rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

「はじめてのウディタ」で『WOLF RPGエディター』の基本システムを学ぶ

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 自作ゲームの話。『WOLF RPGエディター(ウディタ)』の勉強をしました。

 前回は『Hot Soup Processor (HSP)』で簡単なゲームを作ったんだけど、次は別のツールに手を出したいと考え、前から気になっていたウディタを使ってみることにした。

rhbiyori.hatenadiary.jp

 WOLF RPGエディターは『シルフェイド幻想譚』や『片道勇者』を制作したゲームクリエイターの「SmokingWOLF」氏が、自身で使用するために開発した無料のゲーム制作ツール。自分がゲーム開発に使っているツールをフリーで公開してしまうってかなりスゴイ。



 さらにありがたいことに、実際にゲームを作りながらウディタの使い方を学べるマニュアルを公開してくださっているサイト『はじめてのウディタ』を発見したので、そちらを参考に、というかほぼそのままゲームを作ってみた。そのタイトル画面が冒頭のスクショ。

pipoya.net

 一週間くらいかけてとりあえず完成させたんだけど、あまりにマニュアルそのままなのでさすがに公開はしないことにした。フォントを変更した(フリーフォントのPixelMplusを使用)ことが数少ないオリジナル要素のひとつだったりする。最近発売したばかりの超絶面白格闘ゲーム、ギルティギアのオンライン対戦にうつつを抜かして危うく未完成になるところだったぜ(ダイレクトマーケティング)。



 拡張性が高い分、使いこなすのが難しいのがウディタの特徴とのことで、マニュアル通りに簡単なゲームを作っただけでもだいぶ苦労する部分があった。

 なにせタイトル画面を作るだけでも、「はじめる」「つづける」「おわる」の選択肢ボックスを設置して、それぞれの挙動をエフェクト込みで設定しなければならない。自分は使ったことがないがRPGツクールならこれの五分の一くらいの作業量でタイトル画面を作れてしまうのではないかと思う。

 インターフェースが文字ベースなのも大変。思い通りに使いこなすためにはけっこう時間がかかりそう。あと単純に目が疲れる。

 もっと根本的な話をすると、RPGってゲームづくり初心者が手を出すにはハードルが高すぎるよなー、と実感することができたのは収穫かもしれない。例えば普通の子供がフラグの管理だとか変数の制御なんてのをいきなりやるのは現実的でないだろう。こないだSwitchで発売されたゲームプログラミングのゲームのチュートリアルもアクションゲームだったし。もっともアクションゲームを本当にゼロから作ろうとすると物理計算の知識が必要になるからそれはそれでハードルが高いんだろうけども。



 自分自身、特にコマンド式のRPGを作りたいわけではない。じゃーなにがつくたいのかと言われると特にコレといったビジョンは無い。どちらかというとゲーム感覚でゲームづくりを学んでいる感じ。

 ウディタはRPG以外のジャンルのゲームを作ることもできる。というか他の方が作ったウディタ製のゲームを見るとRPG以外のジャンルの方が多い印象すらある。

 その意味でウディタは自分に向いているのかもしれないが、RPG以外のゲームを作るためにはまずシステムを自作しなければならないので、いずれにせよ難易度が高いことには変わりない。ゲームづくりに楽な道は無いんだなぁ。当たり前だけども。

 っていうかマニュアル通りにゲームを作るだけで一週間もかかってる体たらくの自分が、もし自力でゼロからそれなりのボリュームがあるゲームを作ろうとしたら、それこそ一生かかっても終わらない可能性が十分にある。「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」という名言もある。なにもしてなくても十分短い気もするけど。



 よく考えたらウディタ製のゲームを(SmokingWOLF氏制作以外)遊んだことが無かったので、しばらくはいろいろ遊んでみてウディタでどんなことが出来るのかを学んでみようかと思う。