rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

『メタルギアソリッドV』を再プレイし、改めて自分がステルスアクション好きだと気づくなど

METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES + THE PHANTOM PAIN - PS4

 ちょっと『メタルギアソリッドV ファントムペイン』を再プレイしたら意外なほどにハマってしまっている。とてももうすぐ7年目のゲームとは思えない。ぜひ引っぱり出してプレイしてみて欲しい。

 PS4版はストーリーをクリアしたところで終えていた(PC版は実績全解除までプレイ済み)ので、ミッションタスクやSランククリアをちょっとずつ埋めている。改めて自分がステルスアクションゲームが好きであることを思い出した。

 しかし残念なことに、昨今は大作と呼べる規模のステルスアクションゲームが少なくなってしまっている。自分の観測から漏れているのでなければ。

 メタルギアシリーズは続編が絶望的になり、『アサシンクリード』シリーズはステルス要素がどんどん薄くなっている

 『ヒットマン』はなかなか楽しめたが2以降はあまりゲーム性が進化していなかったので興味が薄れてしまったし。『ウォッチドッグス』も最新作レギオンの評価が散々だし。『Dishonored』も『スプリンターセル』もめっきり音沙汰がない。

 自分がステルスゲー好きな理由は「こっそりバレないように近づいて倒す」のが気持ちいいからだ。世の中に「敵を倒す」ゲームが多いのはおそらく人間の狩猟本能がそれを求めているからだろうとエセ生物学的に考察しているのだけれど、同じくらい「こっそり倒す」快感も狩猟本能に根ざしているのではないかと考えている。

 いや、考えて「いた」と言うべき状況になりつつある。なにせこれだけ大作ステルスゲームが減っているわけだから。

 とはいえゲームにおけるステルス要素が無くなったわけではない。例えば昨今流行の対戦型FPSゲームにも多かれ少なかれステルス成分は含まれている。自分は配信などを見るだけのいわゆる動画勢だけれども、『Apex Legends』では味方全滅して1人になったら順位を上げるためにハイド(隠れる)するし、『Valorant』も敵に気づかれる前に撃つという局面がよく出てくる。

 あと今思い出したけど『Dead by Daylight』も完全にかくれんぼゲーだ。こちらも動画勢だけれども。

 しかし自分がプレイしたいのはあくまでソロプレイヤーのステルスゲームだ。自分の求めるゲーム性とは大きく外れる。

 それと個人的な趣向として銃で撃ち合うタイプの対戦ゲームはあまりプレイしたくない、というのもある。唯一ちょっとだけハマったFPSの『オーバーウォッチ』ももっぱらタンクやサポートを使っていたし。銃で敵を撃つメタルギアと対戦FPSのなにが違うのかと言われても上手く答えられないが、とにかく体が受け付けない。この先の人生でこの体質が変わることがあるのだろうか。



 話を戻すとメタルギア。発売した頃は色々ゴタゴタがあったのももう数年前のこと。35周年で販売停止中タイトルの再開に向けて動いているというニュースもあったし、なんとか権利の問題をクリアして新作が出てくれないかと淡い期待を抱いているが実現は相当難しいだろう。かと言ってメタルギアサヴァイヴみたいなのをまた出されても困るし……。

『メタルギア』シリーズ35周年!販売停止中の『MGS2』『3』も再開に向け準備中 | Game*Spark

 そもそももし権利問題がクリアされたとして、常に新しいものを作ろうとし続け『デス・ストランディング』という実に斬新なゲームを物した小島監督が、ポリティカルフィクションとステルスアクションという、これまでやり尽くし、かつこれがなければシリーズ作たり得ない要素を持ったメタルギアをもう一度作りたいと考えるだろうか。ちょっと想像しにくい。

 コジマプロダクションに所属する才能ある若手が小島監督監修の新作を作ってくれる、なんてストーリーも妄想してしまう。でもコジプロって今のところデスストしか作ってないよなぁ……。

 あまり妄想を書き連ねるのはやめておこう。とにかく面白いステルスアクションが今後も作られることを願って止まない。