rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

iPadでオープンワールドアクションゲーム『The Pathless』をプレイしている

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https://thepathless.com/

 無料体験中のApple Arcadeで『The Pathless』をプレイ中。

The Pathless

The Pathless

  • Annapurna Interactive
  • ゲーム

 3Dのオープンワールドアクションゲームで弓を使ったアクションが特徴。フィールド上に浮かぶ護符(赤く光る物体)を射抜くと高速ダッシュが可能なため、コレをバシバシ射抜きながらシュンシュン走り回るのが爽快。弓のエイムは全てオートなのでiPadでの操作も簡単。

 相棒のタカが常にそばにおり、捕まって空を滑空したり、重りなどのパズルのギミックを操作してもらうこともできる。さらにいつでもタカを撫でることが可能。かわいい。

 フィールドの各所にあるパズルを一定数クリアし、ボスと戦う、というのがゲームの基本的な流れ。

 マップもマーカーも無いが、視界上に目的地を赤い光で表示してくれる機能があるので迷うことは無い。あえてゲームっぽいシステムを排することで没入感を高めている。ナイス。

 パズルは的を探して弓で撃ったり、重りをスイッチの上に載せたり、炎の燭台に矢を撃って火矢にして他の燭台に着火したり、といった内容。難易度は低めでかなりサクサク解ける。

 ボス戦は逃げる敵を追いかけるパートと直接対決のパートに分かれている。簡単操作ながら炎を活かした演出に迫力があり思わず手に汗握る。



 全体として難易度が低めで、体力ゲージも無ければ落下ダメージも無いし、そもそもゲームオーバーが(おそらく)存在しない。

 ゲームを攻略するというよりも、草原や森、雪原といったバラエティに富んだ美しい風景を味わう探索パートと、炎燃え盛るボスに立ち向かう戦闘パートを「体験」することに重きを置いている印象。癒やし度高し。

 その意味で同じメーカーの過去作である『ABZU』や、同作のスタッフが関わっている『風ノ旅ビト』に近いゲーム性と言える。リニア(一本道)なゲームだったそれらをオープンワールドにしたのが本作、という感じ。

 リニアであるがゆえの演出の巧みさで印象深かったそれらの過去作と比べると、本作はより一般的なオープンワールドゲームに近づいたことで逆に角が取れて印象が薄くなってしまった感は少しある。

 それでも単体のゲームとして見れば本作のゲーム体験は総じて良質。プレイして損はない。

 なによりスマホやタブレットで本格的なオープンワールド体験が味わえるようになったことに時代の流れを感じる。スゴイ。

 ただしタッチ操作にはやや癖があり、移動に使う左の仮想スティックがドンドンずれていってしまう仕様なので時々指を離さなくてはならない。しかもスティックの上にオート移動ボタンがあるので暴発が起きやすい。そもそもオート移動自体を使う機会が特に無いので非表示にしたいんだけどそういう機能も無い。ゲーム全体の難易度が低いおかげで慣れればなんとかなるが、一部のやりこみ要素っぽい場面では細かい操作が必要になるので結構ストレスになる。より快適に遊ぶならゲームパッドの使用がオススメ。