rh日和(仮)

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スタローン主演映画『大脱出』をAmazonプライム・ビデオで観た話

大脱出 (吹替版)

大脱出 (吹替版)

この映画を三行で表すと

スタローンと
シュワちゃんが
監獄から脱出するよ


 というわけでシルベスター・スタローン主演の映画『大脱出』をAmazonプライム・ビデオで視聴した話。

 スマホゲーやりながら映画を見たい、という極めて不純な動機で探していたら見つけたこの映画。スタローン主演なら流し見でもイケるだろう、と安直な気持ちで見始めたのだが、果たしてその通りであった。


 今回スタローンが演じるレイ・ブレスリンは、脱獄のプロで、依頼に応じて様々な刑務所に囚人として入り、そこから抜け出すことで刑務所の警備の欠点を調べることを生業としている。

 まずもって脱獄に失敗すれば射殺される危険があるわけで、人命軽視も甚だしい職業ではあるのだが、アクション映画にその手のツッコミは野暮というもの。

 そんな彼が、味方に騙されて閉じ込められた監獄を、囚人たちのボスであるシュワちゃん演じるロットマイヤーと共に脱出するのがこの映画のメインストーリー。2大アクションヒーロー揃い踏みである。


 脱獄のプロだけあってブレスリンはその筋肉に似つかわしくない観察力と知識を有している、という設定。ところでこーいうめちゃくちゃ洞察力がスゴいキャラの元祖ってシャーロック・ホームズなのかな、と思うのは最近ホームズ映画を見たからだろう。

 加えて、囚人同士の殴り合い、看守や獄吏とのせめぎあい、シュワちゃんとのアツい共闘、仲間の死中、ボスとの格闘、マシンガンぶっ放しなど、アクション映画の勘所をキッチリ押さえている非常に男臭い映画である。好き者にはたまらない。

 脱獄映画の良さは、工夫をこらして自由を勝ち取るというわかりやすさにある。今作における「工夫」とは頭脳2割、パンチ・キック・銃などの暴力6割、そして仲間との友情2割といったところか。

 ともあれスタローン映画に通底するテーマである「戦う男の生き様」が堪能できるのは間違いない。昔ながらの泥臭いアクション映画が好きな人にオススメ。


 なお実は本作の続編である『Escape Plan 2』は既に全米公開済みとのことだが、日本では未公開どころかソフト化すらなされていない様子。海外レビューサイトの評価が軒並み低いっぽいので大コケしたのかもしれない。シュワちゃんも出てないみたいだし。続編でやらかすのもアクション映画っぽいと言えばっぽい。