ここしばらくプレイしていた『Marvel's Spider-Man(2周目)』のクリア率100%を達成したので、次に取り組むゲームを選定した末『Horizon Zero Dawn(2周目)』に決定。
初回クリアの時点で生涯ベスト10に食い込むくらいお気に入りのゲームだけれど、改めて2周目をプレイしてその思いを新たにしている。
自分が思うオープンワールドゲームの良さって、世界全体をまるごと体験しているような感覚を味わえることだと思うんだけど、それをここまで高い次元で達成できているゲームは稀。
まずはなんと言ってもマップの作り込みがスゴイ。文明が崩壊し機械獣が跋扈する世界を克明に描いている。
今回改めて気づいたのがゲームプレイとは直接関係のない部分までちゃんと作り込まれていること。2周目なのでダッシュ無しで景色を楽しみながら進めているんだけど、ゆっくり移動することで初めて様々な風景が目に飛び込んでくる。
例えば序盤のイベントで行くことになるマップ北東、悪魔の渇きの東の地域。道路の痕跡がいくつか残っており、その内の1本がマップ外周の湖?に向かって伸びている。道路の先に行ってもゲーム的にはなんにも無い。でもちゃんと湖に浮かぶマングローブ風の木や水没したビルの残骸まで作り込んである。ちなみにこの辺り、現代のコロラド州にあるコロラドスプリングスという地域らしい。
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景観が良いのでフォトモードも捗る。アクションやストーリー抜きに、廃墟お散歩ゲームとして見てもすごく出来が良い。
で、そんなマップのあちこちに、かつての人類が残した文章やデータが散りばめられている。プレイヤーにとってはちょっと未来、ゲーム内の時間軸においてははるか過去の人々の暮らしは、一見とても些細で何気ないものなのだけれど、それが永遠に失われてしまった未来の視点から眺めると、そこはかとない哀愁を誘うのである。SF作品ならではのロマン。
アクションについても褒められるところはいっぱいあるんだけど、2周目Ultra Hardの序盤をやっている現時点だと、遠距離からの狙撃があまりにも強すぎて狙撃ゲーと化してしまっている感はある。あと敵の感知範囲が広すぎてステルスが難しすぎて、シールドウィーバーだとミッションにおけるステルスがほとんど不可能。着替えればいいんだけどメンドーだし。この辺のゲームバランスはゲームを進めると変わっていくんだろうか。
でも狙撃が強いおかげで野良機械獣との戦闘をストレスフリーで進めることが出来ており、まったりお散歩プレイを楽しめているのも間違いないので、一概に悪い点ともいい切れない。
1周目は弓とボルトでゴリ押しプレイしかしてこなかったので、今回は他の武器を使ったり改造を吟味して遊んだりしてみたいと思う。
以前『デス・ストランディング』をプレイしたときに、ゲームをまったりプレイすることによる癒やし効果について書いたんだけど、今のところホライゾンでも同じような癒やしを得られている感覚がある。
本作と、最近発表された続編『Horizon Forbidden West(仮称)』を高画質でプレイできるPS5への欲求が、自分の中で俄然高まってきているのを感じる。スパイダーマンの摩天楼をレイトレーシングありで味わってみたいし……。デスストの拡張パックの噂も一瞬あったし……。でも当面はいわゆる「縦マルチ」の状況が続くだろうから、どうしてもやりたいゲームがPS5専用になるまではガマンすることになるだろう。品薄だし。