MHW日記 大型DLC「アイスボーン」に期待したいエンドコンテンツの改善について

【超速報】 PlayStation®4『モンスターハンター：ワールド』の超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワールド：アイスボーン』
2019年9月6日(金)発売決定！！ #MHWアイスボーン pic.twitter.com/JQH5HRavEe

— モンスターハンターワールド：アイスボーン公式 (@MH_official_JP) May 9, 2019

　大型ダウンロードコンテンツ「アイスボーン」の配信日と詳細が発表された『モンスターハンター：ワールド』。レーシェン配信以来でひさびさに起動し、イベクエドスジャグラスを狩るなどして明日配信の歴戦王ネルギガンテに備えている。

モンスターハンター:ワールド - PS4

　発売から1年以上経ってもまだプレイしようと思う程度には今作モンスターハンター：ワールドには満足している。進化したアクションやフィールド、充実したコラボレーションクエストなど、正統進化と呼ぶにふさわしい出来だった。

　あえて不満点を上げるとしたら本編クリア後のやりこみ要素である、いわゆるエンドコンテンツの部分。モンハンにおける「本編」の範囲は曖昧だが、自分としては全クエストクリアあたりを本編と捉えている。

　エンドコンテンツだから気に入らない人はやらなくてもいいわけで、そのことが本作の大きな欠点だとは考えていない。実際自分もそれほどやりこまず、イベントクエストが追加されるたびにちょくちょく遊ぶ形で1年間本作と付き合ってきた。

　そんな本作のエンドコンテンツについて、どこが不満だったのか、そしてどんな形だったらもっと満足できたかをつらつらと考えてみたい。

作業感が強いマム・タロト

　まずエンドコンテンツの大きな柱であるマム・タロトについて。

　討伐*1することで強力な武器をランダムで入手できるのだが、とにかくひたすら同じモンスターを狩り続けることになるので正直言ってあんまり楽しくない。痕跡集めという単純作業に近いプレイングを毎回強要されるのも辛い。

　オンラインマルチプレイ前提の難易度なのでひとりでコツコツ倒すことが難しいのもマイナスポイント。以前はソロプレイでもかなりやりこめばそれなりの効率で倒すことができたし、そのやりこみがわりと楽しかったんだけど、後日アップデートで強化個体と置き換わってしまいソロプレイの効率が著しく低下してしまった。自分はそれ以来ほとんどマム・タロトを狩っていない。

　定期配信される期間限定イベントクエストのため、常時プレイすることは出来ないのも個人的に好みではない。オンラインMMOなどが好きな人は気にならないのかもしれないけども。

　せっかく豊富に用意されたモンスター達がいるわけだから、彼ら（？）と戦う動機付けになるようなエンドコンテンツが欲しかった。例えば通常より強力なモンスター（今作で言えば歴戦個体のような）を倒すごとにポイントを貰えて、そのポイントと引き換えにランダムで装備が貰えるシステムとか。

　強力なモンスターほどポイントが多く、弱いモンスターでも少量だがポイントが入るようにすれば、マルチプレイで強いモンスターをガンガン効率重視で狩ってもいいしソロでまったり弱いモンスターを倒していくこともできてプレイの幅が広がる。

　個人的にはMH3にあった「モガの森」という、ランダムで敵を倒すモードが好きだったので、そのようなモードでポイントを貰えたらなおよいと思う。ただシステム的にプレイの幅を増やしすぎてしまうとオンラインでメンバーが集まりにくくなってしまう懸念はある。

　一応本作にも「調査クエスト」という上記に近いシステムがあるんだけど、後からもっと報酬が良いイベントクエストが多数追加された結果プレイする価値が大幅に低下してしまった。クエストの入手がランダムかつ回数制限があったのもかなりめんどくさかったし。

確率低すぎな装飾品集め

　もうひとつのエンドコンテンツである装飾品集めもかなりバランスが悪い。

　特定の装飾品はかなり有用な性能。装飾品そのものの効果が強力というよりも、その装飾品があることで装備のバリエーションが大幅に増えるようなイメージ。

　しかし有用な装飾品ほど入手確率がものすごく低く設定されている。ネット上の声だとプレイ1000時間オーバーでも全ての装飾品が集まらない、と嘆く人もいるほど。

　装飾品不足のせいで望んだ装備構成を作れないのは正直言ってかなりのストレス。かといって装飾品が足りないと倒せないほど強力なモンスターはほぼ存在しない（せいぜい強化ベヒーモスくらい）ので、いつ手に入るかわからない装飾品を求めて延々プレイし続けるほどのモチベーションは起こらなかった。

　ただ装飾品はマム・タロトと違い色々なクエストをクリアしていけば自然集まっていくので、その辺の設計はマシだと感じた。

　その後アップデートで大量の装飾品を報酬として貰えるイベントクエストが追加されたが、期間限定であり、かつ同じモンスターばかり狩ることになって飽きやすい。しかも確率が低すぎてレア装飾品が入手困難な状況はあまり変わっていなかったりする。

　というわけでアイスボーンではもっと楽しいエンドコンテンツがあったらいいなと願っている。

　あと個人的にはマイフェイバリット武器の操虫棍が結構弱い、っていうか強みを引き出すのがかなり難しいので、もうちょっと扱いやすく調整してほしいところ。気がつけば簡単な太刀ばっかり担いでしまっているので。

　なんにせよアイスボーンはかなり楽しみで、過去作→MHWの進化っぷりを体験しているのでMHW→アイスボーンの進化も相当期待できる。ワク待ち（ワクワクしながら待ちたい）。なんで略したの。

*1:設定上は「角の破壊」がクリア条件だが、ゲームシステム的には討伐と全く同様