『ウルフRPGエディター』のメモ。いわゆる「倉庫番」のようにイベントを押して動かし、特定のマスを通行可能にする方法。「岩を川に落として橋をかける」ようなシチュエーションに使えると思う。作ってみたら上手く動いたのが嬉しかったので思わず記事にした。わかってる人向けなので簡潔にいきます。
目的
上の画像の中心部分、水で分断された1マスに、岩を動かして落とし、橋のように通行可能にしたい。
ステップ1 動かせる岩のイベント作成
まずお好みで、接触または決定キーを押した時に起動するイベントを作成。
次に「変数操作+」でセルフ変数0に主人公の向きを代入。
そして「条件分岐」でセルフ変数0を読み込み、「動作指定」で主人公の向きと同じ方向に「このイベント」を動かすようにすればいい。
半マス移動だと動かすのが面倒になるので、1マス移動(移動コマンドを2回)させるといい。
移動速度を遅くすると岩の重みが表現できる。逆に移動速度を早くする場合はイベントと同時に主人公も動かすとクイックな操作感になる。
ステップ2 動かした岩を特定の場所で通行可能にする
今回の例では橋をかけたいマスが「X座標9、Y座標7」なので、その真下のマス「X座標9、Y座標8」にこのイベントがある時に起動したときのみ、イベントの「すり抜け」をONにして上に移動するようにする。
「変数操作+」でセルフ変数1に「このマップイベントのX座標」、セルフ変数2に「このマップイベントのY座標」を代入。
「条件分岐」でセルフ変数1は9、セルフ変数2がYのとき、「動作指定」で「このイベント」を「すり抜けON」にして上に移動させる。
「チップ処理」の「マップチップの上書き」で「X座標9、Y座標7」を岩のマップチップに変更。
このとき、あらかじめ岩のマップチップを通行可能にしておくか、「チップ処理」の「マップチップ通行設定」で一時的に岩のマップチップの通行設定を通行可能にする(全てのチェックボックスをオフにして入力すればいい)。
そして「イベントの一時消去」などで動く岩のイベントを消去する。
以上で完了。ちょっとゲームづくりが楽しくなってきた。