ古いため、だんだんパソコンのボリュームを上げても音が出にくくなってきたのを、我慢しながら使い続けてきた。
ロングセラーを中古屋で発見
そんな折に某中古ハードショップで見つけたのが『HP-RX500』。
思い起こせばこれまた7、8年前、僕がヘッドホンやイヤホンに凝りだした頃に、コスパの高さで人気があった機種だと記憶している。廃盤にならず売られ続けているところを見ると、少なくともそれなりの人気を保ち続けているのだろう。
当時の自分は、金も無いくせに音質を追い求めており、装着感やバランスの良さに定評のあったこの機種をスルーしていた。若気の至りである。
しかし最近は年を取ったせいか、音の良さよりもモノとしての使いやすさを重視するようになってきた。どんなに音が良くてもその内慣れるし、だったら使う上での不都合や不快感が少ないほうが良いだろう、という理由で。丸くなった、と言うべきか。いや、そんな大げさな話でもないか。
見たところキズや汚れもなさそうだし、ケーブルのよれなども無かったので購入。お値段1,080円(税込)。新品が3,000円ほどであることを考えるとそこそこオトクだったと思う。
使用感
で、さっそく使ってみた。
まず一番に感じたのが、評判通りの装着感の良さ。本体が軽いので、そもそも頭に何かを載せているという感じが薄い。
イヤーパッドもベロア調で肌触りが優しい。自分は耳たぶが長いのでどうしてもイヤーパッドに当たるのだが、全く違和感が無い。長時間着けても痛みなどは全く無かった。
音質的には、物理的な軽さもあってか重厚とはいい難いが、かなり素直で自然なサウンドだと思う。音楽も色々聴いてみたが、少なくとも嫌な感じはしなかった。
本格的なゲームをやったり、映画を見たりするには少々物足りないかもしれないが、YouTubeなんかの動画を見たりするには十分だろう。
この手のヘッドホンにしてはケーブルがかなり細めで、邪魔にならないのもいいところ。長さ3.5mなので、テレビやデスクトップPCに向いていると言える。
ちょっと気になったのは、ヘッドバンドのクッションがかなりチープで小さい点。自分の頭の形状のせいか、フツーに頭部とプラスチック部分が接触してしまう。軽さのおかげで当たってる感じは無いが。
というわけで、パソコン用のメインヘッドホンに昇格したのであった。人気があるのも頷ける。
ちなみに上位機種に『HP-RX700』や『HP-RX900』があるのだが、こちらと比べて重量がだいぶ大きいので、昔家電量販店で試着した時にはHP-RX500の方が装着感が良かった記憶がある。安いからと言って悪いとは限らない、というのがヘッドホンの面白いところ。