『モンスターハンター:ワールド』に追加されたナナ・テスカトリ。その素材から生産できる武器について先日記事にした。
記事にしたからには実際に使い込んでみよう、というわけで、まずは我が愛用する操虫棍のうち、冥灯派生の「エンプレスケイン・冥灯」を色々なクエストに持ち込んでみた。
結果、火力はそこそこだがかなり使いやすいことが判明したのでそのあたりのことについて書いてみる。
エンプレスケイン・冥灯」の特徴
- 攻撃力589
- 素でそれなりの白ゲージ、さらに匠で伸ばせる。青ゲージは短め
- 会心率10%
- 爆破属性210
- スロットは【3】と【1】の2つ
- 猟虫ボーナス「スピード強化」
- カスタム強化1回
トップクラスからは一段落ちるが十分な物理火力
会心込みの物理期待値は素の状態で全操虫棍第3位。同じエンプレスケインの「滅尽」「炎妃龍」に次ぐ。ソースは攻略サイト。
業物がつくので、青ゲージが出るまで攻撃し続ける状況であれば実質トップと言っていいだろう。ただし匠ありの物理期待値は結構な数の操虫棍に負ける。
非常に優秀な斬れ味
デフォルトで白ゲージがある上に、武器だけで業物が発動。しかも匠で白ゲージを伸ばせる。ちょっと考えられないくらい、群を抜いて優秀。
特に操虫棍は少しジャンプ攻撃をしただけですぐに斬れ味が落ちてしまうので、相性はバツグン。
匠Lv3程度で、モンスターが移動するまでほぼ白ゲージをキープするくらいは可能。「剛刃研磨」のようなレア装飾品が不要なのも嬉しい。
会心+10%、かつ爆破属性なのでカイザー装備で「達人芸」を発動させる手もある。ただしスキル「爆破属性強化」はやや効果が薄いスキルなので注意。
爆破属性の汎用性
多くのモンスターに対してある程度有効な爆破属性は、固定ダメージである仕様上、モンスター1頭あたりの体力が低いソロプレイ、かつ複数ターゲットクエストで真価を発揮する。
ターゲットが4体の「新大陸の白き風」や、古龍3体の「導きの青い星」のクシャルダオラ・ネルギガンテに使ってみたところ、どれもアッサリ沈めることができた。ジャンプ攻撃のヒット数の多さが蓄積に役立ったと思う。多分。
猟虫粉塵が爆破だと効果が被ってしまうので、別の猟虫を持ち込むのが無難だが、上記のような複数クエストにはあえて爆破の猟虫を持ち込み、速やかな爆破による短期決戦を狙うのもアリ。
ただし爆破属性攻撃をしてくるテオ・テスカトル、ナナ・テスカトリ、ドドガマルなどにはおそらく効果が低いので、素直に武器を持ち替えるなどしたい。
地味に有効な「スピード強化」
猟虫ボーナスのスピード強化は文字通り猟虫が飛ぶスピードを上げてくれる。
スピードLv15の猟虫でも有効なので、シナトモドキⅢなどをつけるとものすごいスピードに。印弾をつけて自動攻撃させればカッ飛んでいるのがよく見える。
またスピードLv15以下の猟虫でもエキス取りがスムーズになるので、猟虫選択の幅が広がるのも良いところ。
スロットによる拡張性
これだけの性能を持ちながらサイズ3とサイズ1のスロットがつく。スキル拡張性もトップクラス。
火力や斬れ味こみで考えると、スロット目当てで選ぶならほぼこれ一択と言っていい。
他武器との比較
物理火力で大きく上回っているのは「タイラントグレイヴ」「グランジストーム」。しかしこれらはいずれも匠+αの斬れ味スキルが必要となり、スキル自由度が低い。
同じく汎用性に優れる「撲滅の導灯」もライバルだが、龍属性が効くモンスター以外であればエンプレスケインが優れている部分が多い。
スロット数ではサイズ3が2つついた「ゼノ・シュマイナ」があるが、火力・斬れ味の面でこちらが上回る。
マルチプレイでは「ガイラブレード・麻痺」がライバル。サポート重視ならやはり麻痺は強い。
だがマム・ガイラの武器なので、そもそも引き当てなければ使えないのが最大のネック。自分はもちろん持ってない(悲しみ)。
まとめ
物理火力こそトップクラスに一歩及ばないが、斬れ味の良さ、爆破属性の汎用性、スキル自由度の高さなど、実に様々な魅力を持つ良武器。こういう武器、好き。
効率を求めるガチ勢にとっては最強となりえないが、クリア成功率を上げたい自分のような一般プレイヤーにとっては十分最適な武器になりうるだろう。
もうちょっと爆破属性が強ければなーとも思うが、あまり強すぎると全員がコレ一択になってしまいかねないので、ちょうどいいポジション。カプコンにしては珍しい良調整と言える。
- 作者: 週刊ファミ通編集部
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