Amazonプライムビデオで映画『シャーロック・ホームズ』シリーズを見た。ロバートダウニーJr主演のヤツ。
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2作目の『シャドウゲーム』は結構前にテレビで視聴済みだった。結構良かったので1作目もいつか観ようと思っていたのを、ようやく手を付けられた形。
1作目を観たら非常に面白かったので、その勢いで2作目も再視聴してしまった。
もともとシャーロック・ホームズ関連作にそれほど詳しいわけではなく、ちょっと前に再放送でカンバーバッチのドラマ版を軽く観た程度。その流れで原作小説をちょっとだけ読んだりもした。
なので予備知識はほとんど無かったにもかかわらず、この映画には大ハマリ。その要因はなんと言っても本作が痛快なアクション映画であるという点が大きいだろう。
とにかく冒頭からラストまでホームズたちが華麗に動きまくる。徒手空拳で戦う。ピストルをぶっ放す。続編では砲弾まで飛び交う。探偵=知性派という固定観念をぶっ壊してやろうという意気込みが感じられる。
ここまで見ごたえがあるのは、演出の妙がなせるワザ。とにかくあらゆるシーンがテンポよくサクサク進むので、見飽きることがない。
白眉なのはシャドウゲームでモリアーティの工場から逃げるシーン。ホームズがピンチのシーンなのに敵の砲撃がやたらとスタイリッシュに描かれ、スローモーション映像からは荘厳さすら感じられる。
キャラクターの魅力もスバラシイ。
ジョークを飛ばしながら大活躍するホームズは、しかし天才過ぎて変態。そしてどこか影がある男。同じロバート・ダウニーJrが演じる『アイアンマン』のトニー・スタークをさらに躁にした感じで、個人的にめっちゃ好物。
未来を計算して格闘する能力はもはやスーパーパワー。そうか、ホームズってスーパーヒーローだったのか!(?)
ホームズとワトソンのブロマンスものとしても良い。結婚して家を出ようとするワトソンに対していちいちつっかかるホームズがいじらしい。ちなみに現在pixiv大百科の「ブロマンス」の項目は本作の二人を描いたイラストだったりする。
2作目ではホームズとモリアーティという光と影の天才同士の対決がアツい。お互いの未来計算能力でぶつかりあうシーンは映像作品ならではのカッコよさ。
自分は吹替版を見たが、名優藤原啓治と森川智之のタッグが最高だった。なお1作目で姿が描かれなかったモリアーティの声優が2作目でこっそり変わっていたりする。
その後ちらっと見た吹替版はロバート・ダウニーJrが本作のために上流階級のイギリス英語を習得して望んだとのことで、こちらも雰囲気があってよかった。
次回作となる3作目の制作はスタッフや監督のスケジュールの関係で先延ばしになっていたらしいが、2020年公開に決定した模様。ヒジョーに楽しみである。