rh日和(仮)

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映画『デッドプール2』を観た感想

 まさかの大人気を博した第一作からの続編『デッドプール2』を観てきた。

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 前作が映画としてキレイにまとまっていたのと比べると、バランスが良い作品とは言えない面があった。

 尺の長さの割にお話のスケールがやや小さかったり、「映画好きでマーベル好きなアメリカ人」でなければ100%楽しめないパロディギャグが乱発されていたり、ラストのカタルシスがイマイチだったり。

 ケーブルは未来からやってきた戦士なのだが、物語において「過去に戻ってやり直す」ことの是非も気になった。

 以前ゲームの『ドラゴンクエスト11』をプレイした時にも思ったことだが、時間を巻き戻すことでそれまで積み重ねた感情も努力もリセットされてしまうという問題がある。

 そのへんのアンバランスさを「アジ」と取るか「アラ」と取るかは人それぞれだと思う。


 でも見終わったあとの自分は、間違いなくますますデップーたんを好きになっていた。

 更にパワーアップしたアクション、おバカすぎるギャグ、そしてまさかのガチ感動シーン。あれにはやられたよ。ほんとに。

 不死身の男が命を賭けて誰かを救う様は、まさにヒーロー。

 キャラクターで言うと、忽那汐里が演じたユキオが話題になることが多いが、個人的に今作で好きになったのはネガソニック。

 態度は悪いが律儀にデップーにツッコミを入れたり、X-MENの家で出迎えたりする態度のツンデレっぷり。そして終盤の戦闘シーンの美しさたるや。

 自分の幸運を確信してムチャクチャをやるドミノもクレイジーで非常にカッコよかった。

 ぜひ続編でXメン・Xフォースの面々が活躍する様を見たいところである。スピンオフでも可。

 しかしあれだけとっちらかったことをやっておいて、続編があるとしたら一体どうなるんだろう。さすがデップー、先が読めない男である。

デッドプール (吹替版)

デッドプール (吹替版)