ゲームアツマールで見つけたゲーム『COLORS 失われた記憶』。オリジナルのダウンロード版のほうがプレイしやすそうだったので、そちらで改めてプレイし始めてクリアした。
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2014年に発表されたフリーゲームを今年5月にゲームアツマールに移植したとのこと。最近たまたまゲームアツマールにハマりだしたおかげでこのような面白いゲームに出会うことができた。僥倖。
主人公の女の子を操作し、動物たちが住む謎めいた世界を探索しながら6つのカラーストーンを集めて帰還を目指す、アドベンチャーゲーム。
ゲームボーイ風のグラフィックとサウンドが特徴。小さい画面とフレーム、という画面構成は「スーパーゲームボーイ」の再現であろう。製作者の深いレトロゲーム愛が伺える。
レトロゲームならではのノスタルジックさが存分に表現されており、実に雰囲気がいい。随所に『ゼルダの伝説 夢を見る島』へのオマージュが感じられる。
カラーストーンを手に入れると、対応したものに色がつく。レッドストーンを手に入れると太陽やリボンが赤くなり、ブルーストーンを手に入れると水が青くなる。マップ各所にあるキャンバスでカラーストーンの有効/無効を切り替えることが可能。
単純にグラフィックが変化するだけでなくゲーム進行的にも変化が起こる。例えば道に火があって進めない場面は赤を無効にすることで進めるようになったり、青を有効にすることで湖で釣りができるようになったり。色のオンオフを切り替えて謎を解きながら進んでいくことになる。
謎解きは基本的には簡単だが、マップを行ったり来たりしながら色の試行錯誤をしなければならないのがやや煩雑だったのと、自由にマップが見られないのが少し辛かった。またラストダンジョンの謎解きはゲーム慣れしていない人にはちょっと厳しいかもしれない。
アクション要素は少なめだが、ミニゲームではプレイヤーの記憶力や目押し力が求められる場面がある。
特定のフラグを満たすと新エンディングを見ることができるらしい。ググっていたら発見した。
エンディングの演出がほんの少し変わるだけだが、フラグを満たすまでの過程で、ストーリーに隠された真実を垣間見ることができる。
また上記のフラグとは別に、クリアとは無関係な、石碑に書かれたアルファベットと数字の謎解きがあるのだが、自分は最後まで解くことは出来なかった。石碑の隣にある花の色がなにか関係してるんだろうけど……。
製作者の「ZK」氏(Twitter名は「SHITAMACHI」)は現在新作の「Memories」を開発中とのこと。開発中のドット絵が美しく、期待が高まる。