『グランブルーファンタジー』の話。8周年武器交換チケットで六龍武器(アンセスタルシリーズ)を交換しようと思っている人がいそうなので、マグナ編成をする上での六龍武器の評価について考えてみたいと思う。神石編成は使っていないのでわかりません。
六龍武器の特徴
六龍武器は「召喚石の加護の乗らない武器スキル」を持っているのが特徴。その意味ではバハムートウェポンにも似ており種族縛りもない。ゆえにマグナ編成でも活用できる。
一方で単純に攻撃力が上がる攻刃スキルを持っているのは風属性の「イーウィアビーク」のみなので、ある程度使い所を選ぶものもある。
主な入手方法は六龍HLマルチバトルからのドロップ。EXスキルが実装されて以降はドロップ率が緩和されかなり入手しやすくなった。ただしドロップは自発赤箱、順位赤箱、青箱のみらしいので、ただマルチに参加してワンパンするだけでは手に入らず、自発条件がランク150以上かつ高難易度の六龍シングルバトルのクリアが必要なのである程度ハードルが高い。
性能の高いものを武器交換チケットで交換しておけばわりと末永く使えるハズなので、六龍HLマルチバトルを自発できない人は交換するのもかなりアリだと思う。
いずれも第二スキルの効果が「相手の最大HPに依存した与ダメージ上昇」という特殊な効果であり、HPが多いマルチボスに対しては与ダメージ上昇の効果が2本で上限に到達するため、2本持っておけばOK。ただしイベントボスやアーカルムの転生などHPが低い相手の場合は3本以上の編成が有効になる場合もある。
六龍武器のチケット交換優先度について
イーウィア・ビーク≧フェディエル・スパイン>ガレヲン・ジョー>ワムデュス・ナイダリア>ウィルナス・フィンガー
「六龍自発できないけどとりあえず六龍武器で短期的にパワーアップしたい」という層にとって「おそらく有用だろう」と思われる武器を想定した上での優先度であり、要するにほとんど想像なのであくまで参考程度にしていただきたい。理由は以下。
ウィルナス・フィンガー
- 炎威の背水:火属性キャラのHPが少ないほど攻撃力が上昇(特大)
- 朱の誓約:火属性キャラのHPが少ないほど与ダメージ上昇
火属性六龍「ウィルナス」がドロップする拳。フィンガー=指。
発動スキルはどちらもいわゆる背水であり、HP100%時は第二スキルの効果で与ダメージが1万上昇するのみ。そのためバトル開始時はほとんど何も装備していないのに近い状態に近い。
神石編成の場合、バトル開始時からHPを減らす武器や、HPが減るほど防御力がある堅守スキルを持った武器を編成可能なためある程度活用が可能であり、実際に古戦場でウィルナス・フィンガーが活躍した実績がある。
しかしそれらが無いマグナ編成で低いHPをキープするのは困難なため、はっきり言って使い辛く、入手優先度は低め。ある程度マグナ編成が完成しても使い所がほとんど無い六龍武器はおそらくコレだけ。
どうしても火属性拳のメイン武器が必要ならSRの「コロッサスフィスト」やサイドストーリーの武器を装備しておくのがいいと思われる。
ワムデュス・ナイダリア
- 水禍の技巧:水属性キャラのクリティカル確率上昇(特大)
- 碧の誓約:水属性キャラがクリティカル発動時に与ダメージ上昇
水属性六龍「ワムデュス」がドロップする槍。ナイダリア=クラゲやサンゴなどの「刺胞動物」を指す。
その性質上、クリティカル率を100%まで上げるいわゆるクリティカル確定編成を組んで運用することが前提の武器。
クリティカル率が上昇するマグナ武器はオールド・プライマルシリーズの「オールド・オベロン」、四象武器の「冬ノ霜柱」、マグナシリーズの「リヴァイアサンスピア・マグナ」などがあり、これらを完凸した上で召喚石のリヴァイアサン・マグナを5凸する必要がある。
要するに運用するにはかなりの周回が必要なためマグナボスと戦ってマグナ武器を集めている層向けの武器とは言い難い。中途半端に無理をしてクリ確定編成を組んでワムデュス・ナイダリアを組み込んでも、素の攻撃力が足りないためあまりダメージが伸びないハズ。
なお、ある程度マグナ編成が完成すると非常に重宝する武器となる。両面マグナ石の場合、ワム槍2本+霜柱+リヴァ槍でダメージ重視のクリ編成、ワム槍2本+オルオべ3本でHP重視のクリ確編成、と柔軟な編成が可能。
第二スキルの与ダメージ上昇がポセイドンやリミテッドランスロットといった多段攻撃を持つキャラと非常に相性がいいのもプラス。
ガレヲン・ジョー
- 厳迫の秘奥:土属性キャラの奥義ダメージUP(特大)
- 金の誓約:土属性キャラの奥義の与ダメージ上昇
土属性六龍「ガレヲン」がドロップする銃。ジョー=顎(アゴ)。
発動スキルがどちらも似たような効果で紛らわしいが、前者が奥義の基礎攻撃力の上昇、後者が奥義のダメージ計算後にさらにダメージが加算される、といったイメージ。
とにかく奥義のダメージを伸ばすというわかりやすい性能であり、アサルトタイムやレリックバスターのリミットバーストなどの奥義編成で周回効率を上げられるが、攻撃力そのものを上昇させる効果は無いため汎用性はやや劣る。
十賢者のカイムを入手していわゆるハイランダー編成を組めるようになり、他のマグナ武器も集まってくる頃になると、攻撃力よりもダメージ上限を伸ばせる武器が欲しくなってくるため、通常のフルオート編成などでもがレヲン・ジョーを使える機会が出てくる。
剣豪、サテュロス、オクトー、バレンタインモニカといったキャラで組む高難易度の奥義編成を組む場合も編成の第一候補。
イーウィヤ・ビーク
- 劫風の攻刃:風属性キャラの攻撃力上昇(特大)
- 翠の誓約:風属性キャラのアビリティの与ダメージ上昇
風属性六龍「イーウィヤ」がドロップする刀。ビーク=嘴(くちばし)。イーウィ「ア」では無いので注意。
第一スキルの効果により、とりあえず装備するだけで確実に攻撃力が上がるためかなり汎用性が高い。攻刃の効果量が4凸バハムート武器を上回っており、マグナ編成との相性がいい。
第二スキルもシンプルにアビリティダメージが上昇するため強力。特に多段アビダメを持つバレンタイングリームニルやシャトラといったキャラを運よくガチャで入手できたなら目に見えてダメージが増加するはず。
さらに「ディストリーム編成」や「タイム・オン・ターゲット編成」といったアビダメで高速周回する編成にも最適であり、相手によっては3本以上必要になる場合もある。その意味でもチケット交換はアリ。
ル・オー・ホーン
- 威光の三手:光属性キャラの連続攻撃確率上昇(特大)
- 白の誓約:光属性キャラが通常攻撃の2ヒット目、3ヒット目、4ヒット目それぞれの与ダメージ上昇。
光属性六龍「ル・オー」がドロップする斧。ホーン=角。ルがドロップするオー・ホーンではない。
攻撃力が上がるスキルを持っていないため、編成すると目に見えて攻撃量が下がる。とりあえず編成すればいいような武器ではない。
一方、編成を突き詰められるようになると、多少火力が落ちても連撃率アップと与ダメージ上昇の恩恵のほうが大きくなるため、編成に入れられるようになる。ネハンやジャンヌダルク(リミテッド)といったキャラでTA確定させるとさらに第二スキルの恩恵が増す。奥義効果が優秀で、最近実装されたヴァイキングのメインで持てるのもプラス点。
なお「攻撃が4ヒット」とはガイゼンボーガなどが持つ「クアドラプルアタック」が発動した時を指している。
フェディエル・スパイン
- 呪触の渾身:闇属性キャラのHPが多いほど攻撃力が上昇(特大)
- 黒の誓約:闇属性キャラのHPが多いほど奥義の与ダメージ上昇
闇属性六龍「フェディエル」がドロップする剣。スパイン=背骨。背骨を引っこ抜いて武器にしていると考えると恐ろしい。しかもフェディエルはキャラとして実装済みっていう余談。
第一スキルがいわゆる渾身でありバトル開始時から攻撃力を上昇できるため、イーウィヤ・ビーク同様に汎用性が高い。武器種がレリックバスターで持てる剣なのも始めたばかりの層には嬉しいハズ。
奥義ダメを伸ばせるので編成を突き詰めた人でも奥義による短期周回で使うためムダになりにくい。
マグナ編成でもフルオート編成を組む場合はリッチ斧(ガチャ武器だが武器、キャラともに超強力なので最優先で取得がオススメ)やアゴナイズ、アバター杖といった武器を入手する頃になると編成からは外れてくるが、だいぶ先なのであまり気にしなくていい。