rh日和(仮)

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コントローラーのシリコンゴム修理は「スーパーX」がオススメ

 PS4用コントローラー『ファイティングコマンダー』のボタン部分のシリコンゴムを修理した。

 長年使っているとへたりやすいコントローラーのボタン。原因は内部パーツのシリコンゴムが劣化によってちぎれてしまっている場合が多い。

 ちぎれた部分を接着剤で貼り合わせれば修理が可能。ただし注意点が色々ある。

 まずちぎれた部分がギザギザになっていたりすると修理は難しい。切断面が滑らかであるほど治る確率は上がる。

 接着剤はシリコンに対応しているものを使用しなければならない。シリコンゴムという名前で呼ばれたりするがあくまでも材質はゴムではなくシリコン。ゴム用の接着剤は使用不可。シリコンは接着剤の使用に向いていないらしく、一般的な瞬間接着剤も使えない。

 自分が使っているオススメはセメダインの『スーパーX』。カチカチに固まるのではなく、接着剤そのものがゴムのような性質で固まるのでコントローラーの修理にうってつけ。

 実際の使い方としては、シリコンゴムのちぎれた部分に直接塗るのではなく、外側からちぎれたスキマに接着剤を塗りこめていく感じ。ちぎれた部分を開いて塗ろうとすると導電部分に接着剤がついてしまう恐れがあるので、閉じた状態で外側から接着剤を軽く押し込む感じで。塗り過ぎも良くないので程々に。余分な接着剤はハケで取ってティッシュで拭き取る。

 しばらく放置して軽く固まったら余分な接着剤を取り除く。この作業は100円ショップで売っている先が尖ったタイプのピンセットが一番やりやすい。ボタンを押した時の稼働する部分に接着剤が乗っているほど動きが悪くなるので特にそこを取り除く。しかし無理に取り除こうとするとちぎれた部分の接着剤まで取れてしまうので微妙な感覚が必要になる。失敗してももう一度やりなおせるので気楽に。

 うまく余分な接着剤を取り除けたら放置して硬化させる。新品に近い押し心地に戻っているはず。



 同じやり方で他のコントローラーも修理できるはずだが、PS4のコントローラーは分解するのに力でこじあける必要があってちょっと大変だったりする。PS5は持っていないのでわからない。新品は手に入らないし修理に出す時間ももったいない、という人は自分での修理に挑戦してみてもいいんじゃないでしょうか。ただし分解すると保証が切れるかもしれないので自己責任で。