ドラクエ11との関係をそろそろ終わりしたい、と、倦怠期のカップルみたいなことを何度か書いてきたが、ようやく一段落ついてきて言葉通りにやめることができそうな気配。
が、そのかわりというかなんというか、最近は気がついたらちょっとした時間にスマホ版『ドラゴンクエスト3』を遊んでしまっている。
- 出版社/メーカー: SQUARE ENIX CO., LTD.
- 発売日: 2016/12/06
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ドラクエ3といえばシリーズでも1、2位を争う人気作だが、個人的にはあまりハマった作品とは言えない。
ファミコン版の頃は全然リアルタイムじゃなかったし、スーファミ版が手に入ったのが少し遅れてプレステ主流の時期だったため、そもそもやるタイミングがなかったというのが主な理由。
一度はプレイしておくべきと思いスマホ版を買ったのはちょうど去年ごろ。購入直後に1回クリアし、最近になってドラクエ11の予習でもう一度クリアしたので、都合2回全クリしたことになる。
そんな自分がなぜ今スマホ版ドラクエ3にハマっているかというと、パーティーを変えることによるプレイ感覚の変化を試すのが面白いから。
例えばスタンダードな「勇者・戦士・魔法使い・僧侶」のパーティー。「勇者・武闘家・武闘家・武闘家」の脳筋パーティ。「勇者・盗賊・商人・遊び人」の変則パーティ。さらに二人旅や一人旅といった一種の縛りプレイまで。さらにオリジナルにはない性格システムもある。
パーティーを変えるだけでプレイのダイナミズムが結構変わる。特定の敵の難易度が高くなったり、逆にうまく噛み合ってラクになったり。さながらシミュレーション実験をしているような感覚で、なかなか飽きないのである。
宝箱やちいさなメダルの位置などは大体暗記してしまっているので、スムーズに進められるのもいい。普通は飽きそうなものだが、肝心のシミュレートを快適に楽しむことが出来ている。
なんてことを21世紀の今熱く語ってしまっているわけだが、おそらくオリジナルのドラクエ3が流行ったのもこーいうリプレイ性の高さが一役買ったのではないかと思う。
最近はてな匿名ダイアリーに突如としてファイナルファンタジーVが投稿されブックマークを集めていたが、FF5もジョブシステムのお陰でリプレイ性が高くなっているゲームと言えるだろう。
スマホ版の良いところは、レベル縛りなどをしなければかなりカンタンであるという点。
とくにAIが優秀(多分ドラクエ11よりも優秀。最近のドラクエは意図的にAIの能力を下げているフシがあるが)なので、レベルを上げて作戦任せでボタンを連打しているだけで大体なんとかなる。スマホのタッチ操作で細かいコマンド入力は面倒なのでとても助かる。
時間効率さえ気にしなければのんびりテレビを見ながらでも全然進められる。もちろん持ち運びできるのでちょっとした時間につい遊んでしまう。
しかしこの時代にドラクエ3をやりまくるのってどうなんだろう。課金ゲーみたいなのにハマるよりはマシなのかもしれないが、ゲーマーとしての進歩がないんじゃないかという疑念も浮かぶ。古典的名作をやりこむのも一種の教養かもしれないが。で、その教養、どこで使うの?
最近PS4や3DSでもドラクエ1~3が配信開始されたが、利便性という点では誰もが持ち歩いているスマホ版の方が優れていると思う。
しかもスマホならドラクエ4~8もプレイ可能。全部買ったらケッコーな値段になるけど。
なんていう記事を書いていたら、今度はスマホ版ファイナルファンタジー4~6の方が気になってきてしまった。こんなんじゃあ時間がいくらあっても足りぬ。うーん。