rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

『ギルティギア ストライヴ』の良さをただ語る会

GUILTY GEAR -STRIVE- - PS4

 先日発売した格闘ゲーム『ギルティギア ストライヴ』を遊んでいる。すごくイイ。


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 まずグラフィックがメチャクチャカッコいい。

 前作『ギルティギア イグザード』シリーズが「セルアニメ調3D」という新境地を開拓したのだとすれば、本作は「3Dアニメ表現の最先端」を目指しているのではないかと思う。素人意見だけど。

 滑らかに動く表情。美麗なエフェクト。ド迫力のカメラワーク。アニメ業界でもここまでスゴイ表現は無いんじゃないかと思う。あくまでも素人意見だけど。

 対戦に熱中しすぎるとだんだん慣れてきてしまうけれど、改めて一人用モードを遊ぶと画面からの情報量に圧倒される。美しい絵画が動いているような印象すらある。絵画も素人だけども。

 個人的にはザトー・ONEのリアリティとアニメっぽさを両立した影(エディ)の表現が一番スゴイと思います。



 サウンドもカッコいい。こちらで試聴できる。
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 ギルティギアといえばロック色を全面に押し出したBGMだったが、今作では全キャラクターのテーマソングが英語歌詞のボーカル入り。

 今までのようなロック調インストゥルメンタルではなくもはや完全にロックサウンドとして完成された楽曲となっている。

 ロックやポップスをBGMとして流すことができる海外のゲームは多く、それに近い感覚とも言えるが、本作の場合はちゃんとキャラのイメージに合わせた曲になっている。ブチ上がりである。

 美少女アニメソングチックなメイの「The Disaster of Passion」、イントロが尋常ではないミリアの「Love the Subhuman Self」、レッチリ好きの俺を歓喜させたミクスチャーサウンドのジオヴァーナの「Trigger」などバリエーションも豊か。カイやチップのテーマは過去作のテーマを想起させるモチーフを取り入れており、シリーズファンを熱くさせる曲になっている。



 対戦部分に関しては、過度に入力が難しかった部分や、視覚的にわかりにくかった部分などを極力排除しつつ、ギルティギアらしいプレイフィールを維持している。製作スタッフがインタビューなどで語っていた意図通りの調整になっている。ベータ版が微妙だったので少々不安だったがそれを見事に払拭してくれた。

 ゲームスピードが早く空中の挙動が独特なので「格闘ゲーム初心者にオススメ」とは言い難い面もあるが、今までギルティギアをやってみたかったけど難しくて出来なかったという人には間違いなく適している。

 このゲームに限った話じゃないけど、そもそも本気で勝とうと思ったら難しい部分で差をつけなければいけないのはどの対戦ゲームも同じだし、逆にライトに遊ぶ分にはゲームの難しさはそれほど問題にはならないハズ。

 オンライン対戦はロールバック式と呼ばれるシステムを採用しているおかげで、対戦中の操作性は極めて良好。オンラインにありがちな、水中にいるみたいに操作がスローになったことは今のところ一度も経験がない。

 ただ対戦相手とのマッチングにやや時間がかかることがある。このへんは今後改善していただきたいポイント。



 これから買おうという人を裏切らないためにあえて率直に申し上げるなら、オンライン対戦せずに一人用モードだけで遊ぼうという人とって本作はややボリュームが少ない。

 ストーリーモードは映画3本分くらいの大作だけど、あとはCPUと戦うアーケードモードとサバイバルモードにどこまでやりがいを見いだせるかという話になってくる。

 作品を応援したい1ファンとしては今すぐ買って遊ぼうと言いたい。格闘ゲーム好きの視点から見ても、発売直後のプレイヤー数が最も多い時期が一番楽しいのは間違いない。

 ただ1ゲーマーとして客観的な目線で言うなら、今後予定されているストーリーやキャラクターの追加の後に買ったほうが満足度は間違いなく高いだろう。

 それを踏まえたとしても、超ハイクオリティなグラフィックやサウンド、独創的なキャラクターに惹かれた人はぜひ触ってみてほしい。